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イオンデポジットなど色々な汚れについて
チョッパーオーナー◇vbg /
2013-11-21 15:10:00
No.227
朝と夜はぐっと気温が下がる昨今、空気の乾燥も相まって風邪をひきそうで怖いです。
さて、先週ここで簡単にご紹介しようかと思っていた水垢などついて少し書かせていただきます♪
かなりマニアックな内容なので、興味のある方のみご覧ください^^
洗車をしてもなかなか取れない汚れは、意外と多いですよね。大きく分けると下記のようなものでしょうか。
?イオンデポジット→
水玉が乾いたことで、水分の中にあった微粒子が塗装上に固着する汚れ・跡です。成分はカルシウムなどが色々ですが、
基本、難溶性で中性洗剤でもなかなか落ちません。コーヒーリング現象と呼ばれる、蒸発する際、水際に微粒子が集まる事から
円の中心より外側の方が盛り上がっています。要は輪っかの周りがダム状になって、一度出来ると雨が降るたびに、
そこの位置に水がたまりやすくなるというわけです。結果として、同じ場所のイオンデポジットはどんどん大きく
成長して、さらにかた〜く強固になっていきます。出来たら早めに除去した方が無難です。
?黒い雨ジミ→
白い車に目立つあれです。濃色車もひどくなるとよくわかりますが、淡色車はてき面に現れます。
主に油分の汚れで、それらを含んだ水の通り道に出来ます。比較的初期段階だと、中性洗剤程度でも落ちますが、
ほっておくとシミとなり、洗車程度ではおちなくなります。塗装の状態が良い車(表面が荒れていない等)ほど、簡単に
除去出来て、イオンデポジットよりも数段マシかもしれません。
?樹液・鳥フン・虫の死骸 (水垢系のよごれではないですが一応固着汚れですので。)
酸性・アルカリ性様々な固着汚れです。発見したら、水とケミカルで丁寧に落としましょう。
見て見ぬふりは地獄を見ます。
固着した汚れの液性が
酸性の場合 →ウォータースポットなど陥没、シミの危険
アルカリ性の場合 →塗装の剥離・シミ・変色の危険
といったように、良い事どころか、悲惨まっしぐらです。
ちなみに樹液は水溶性なので、水で少しずつでも溶けます。鳥フンは、中に砂利や木の実のような硬いものを
含む場合があるので、水でふやかし水で流水が基本です。ティッシュゴリゴリ拭き取りは、強烈な傷が入ります。
虫の死骸はタンパクの固着ということで、専用ケミカルか中性洗剤でふやかすと取りやすくなります。
?ウォータースポット→
市販品の中に、ボディーやガラスなどの「ウォータースポット取り」と書かれている中、実はイオンデポジットを取る
商品だというものもあります。余談ですが、正確には「イオンデポジット取り」「スケール取り」でしょうか。
意外と混同するイオンデポジットとウォータースポットは全くの別物です。似てますけど・・・。
現在、ウォータースポットのような陥没したダメージはどちらかというと地球環境に起因する酸性雨の蒸発時や
鳥フン、虫の死骸など酸性の固着物による方が大きいかもしれません。
イオンデポジットは突起物、ウォータースポット(酸性クレーター・熱損傷など)は陥没といった感じでしょうか。
ちなみにこれを除去するには研磨しかないと思われます。
洗車しただけでツヤツヤになる車と、いまいちツヤが出ない車の違いに大きくかかわっているのが
上記の???+細かい線傷でしょうか。WAXやコーティングの有り無しでも大きく変わりますが、
これらの固着物や線傷を極力抑えれば、高価なコーティングに頼らずとも車はピカピカに出来るわけです。
ではどうしたらこれらを極力防げるかですが・・・。これが難しいですよね。大きな車を家の中にしまえないし。
かなり長くなってしまったので、今回は私なりの見解ですが?のイオンっデポジットについてです。
-----------------
?イオンデポジット対策
こまめに丁寧に洗車する事と、カルナバWAXやポリマーを2〜3か月程度に一度でかけるでしょうか。
また○年耐久など、極端に効果が長く強いものはあまりお勧めしません。またやたらと安いWAXも、
コンパウンド含有であったりや溶剤含有量が多かったりと塗装によくありません。
(シュアラスターのブラックレーベルあたりなら比較的手ごろで、安定した性能があります。)
「 高耐久すぎるケミカルは → 被膜は残るが固着した汚れもそのまま残る
適度な耐久性のケミカルは → 被膜も徐々に落ちると同時に、固着したデポジットも落ちる 」
大抵、強力すぎるケミカルは何か他の代償があります。
また、デポジットが付き始めたら早めに除去する。上述のダムの話ではないですが、大きく成長させると
かなり強固なデポジットになります。(ガラスのウロコジミみたいな。)そうなると水垢除去程度ではなかなか
落ちません。コンパウンドで研磨するか、酸性クリーナー等で除去するかになってくるかと思います。
また今現在、コーティングショップやディーラーでガラスコーティングをされている方も多いと思います。そういった方は、
施工時にもらうメンテナンス剤で時折メンテナンスされた方が良いかと思います。正しい用法と適切な時期に
メンテをすることが、ボディーの状態をよく維持するのには不可欠です。
結局は、いくらのコーティングを施工したかや、どの位の能力のコーティング剤を使ったかよりも、
下地処理と洗車も含め適切なメンテナンスをどの程度なされるかで、その後の状態が決まると思います。
土やホコリが付いた車をウェスで乾拭する…、車自体の水洗いをしっかりせずに濡れたクロスで拭いてしまう…等々、
ボディーの美観維持ではやってはいけない事が多々あり、考え出したらキリがないとも思えます。
しかし逆にこれらの、やってはマズイ行動を回避するするよう努めるだけで、
意外と車は新車のようなキレイさを維持できるものです。屋外にある以上、汚れるのは当然なのですけどね…。
-----------------
上記の内容はあくまで私の私感です。プロによって考え方も違いますし、様々な考え方もあるかと思います。
色々試されながら、皆様の独自の方法を見つけ出されるのも、一つのカーライフの楽しみではないかと思います。
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さて、先週ここで簡単にご紹介しようかと思っていた水垢などついて少し書かせていただきます♪
かなりマニアックな内容なので、興味のある方のみご覧ください^^
洗車をしてもなかなか取れない汚れは、意外と多いですよね。大きく分けると下記のようなものでしょうか。
?イオンデポジット→
水玉が乾いたことで、水分の中にあった微粒子が塗装上に固着する汚れ・跡です。成分はカルシウムなどが色々ですが、
基本、難溶性で中性洗剤でもなかなか落ちません。コーヒーリング現象と呼ばれる、蒸発する際、水際に微粒子が集まる事から
円の中心より外側の方が盛り上がっています。要は輪っかの周りがダム状になって、一度出来ると雨が降るたびに、
そこの位置に水がたまりやすくなるというわけです。結果として、同じ場所のイオンデポジットはどんどん大きく
成長して、さらにかた〜く強固になっていきます。出来たら早めに除去した方が無難です。
?黒い雨ジミ→
白い車に目立つあれです。濃色車もひどくなるとよくわかりますが、淡色車はてき面に現れます。
主に油分の汚れで、それらを含んだ水の通り道に出来ます。比較的初期段階だと、中性洗剤程度でも落ちますが、
ほっておくとシミとなり、洗車程度ではおちなくなります。塗装の状態が良い車(表面が荒れていない等)ほど、簡単に
除去出来て、イオンデポジットよりも数段マシかもしれません。
?樹液・鳥フン・虫の死骸 (水垢系のよごれではないですが一応固着汚れですので。)
酸性・アルカリ性様々な固着汚れです。発見したら、水とケミカルで丁寧に落としましょう。
見て見ぬふりは地獄を見ます。
固着した汚れの液性が
酸性の場合 →ウォータースポットなど陥没、シミの危険
アルカリ性の場合 →塗装の剥離・シミ・変色の危険
といったように、良い事どころか、悲惨まっしぐらです。
ちなみに樹液は水溶性なので、水で少しずつでも溶けます。鳥フンは、中に砂利や木の実のような硬いものを
含む場合があるので、水でふやかし水で流水が基本です。ティッシュゴリゴリ拭き取りは、強烈な傷が入ります。
虫の死骸はタンパクの固着ということで、専用ケミカルか中性洗剤でふやかすと取りやすくなります。
?ウォータースポット→
市販品の中に、ボディーやガラスなどの「ウォータースポット取り」と書かれている中、実はイオンデポジットを取る
商品だというものもあります。余談ですが、正確には「イオンデポジット取り」「スケール取り」でしょうか。
意外と混同するイオンデポジットとウォータースポットは全くの別物です。似てますけど・・・。
現在、ウォータースポットのような陥没したダメージはどちらかというと地球環境に起因する酸性雨の蒸発時や
鳥フン、虫の死骸など酸性の固着物による方が大きいかもしれません。
イオンデポジットは突起物、ウォータースポット(酸性クレーター・熱損傷など)は陥没といった感じでしょうか。
ちなみにこれを除去するには研磨しかないと思われます。
洗車しただけでツヤツヤになる車と、いまいちツヤが出ない車の違いに大きくかかわっているのが
上記の???+細かい線傷でしょうか。WAXやコーティングの有り無しでも大きく変わりますが、
これらの固着物や線傷を極力抑えれば、高価なコーティングに頼らずとも車はピカピカに出来るわけです。
ではどうしたらこれらを極力防げるかですが・・・。これが難しいですよね。大きな車を家の中にしまえないし。
かなり長くなってしまったので、今回は私なりの見解ですが?のイオンっデポジットについてです。
-----------------
?イオンデポジット対策
こまめに丁寧に洗車する事と、カルナバWAXやポリマーを2〜3か月程度に一度でかけるでしょうか。
また○年耐久など、極端に効果が長く強いものはあまりお勧めしません。またやたらと安いWAXも、
コンパウンド含有であったりや溶剤含有量が多かったりと塗装によくありません。
(シュアラスターのブラックレーベルあたりなら比較的手ごろで、安定した性能があります。)
「 高耐久すぎるケミカルは → 被膜は残るが固着した汚れもそのまま残る
適度な耐久性のケミカルは → 被膜も徐々に落ちると同時に、固着したデポジットも落ちる 」
大抵、強力すぎるケミカルは何か他の代償があります。
また、デポジットが付き始めたら早めに除去する。上述のダムの話ではないですが、大きく成長させると
かなり強固なデポジットになります。(ガラスのウロコジミみたいな。)そうなると水垢除去程度ではなかなか
落ちません。コンパウンドで研磨するか、酸性クリーナー等で除去するかになってくるかと思います。
また今現在、コーティングショップやディーラーでガラスコーティングをされている方も多いと思います。そういった方は、
施工時にもらうメンテナンス剤で時折メンテナンスされた方が良いかと思います。正しい用法と適切な時期に
メンテをすることが、ボディーの状態をよく維持するのには不可欠です。
結局は、いくらのコーティングを施工したかや、どの位の能力のコーティング剤を使ったかよりも、
下地処理と洗車も含め適切なメンテナンスをどの程度なされるかで、その後の状態が決まると思います。
土やホコリが付いた車をウェスで乾拭する…、車自体の水洗いをしっかりせずに濡れたクロスで拭いてしまう…等々、
ボディーの美観維持ではやってはいけない事が多々あり、考え出したらキリがないとも思えます。
しかし逆にこれらの、やってはマズイ行動を回避するするよう努めるだけで、
意外と車は新車のようなキレイさを維持できるものです。屋外にある以上、汚れるのは当然なのですけどね…。
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上記の内容はあくまで私の私感です。プロによって考え方も違いますし、様々な考え方もあるかと思います。
色々試されながら、皆様の独自の方法を見つけ出されるのも、一つのカーライフの楽しみではないかと思います。