「眠りすぎないように」選評用スレッド
峯岸@管理者 / 2021-10-30 00:01:07 No.68
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磯村咲◆8fbabe / 2021-11-07 23:02:16 No.69
ひねった作品が多く、眠りすぎるどころか、選評を考えて眠れなくなりました。

〇<眠りすぎないように10>
> うさぎは三日眠り続けると、もう目覚めない。死ぬわけではない。ただ生き
 作者がどのようにこの話を思いつき、このような作品に仕上げたのか、さっぱりわからないのだが、不思議な魅力がある。
 眠り続けるペットのうさぎに何も物語を付与せず、その子がまた眠り続けるかもしれない状況も結果的にそのまま受け入れるだろう主人公の心の振れ幅から、微妙すぎる波が寄せてくる。

〇<眠りすぎないように13>
> 睡魔が睫毛に腰掛けて、曖昧になってくる。目蓋を擦ってもふわり舞っては
 全作品中、1番眠りすぎそうなので正選にしましたが、数を増やしても戯れに目を閉じられてしまうようなやや非力な睡魔に物足りなさを感じました。タイトルからすると、もう少し強力または巧妙な睡魔であって欲しかった。 

△<眠りすぎないように5>
>「目覚ましはやめた方がいい」
 本体は既に仮死状態に入る準備を整え、仮想空間にいる意識もそれぞれ戻って眠りにつく場面でしょうか。登場人物達のリラックスぶりから技術が確立されていることが窺え、心配はなさそう。

×<眠りすぎないように8>
>静かな、夜だった。
 読点のリズムや、空白、改行で、感覚上の時間の流れが視覚的にも表現され、昨今では雪崩に巻き込まれて助かった人視点の動画を目にする機会もあることもあり、場面が臨場感を持って浮かんでくる、描写の優れた作品ですが、このタイトルではないと思います。

以上です。

空虹桜◆7a91dc / 2021-11-08 05:27:42 No.70
この時期のこの時間は挨拶に困りますね!
それはそうと、今回のタイトルからすると、
本文はなんらかの反転をしなきゃいけないわけですが、
素直に反転すると予想の範囲内なので、
ひねくれて反転すると一周回って反転しないから、
なんの驚きも無くなるという、ちょっとした嫌がらせですよね。
じゃあ、どうするよ?ってところを楽しみに読みました。

○<眠りすぎないように5>
>「目覚ましはや
×にしたかったのだけど、×は2つ送れないので○で。
一読目には気づかなかったのだけど、
再読してたら、森博嗣っぽいことやろうとしてるのかもなぁ?と。
ギミックとして意図的に並べられた言葉や三点リーダは、
ランダムにしては変位量がすくないし、
流行にしては加齢を感じなくはないのだけど、
その手の端々はまぁ、本質ではない。たぶん。
この会話は誰と誰の間で交わされているのか?
というと、実は自分の中でなんじゃないかと思うのです。
TOKYO No.1 SOUL SET「ヤード」でいうところの
「ちょっとした夢の話」なんじゃないかなぁと。
だとすると、タイトルになにひとつ従ってないように見えるので、
やっぱり×にすべきなんだけど、×は2つ送れないので○で。

○<眠りすぎないように10?>
> うさぎは三日眠り続
読み切れている自信はまったく無くて、
しかし、物語を読んだ手応えというか実感はたしかにある。
しいて言えば、物語の感触に対して、
このタイトルは柔らかすぎる、あるいは親切すぎる。
もうちょっと硬質な優しさの方が相応しい気がする。
違う。
そっちのがアタシの趣味だ。
祈りは、尚のこと深く、強くなる。
いずれにせよ、これは愛だな。

×<眠りすぎないように8>
>静かな、夜
×にしたのは長く感じたからだったのだけど、
エディタに貼り付けたら501文字だったので、
アタシの誤読というか誤差の範囲かな?
北の山の民ではあるのだけど、完璧な雪崩には遭遇したことがないので、
タイポグラフィチックな演出と選ばれた比喩の「適切さ」を
ウマいこと評価できず申し訳ない。
描こうとしたことを書き切った感はあるので、無印にはできずでした。
ちなみに、冬場の銃声はどちらかというとエゾシカ狩り派。

胡乱舎猫支店◆4926c5 / 2021-11-14 20:51:59 No.71
こんばんは。胡乱舎猫支店です。結構読み応えありましたね。
選評行きます。

◯眠りすぎないように1

>それは五歳の誕生日にもらった

毎日そんな事をしていたら疲れるでしょうにと思って読み進めていたらどうも両親と呼ばれる生身の人間が夜な夜な楽しむ(?)為の人形同士の戯れの様ですね。

×眠りすぎないように3

>「ほら、コーヒー来たよ。」

面白いのですが「お題からは1番遠いかな?」という自分基準で逆選とさせていただきます。眠らないと夢は見ないですが「眠りすぎない」よりも「夢を見すぎない」ことの話かなという感じがしました。最後に夫が暴言ぽい事を言ってますが主人公は「やっちゃった」んでしょうか?


◯眠りすぎないように7

>昔、おばあちゃんがよく言っていた事がある。

眠るというのはどうも死の影がチラつきますね。
順調に物事が進み始めたあたりからの現実感の無さが祖母に言われていた通りになったのだろうなと思いました。母親が祖母亡き後の主人公の睡眠時間を気にしてそして父親が出てこないのはそういう定めの一族なのでしょうか?

以上よろしくお願いします。

脳内亭◆97ae83 / 2021-11-14 23:11:37 No.72
 コンバンハ、脳内亭です。

 今回のタイトルはどうにも相性が悪かったようで、頭をどうひねっても納得のいくものが書けなかったです。厳しかった。
 では選評です。よろしく願います。



◎眠りすぎないように14
>「えっ、一日十時間?」

 このタイトルでこういう言葉あそびに着地するところが良かったです。


×眠りすぎないように12
> 明日が試験なので、今夜は徹夜を覚悟せねば。

 思いついてもとても書けないようなダジャレをぶっ込んだ勇気を買いたい。



 以上でっす。
 では脳内亭でした。

miyuu2◆ab251e / 2021-11-14 23:32:29 No.73
管理人様、皆様、こんばんは。
今回も、家族の前で読みました。会話が生まれ、笑顔も出ました。
毎回、勉強になります。

〇<眠りすぎないように1>
>それは五歳の誕生日にもらった、オーダーメイドの高級品。

単純に自分も「ほしいな」と思いました。これなら不眠症が解消されるかも。

〇<眠りすぎないように2>
>夢の中でしか会わない友人がいる。

現実に戻れなくなりそうで、「怖いな」と最初に思いました。この後、どうなっちゃうんだろうと思いました。

×<眠りすぎないように11>
>物理的な拠り所がないので、

魂の状態かな?と思いました。ずっと眠っているままの状態に感じました。

*以下、一言です。

<眠りすぎないように12>

いや~、笑いました。私も安眠豆腐を食べ、ぐっすり眠りたいです。

<眠りすぎないように13>

睡魔が、可愛い妖精さんに思えました。綺麗な作品と感じました。

以上です。

たなか◆535f38 / 2021-11-14 23:49:25 No.74
たなかです。
磯村さんのかけてくださったアラームには気づいていたんですが、身体が動かず…… 
結局滑り込みですよっ。よろしくお願いします!


△眠りすぎないように3
> 「ほら、コーヒー来たよ。」

「眠りの底が抜けると夢は裏返る」という設定で、こっちとあっちで、ふたりが役割を
違えて行き来しているらしいのが面白い。「夫」が元の夢のほうを気に入っている理由や、他にも「夢」があるのかが知りたい。最後の行は好みで評価が分かれそうかな。次点で。


×眠りすぎないように6
>  今から寝だみぇ・・・

思い切った一行作品ですが、どう読めばいいのかわからなかったです。
二重の意味に読めるのではということでしょうか。
うーん、それ以上の物語は読み取れなかったので、ちょっと評価し難い。逆選で。


△眠りすぎないように7
>  昔、おばあちゃんがよく言っていた事がある。

どちらが夢なのか、というパターン。語り手がどんどん痩せ細っていく様が、読んでいて
やっぱり切ないし、ちょっとした恐怖を運んできます。ただ、こういった話は今さら感が
あるので、もう少し何かほしかった。飛ばされたあともおさまりがよすぎかな。次点で。


○眠りすぎないように9
>  カチカチと鳴っている。カスタネットみたいな音。わたしは目をあける。

「赤いおばけ」と「青いおばけ」が何を意味しているのか、良いものか悪いものか、
語り手が別の理由でどちらも赤くなっているのはなぜか、答えはあるのだろうけど、
わからないまま読んでも「消えた」瞬間に高まった緊張感が緩み、面白いです。正選で。


○眠りすぎないように13
>  睡魔が睫毛に腰掛けて、曖昧になってくる。目蓋を擦ってもふわり舞っては腰掛け

絵的にコミカルなのが楽しいです。睫毛に腰掛けている様も、ああ、なるほど、と思うし、
ふわり舞ってはまた腰掛けたり、数が増えていくのも、わかるわぁ、という印象でした。
最後、睡魔に負けてしまうわけではないんですね。語り手の人、強い! 正選で。

つとむュー / 2021-11-15 00:05:21 No.75
【選評】眠りすぎないように

〇<眠りすぎないように1>
>それは五歳の誕生日にもらった、オーダーメイドの高級品。
「ネジを巻く」という時間を制限する行動を上手く使った作品でした。
普通、ネジを巻いている間は活動するものですが、その間は眠っているという。
その逆転の発想が素晴らしかったです。

〇<眠りすぎないように12>
>明日が試験なので、今夜は徹夜を覚悟せねば。
なんで杏仁豆腐? と思っていたらそんなオチとは!(笑いました)
この後、主人公がどうなったのか心配です。

△<眠りすぎないように2>
>夢の中でしか会わない友人がいる。
夢の中の友人と同じ人生を歩んでいくところが興味深かったです。
眠りすぎ=彼に連れて行かれる、のその後も読んでみたかったです。

△<眠りすぎないように10>
>うさぎは三日眠り続けると、もう目覚めない。
二歳から眠っているとはすごいですね。
思わず自分も、ミアが生んだ子供が眠りすぎないよう祈ってしまいました。

×<眠りすぎないように7>
>昔、おばあちゃんがよく言っていた事がある。
不思議な作品でした。
最初の幸せな人生が夢だったのか、悪夢の部分が眠りすぎだったのか、
はたまた天井付近から眺めているのが夢だったのか?
とても印象に残ったので、×にさせていただきました。

以上、よろしくお願いします。

遠音◆56c847 / 2021-11-15 01:54:31 No.76
すみません、時間が過ぎてしまいました。
今回の評を書いていて、私は筋や理屈が通ってないと引っかかってしまう性質なのだなぁとつくづく思いました。が、引っかかりがあってもさらっと流せてしまうものもあり、その辺りの区別を他の方々にも納得がいくように書き表さないと、とも思いました。
まず、得点がらみの評4作、次に選外評になります。

◯眠りすぎないように11
> 物理的な拠り所がないので
「おらは死んじまっただ」だけ方言なのは、昭和の某ソングの歌詞なのだろうが、知らなくても面白く読めると思う。
死の恐怖とは、肉体が息絶えることではなく、今蠢き続けている自分の思考が永遠に途絶えてしまう恐怖なのだろうな、としみじみしてしまった。
正選です。


◯眠りすぎないように13
> 睡魔が睫毛に腰掛けて
たわいない一幕、小説というには断片的だけれど、これ以上付け足すことはない過不足のなさがよい。
好みは分かれそうだけど、擬人化も自然で、無理のない描写も好印象。
正選です。


△眠りすぎないように10
> うさぎは三日眠り続けると
作品を貫く空気、ゼリーのような静けさ、密度がよい。最後の一行が効果的。
七年以上も眠り続けたうさぎが妊娠?と脳裏に疑問がわくが、それはそれ、と流して読めてしまった。
ミアの子供への祈りが、目覚めますように、ではなく「共に歩ませてください」というのが沁みた。
次点です。


×眠りすぎないように12
> 明日が試験なので
えええと思ったが、いかようにも展開できそうな話を駄洒落ですこーんと落としてしまう潔さは気持ちいい。
愛を込めて逆選です。


<以下、選外評>
眠りすぎないように1
> それは五歳の誕生日に
伏線や謎が少しずつ解き明かされていくようで逆にわからなくなっていく展開が細やかで、単にホラーだと言い切るのをためらわせる、良い意味で。
少女型とおぼしき目覚まし時計への嗜虐趣味的仕打ち、少年かと思いきや「わたし」、そして実は「わたし」の胸にもあったネジ型突起。そもそもなぜこの目覚まし時計は寝床へ引きずり込まれるのを嫌がるのか、目覚めた時も逃げようとするのか?
パーマンのコピーロボットを思い出したが、この「わたし」こそがロボットであり、この目覚まし時計が尽きてしまわないよう奉仕しているのかも、とふと思った。

遠音◆56c847 / 2021-11-15 01:57:16 No.77
<選外評 続き>
眠りすぎないように2
> 夢の中でしか会わない友人
夢の中でしか会わないのに、友人?と思ったが、夢の中で知り合い、友人になっていったのだろう。
「でもどこへ戻そうって?」と思った時点から自分の生きる唯一の基盤、世界が揺らぎ始め、だんだん散り始めていくのがわかる。
ラストの「ここは、どこだ。」は印象的な止め方だけど、個人的には、こういう断言ではなくいまだに迷いや曖昧さの中にいる形が欲しかったと感じた。


眠りすぎないように3
> 「ほら、コーヒー
夢が裏返るという、恩田陸的な展開にちょっとわくわくした。ただ、男性の「この夢が気に入っているんだ」でてっきり彼の夢の世界のことかと思いきや、「僕の身の上には実際に起きること」というくだりで混乱した。「この夢」は男性の夢ではなく、男性を取り込んだ「私」の夢のことか。
ラストは怖かったが、これはホラーではなくロマンス、だろうか。でもときめかないのは、個人的にはストーカー気質を感じたからかもしれない。読者によって捉え方が変わりそうなのがいいなと思った。


眠りすぎないように4
> 「中高と朝起きれなくて
会話は普通に面白く読んだが、「打算は、ボンヤリ気づかれる程度が効果的」や「僅かにテンプレから外れた不用意を(以下略)」辺りが感覚的に理解できなかった。読者は知らなくても構わないテンプレがある、ということで流していいのだろうか。(すみません、設定等が引っかかると読み進みづらくなる性質です。)
「周囲は強さを求められていると信じて疑わない」が、省略されている主語が何なのかピンと来ず、「周囲は『強さを求められている』と信じて疑わない」のか、「『周囲は強さを求められている』と信じて疑わない」のか、どっちなのかもわからずとまどった。

遠音◆56c847 / 2021-11-15 01:58:59 No.78
<選外評 続き2>
眠りすぎないように5
> 「目覚ましはやめた方が
次第に状況や設定が明かされていく過程が楽しい。「共有エリアを出ると言葉は分かたれ奥に進むとドアは消滅した」という辺りはドラえもん的近未来世界を連想した。自動翻訳機能が備わった空間って、よく考えたらすごい。
ただ、目覚ましを「んんーでも必要ないよね?」と言われたり、起きられないのは「ありえない…と思う」という理由が明かされず、少しもやもやしてしまった。「「ready 」を示す色の点滅が急かしてい」たりするということは、時間どおりに起きないとエマージェンシー的な作用が発動する?


眠りすぎないように6
> 今から寝だみぇ・・・
引用で全文使ってしまう短さ自体は、問題はないけれど、うーん、もうひとひねりを!


眠りすぎないように7
> 昔、おばあちゃんが
ラストが怖いが、ラストだけでなく、自分が衰弱していく様を何日も“夢”に見続けるという経験も同じくらい怖い。こんな体験はしたくないです。
合格した辺りから駆け足になる描写は邯鄲の夢を思わせたが、実は逆パターン、というのもひねりがあっていい。


眠りすぎないように9
> カチカチと鳴っている
理屈で言えば引っかかるところはなくもない(青ざめるのではなく「わたしの顔は赤くなっているに違いない」)が、実際はあまり引っかからずにするすると読めた。少女と思しき「わたし」の、大人の常識とは異なる独自の世界観に生きているお話と認識したからか。
睡眠時間が長くなると現れるおばけ? 怖いものに思えるが、後半では少女を死の淵から引き戻した“良きもの”にも見える。ラストの消え方が印象的。なぜか『1Q84』内で引用された内田百閒の小説を思い出した(タイトル思い出せず)。


眠りすぎないように14
> 「えっ、一日十時間?」
「夢月」がなんと読むのか、気になって仕方なかった。「ゆづき」? ここだけの話、世にあふれているキラキラネームって読み手に対する挑戦状だと思う。
閑話休題。「留美子を論破するには「寝すぎ」の危険性をアピールするしかない。」の辺り、盛大に論点ずれてませんか夢月さん?と思ってしまった。
このやりとりなら寝る時間の長さが論点となるはずなのに、ずれていって「寝すぎ」と「眠りすぎ」の表現の論点になっている辺り、若い子らしい展開だと思った。

以上です。

海音寺ジョー◆2819bb / 2021-11-15 18:15:00 No.79
○眠りすぎないように9
>カチカチと鳴っている。
赤と青のお化けは、単なる幻像なのでしょうか。奇談めいてるのに、なぜか納得感がありました。子供のころに観た、カラーのセロファンを使った影絵芝居を想起しました。

○眠りすぎないように13
>睡魔が睫毛に腰掛けて、曖昧になってくる。
ユーモラスですごく良かったです。睡魔って、ちっちゃいんですね。

△眠りすぎないように1
>それは五歳の誕生日にもらった
さいごの、二つの大きな悲鳴という言及で、主人公(語り手)が人形と同化しているのだと読みました。眠り、起きることが恐ろしくなる話でした。

△眠りすぎないように5
>「目覚ましはやめた方がいい」
二人が会話している場所は何処なのだろう?宇宙の果ての密閉された空間で、眠ることができる人間は一人もいない世界なのかも、と空想しました。

✕眠りすぎないように4
>「中高と朝起きれなくて、自分が怠惰な人間だと思ってたんです」
タイトルに合ってるというのは分かるのですが、どこがテンプレで何が不用意な(発言だった)のか、何度繰り返し読んでも読み解けませんでした。何がしかの手掛かり、補助線が欲しかったです。

眠りすぎないように10
>うさぎは三日眠り続けると、もう目覚めない。
うさぎの夢の中の世界が、本来のうつつの世界なのかもと想像しました。目覚めの来ない眠りは、死とどう違うのだろうか?と、考えさせられました。

毎度遅くなりすみません、以上です。よろしくお願いします。

名もなき人 / 2021-11-22 14:30:03 No.80
こんにちは、まつじです。
完全なる遅刻なのですが、感想だけ、感想だけは。と考え、投稿させていただきます。
いろんな眠りがございましたね。
それでは皆様、ごきげんよう。いつもありがとうございます。

<眠りすぎないように1>それは五歳の誕生日にもらった、オーダーメイド
ヒト型の目覚まし時計をめぐるエピソードが不思議な妖しさで描かれているなか、不意に現れる「おかげでわたしは寝過ごしたことがありません。」で、ふっと一瞬気が抜けるところが好きでした。

<眠りすぎないように2>夢の中でしか会わない友人がいる。先月ぐらいから、
「そもそもそれは夢なのか」という問題も発生しそうな気もしますが、「これが夢だと思ってるけど、他の人の見てる夢とは全く違うしろものなのではないか。」には、色々なことが当てはめられそうでハッとさせられました。

<眠りすぎないように3>「ほら、コーヒー来たよ。」
夢の中の住人なりの悩みがあるという設定が面白く、夢が裏返るとか、映像化するとどうなるんだろうなと想像してみたりしました。平易で淡々とした語り口なんですが、急に乱暴になる感じのラストのセリフが怖かったです。

<眠りすぎないように4>「中高と朝起きれなくて、自分が怠惰
強かな女子、という感想を書こうとして、なぜ語り手が女子だと判断して読んだのか考えてしまいました。三行目あたりから女子だと思っていた節があり、判断が早すぎて自分が少し怖い。雰囲気が不意に変わるラストが印象的です。

<眠りすぎないように5>「目覚ましはやめた方がいい」
言葉にまつわる凝ったことをしている気配がするのに読みきれない私。けれど、ラストの眠りにダイブするシーンに底はかとないかっこよさを感じました。おやすみの先に、新しい世界が待っているような。

<眠りすぎないように6>今から寝だみぇ・・・
寝だめしすぎは眠りすぎとは異なるのか、なんて考えてしまいました。もとネタがあるのかもしれないけど、それをキャッチするアンテナは私にはなかったようで大変恐縮です。

まつじ◆d0c635 / 2021-11-22 14:31:02 No.81
 <眠りすぎないように7> 昔、おばあちゃんがよく言っていた事がある。
感覚的には本来生きた年数よりも、長い人生を体感(?)したのは、はたして幸運だったのか不運だったのか。試験の前日が眠りすぎというほどの眠りに感じられなかっただけに、奇妙な哀しさを感じさせられました。

<眠りすぎないように8>静かな、夜だった。
硬質でしっかりした内容の書きくちが、中盤からがらりと変わって怒涛のようなイメージ描写。そのまま閉じられるドア。落差というかギャップというか、見せ方が映像的で素晴らしいと思いました。

<眠りすぎないように9>カチカチと鳴っている。カスタネットみたいな音。
「赤いおばけと青いおばけ」というのが、いいですね。カチカチ鳴らすだけというのが大変好みです。一行目のカスタネットという単語が、イメージを想起させるのにもよく効いてるし、視覚的にもやわらかさが出て、すごいなと思いました。
 
<眠りすぎないように10>うさぎは三日眠り続けると、もう
目覚めないうさぎの謎な生態が気になりますね。子供まで産むとは、一体どういうこと?という疑問を置き去りに、語り手の不安とか切望がぎゅっと詰まったラストは、理屈でなく感情に訴えかけてきました。

<眠りすぎないように12>明日が試験なので、今夜は徹夜を
あとで冷静になってみると、なんでそんなものがあるんだろうかというツッコミどころはあるのですが、そんな野暮はさておいて脱力させられてしまう素晴らしき未来道具。いや、未来の道具ではないんでしょうけど。

<眠りすぎないように14>「えっ、一日十時間?」留美子が
「寝る姫」というフレーズが気に入ったのかなと感じましたが、私も好きです。彼らがおっしゃっていることはよく分かりませんが、一年間もこの話を続けられるというのは素敵なことで、大変微笑ましく読ませていただきました。

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