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日藤戦を見て
秦高応援者 / 2007-09-19 01:29:00 No.652
今回の日藤戦は、(言葉のあやですが)残念ながら「善戦」だったと思います。
なぜならもう一度戦っても僅差で負けるような気がするからです。
チームカラーは違いますが、物理的な戦力は平均的に見れば互角だったような気がします。それが「善戦」と見えてしまうのは、何かとんがった部分が日藤にあったからだと思います。結果から見た私の総評は以上で、簡単に言えば、まだ強豪高に勝つには力が足りないと言うことです。

が、正直に言って、試合を見ていてわくわくしました。とうとうここまで来たんだなという感じが随所に見られたからです。もう1回戦ったら僅差で負けるかもしれないけど、あと3回か4回くらい戦ったら僅差で勝つかもしれないと思えたからです。これって凄いことです。逆に言えば、いつも僅差の試合が出来そうな感じがするということです。この”感じ”がとても大事で、それが実力というものだと思います。ここ3−4年の秦高を見ていますが、実力は確実に向上してます。「残念ながら」善戦だったと言えるくらいに実力がついています。

試合を振り返って見ると、序盤3回まで、中盤6回まで点数が示すとおり、日藤がやや優勢でした。残念ながら与えた点だったかもしれません。ただ、突き放されずにしっかりと喰らい付いていました。日藤もエラーゼロです、さすがです。が、秦高もエラーゼロで踏ん張りました。守備は負けていませんでした。ヒットこそ2本ですが、速球(130km後半?)に負けずにしっかりと叩いている場面が何度か見られました。打撃も大きく見劣りする感じはしませんでした。とうとう6回には1点差に追い上げました。これらが、7回に日藤が犯した大きなミスの状線になったと思います。日藤は7回2死1塁の場面で継投してきました。1塁に走者を出した先発投手の投球は結果的に変化球のコントロールミスでしたが、まだ速球には力があったと思います。が、日藤指揮官は、続投を危険と判断してくれました。この場面で登板した日藤のリリーフ投手はマウンドで完全に浮いていました。2塁に進んだ走者にけん制する時も周りが見えないため、2塁手も遊撃手もベースカバーに入れませんでした。そして、何でもない投ゴロを1塁悪送球。同点に追いつきました。継投は難しいです、特に高校生の継投は。でも、相手がエラーしたのではなく、エラーを引きずり出したと、私は感じました。
その後は試合も動き出し、両チームともエラーも見られたものの、打撃、守備ともに素晴らしいプレーも多く見られました。後半は互角だったかもしれません。ナイスゲームでした。まさに善戦でした。

何が必要で、どうしたらよいかは、ぜひ選手たちが考えてください。それが、今の秦高には出来ます。
並木監督亡き後、監督、先生の指導を受けながらも、選手主導でチーム作りを進めてきました。そして、ここまで実力を付けて来ました。
今、「伝統を作っている」と思ってください。そして、善戦でなく、接戦にできるチームにするために、ぜひ、目標を一段上げてください。
その目標から逆算すれば、やるべきことが、きっと見えてきます。

カッコよかった3年生以上に、今の1、2年生はカッコイイと思います。
期待しちゃいます。
長文、失礼しました。

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