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イラスト表現の件
675@管理人 / 2010-02-15 09:50:00 No.1336
過日お二方から指摘をいただいたイラストの表現に関して、かなり思うところ(+反省)がありました。
全体的な線の太さが変わった点については、前述の理由(画像サイズとの関連)の通りなのですが、
「背景の情報量が増えてキャラが見えにくくなった」「線の種類(細・太)が減った」という点に
関しては、やはり自分としてもかなり好ましくないマイナス傾向であるように思われます。
背景を描き込むようになったのは「絵でシチュエーションを説明する」という意図あっての事ですが、
考えてみればこれって、止め絵を重視する昨今のエロゲーと同じ表現手法だとも言えるわけでして。
動きと展開でシチュエーションを見せるアニメの表現手法とは、相容れないのは当然かも知れません。
セル画の下に配される背景イラスト以上の描き込みは、やはり全体を煩雑にするのでしょうね。
そして線の強弱。これも、言われてみればルーティンワークならではの均一化が進んでいます。
以前の線は正直、オリジナルのセル画よりもさらに太くて強弱も極端でした。どちらかというと、
『新世紀くりいむレモン・エスカレーション〜Die Liebe〜』の線に近かったと言えるかも。
しかし、そのくらい極端だからこそ、セル画的なイメージが色濃かったのだと思います。
例えて言うなら、物まね芸人が真似る相手の特徴を大袈裟にするような感じでしょうか。
全体的な太さは別として(背景には線がないので)、線の強弱が淡白になればセル画的な
キャラのイメージが弱まるというのも、ある意味当然の結果なのかも知れません。

そういった変遷を経て作成している今の絵が、いいかどうかはとりあえず別の問題だと思います。
しかし「昭和的なセル画風」が「現代的なCG風」になっているというのは、間違いなく当初の
コンセプト「オリジナルにできる限り近い表現で」から逸脱する傾向だと言えるわけでして。
トレスが出発点である当サイトのキャラの顔がオリジナルに似ているのは、ある意味当然です。
その部分だけに特化して全体の表現が映像作品としての「ラル」から遊離するのでは、やはり
目指す方向がずれて来ていると言わざるを得ないと思います。

そんなわけで、ちょっと視点を変え、原点に戻るイラスト作成に切り替える事にしました。
「2月中」と言っていた「ユリア×黒山羊」も、今の表現ではやはりちょっと違うものに
なってしまいそうなので、見直しが済んでから改めて挑戦したいと思います。ご了承のほどを。

貴重なご意見ありがとうございました。ほんのちょっとだけ、山にこもってきます。

Re: イラスト表現の件
文無し / 2010-02-15 14:05:00 No.1337
ども、お疲れ様です

絵柄云々は門外漢ゆえいつもエロ可愛いなぁこんにゃろめぇってな感じなんですがw

初期のトレス変換イメージからオリジナルシチュ多めに変わり
元の絵柄を踏まえつつ描いていた物が
自分のモノとして熟練された為にオリジナルと差が出てきたのかもしれないですね

ラルの世界が675さんの手で更なる広がりを見せていると
拘る事は大切で決して悪い事ではないでしょう
また、変わっていく事も必ずしも悪い事ではないと思います

ですから私から言える事は只一つ

山篭りする時には片眉を落すのが作法である!と


駄文失礼致しましたw
それではまたの機会に

Re: イラスト表現の件
ドラコ / 2010-02-15 19:51:00 No.1340
暫くお会い出来ないようで、残念です・・・

私、実は建築設計やパースの作成を業務を生業としてまして
A3図面をA2に変換したとき、お客さんから
「線の太さ変えた?」と聞かれる事が多く
細部を拡大して書いてる自分では、
気がつく事があまりないだけに
「普通の人から見るとそうみえるんだぁ」
と勉強になった経験がありまして・・・。

また、先日のなんとなくCG風といったのは
アダルトゲームの画像っぽくなってきたのかな。
という意味も確かにあったと思います。
キャラ部がエッジの効いた線画で描写され
背景とキャラが別の存在としてではなく認識される絵から
全体で一枚の絵のようになった印象を持ったんだと思います。
また、肌陰影グラデの階調の変化に関しては、
これまで印象が強かった黒の輪郭線の存在感が
やや薄まったため、肌階調差が目立つように感じたのかも
知れません。

いずれにしろ、個人の主観レベルの事を
申し上げただけですので、先生は先生の納得する世界
を描いていただければ私は満足して、
どこまでも支持させていただきます。

数々の不躾な発言、まことに申し訳ありませんでした。
ご容赦ください。



Re: イラスト表現の件
力三 / 2010-02-15 21:38:00 No.1342
昭和風に原点回帰されますか。
画風については正直わかりません。
悩まれたようですが、どのような決断であれ、支持します。
確かにあの時代はよかった、、、。ノスタルジーと二度とは手に入れられない若さ故の未熟なときめきを感じますねぇ。
アニメの表現も今より多少荒々しかったかも知れませんが、挑戦するような無知故の強さのようなものを感じましたね。
アダルトアニメも豊富でなく、非常にマイナーなジャンルでしたが、作り手も受け手も手探りで頑張っていたような気がします。

山から戻られるのをただ待つしかないのは辛いですが、675さまが製作に喜びを感じる事が最も重要かと思います。
作成中の「ユリア×黒山羊」もいっそう凄みが増した作品になって登場する事をお待ちしております。
(でも山篭り中、原点回帰前の画風のものでもよいから、ちょっとだけ見てみたいです)

Re: イラスト表現の件
猫 / 2010-02-16 16:13:00 No.1343
どうも、猫です。
管理人様が、現在世界で唯一無二の
ラル世界の完全補完を目指される以上
いつかはこの日が来ると思っておりました。

アニメの肌陰影は黒とあと2階調くらい
なのに肌の透明感は抜群でしたね。
確かに肌の陰影表現等は、ややオリジナルとは
異なる表現かと存じます。

昔からヒーローは壁にぶち当たった時は
山篭りするもの。
侍ジャイアンツしかりその他しかり。
素振り十万回から始めるのも一興かと。
ひたすらトレスでも、我々は応援します。

そして、新たな(古き良きか?)キャロン
やユリアが様々な♂と喜悦の表情で姦通する日々
が待ち遠しいかぎり。
しばしのお別れの間、我々は自らの妄想と
戯れることにします。
では。さらば。
雪解け前のお戻りをお待ちしております。

Re: イラスト表現の件
ローライ / 2010-02-16 23:28:00 No.1344
675さん、こんにちは。
ずいぶんとひさしぶりの書き込みのような気がします。
長くご訪問できず、失礼いたしました。
コミケ、ワンフェス、オフ会と怒涛のイベント漬けでしたが、
やっと一段落したので、またやってきました。
しかし、わずか1ヶ月ほどの間に10枚以上ものCGを発表されて
いるとは。
そのペースにも、クオリティにも驚かされるばかりです。
ここまで創作活動が進んでいると今度はサーバ容量に不足が
発生する可能性もありうると思うのですが、どうなのでしょうか。

絵柄の変化が話題となっていますが、これは意識するしないにかかわらず、
不可避のことゆえ、675さんが思うとおり進めるのが唯一の解決策である
と考えます。675さんの益々のご活躍を祈る次第です。

Re: イラスト表現の件
グラマティカ / 2010-02-17 21:30:00 No.1346
675さんこんばんは。

わたしは、同人活動には無知な人物でして、的外れな意見なら聞き流してください。

・「どこかで見た絵柄だ」→「そういやくりぃむレモンpart13だ」と感覚的に判断できるイラスト

・「誰だろう」→(髪型、服装、装着アクセサリーをみて)
「ああ、これはきっとラルのキャラが描かれているんだな」
と記憶に登録された記号的情報から二次的に頭で判断するイラスト


おそらく、675さんが目指されているのは前者だと思いますし、目指す所はそこまで高いのかと感心することしきりです。
ルパンにおいては山田康夫として様式美の世界に生きる事を決めたクリカンのような生き方も素晴らしく、「風魔一族の陰謀」での古川登志夫の演技のような解釈もまた、世界を広げてくれると思い私は評価します。

ラルの世界は未完なのですから、どのようなシチュもありえるのでしょう、675さんの望むままに解釈して広げていただける事が私の望みでもあります。

逞しい黒山羊さんを連れたユリアの降臨は気長〜に待つ事にします。
それでは失礼します。

Re: イラスト表現の件
がる / 2010-02-17 23:58:00 No.1347
「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

 久しぶりに訪問したところ、山ごもりのコメント。
 675さんの腕前なら、多少の注文はスルーもありかと思いますが、この謙虚さが「らしさ」なのでしょうか?
 今年に入って、すごいペースでアップされていただけに、私らも履歴を振り返って、のんびり楽しむ時間をもらったと受け取りたいです。
「ほんのちょっとだけ」の言葉。信じていいんですよねっ。待っていますよっ。

帰還いたしました!
675@管理人 / 2010-03-05 11:27:00 No.1365
長々とご無沙汰をしてしまい、どうもすみませんでした。

「山篭りした割に、絵自体は大して変わってないじゃないか」というご指摘もあると思いますが、自分なりに色々悩んだ末の
帰結として観て頂ければ幸いです。
もともと、絵のシチュエーションや構図などが『ラル』から逸脱していたとは思っていなかったわけでして。ご指摘から
見出した問題点は、あくまでも絵の細部の表現に関することだったという感じです。要するに「このままの描き方を続けると
まずい方向へ向かう」という段階ですね。そこで今回、ちょっとまとまった時間を使って原点回帰的なテーマで数を描き、
自分にとっての「確信が持てる描き方と表現」をしっかりと見直した、という次第です。

人の意見をすべてスルーして我を貫くのも、すべて受け入れて我を崩し続けるのも、ある意味ナンセンスな行為だと思います。
いちばん大切なのはもらった意見を自分なりに咀嚼し、自分なりの解釈で取り入れて絵の向上のみに目を向けること。
そんな姿勢で、今後もまた精進していきたいと思っております。
何とぞ、よろしくお付き合いのほどを。

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