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窓ガラスのお話
チョッパーオーナー◇vbg / 2015-05-18 10:25:00 No.451
 梅雨時期にかかわらずご依頼いただくことの多い窓ガラスの油膜除去とコーティング施工が
ございます。特に雨天の夜などは、この油膜がない撥水加工したフロントガラスとリアガラスで
あれば非常に視界が良くなります。チョッパー洗車.comへお越しのお客様のうち、
この窓ガラスのコーティングをされている方は多いですが、時折心配になることがあります。
それはこの「撥水させるために行うコーティング」をどう施工されているかです。

 確実に視界をクリアーにさせて、さらにコーティングを長く持たせる基本は、ガラスについている「油膜」をしっかり除去後、
ムラを出さないようにケミカルを塗布することです。手間はかかりますが、視界はよりクリアーに
なり水のハジキもよく、汚れの再固着を大きく軽減します。ただ、この油膜を取るのが思った以上に
大変だと感じる方も多く、そのまま量販店に売っているコーティング剤を塗布している方も
いらっしゃることかと思います。この油膜を取らずに施工自体は完全な状態をつくる事はできませんが、
そこまで大きな問題を引き起こすこともさほどはないかと思います。

 では何が心配なのか?答えはウィンドウォッシャータンクに入れるタイプのケミカルで
撥水処理をされている場合です。雨の日の運転中にウィ〜ン♪とワイパーを掛けながら液剤を出すあれです。
これらは非常に楽でしょう。間違いなく楽です。タンクにケミカルを入れておけば、あとはウォッシャー液を
だしてワイパーを掛けるだけですから。ケミカルの値段も安く売られておりますし。

   が!!!しかしです。これらを作るメーカーさんには申し訳ありませんが、これは
私の中では一番やって欲しくない車の扱いかと思います。これらの液剤は主成分がシリコンとアルコールなど
かと思いますが、確かにその薬剤が掛かったフロントガラスのワイパーの通り道はそれなりに撥水されます。
ではこのワイパー部分から押し出された残りの液はどこへ?飛び散ったは液はどこへ?
豪雨の中であればそれなりの水量で押し流されるかもしれませんが、車に振る雨の量は水道のシャワーの
ようにはいきません。当然、ボディーの面、ガラスのはじ、ボディーの細かな継ぎ目などあらゆるところに
残りますし、薬剤も付着します。ある意味水で流す分、洗車機でやる撥水洗車のほうが幾分かマシかも
しれません。(どっちもどっちですが。)

 正直、このウォッシャータイプの撥水剤を使われている車はすぐわかります。
特徴はとして
?窓ガラスのワイパーの当たらないところにスケール(輪ジミ)が特に多い
?ルーフに前方から後方へ筋状の水垢じみがある
?ウェザーストリップ部(ドアのゴムの場所)から異様な雨じみ
?ドアヒンジ部の強烈なよごれ
?ウォッシャーノズル部に噴霧痕

 あくまでこれは私の私感ですが・・・。
費用を掛けずに撥水を望む場合は、やはり手で塗るタイプをおすすめします。
楽な作業で効果が大きいものには、それに比例するデメリットも付随する場合が多いです。
大事にされている方ほど、これらの状況が顕在化した時のショックは大きいでしょう。
もし使用されている方がおりましたら、別の方法に切り替えられた方が賢明な判断かと思います。

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