夏の大会、お疲れ様でした。戦いの軌跡を参照してみても、私は最近の秦高が秋・春・夏と結果を残していない訳ではないと思っております。９８年の西神奈川ベスト８が目立ちますが、９０年代半ばから現在までの公式戦の成績を見ても悲観するほど力が落ちたと言えるか疑問に思います。野球に力を入れる県立高校が増えてきた中、ここ 数年ドタバタしていた秦高野球部の存在感が相対的に薄くなったことは事実かもしれませんが、秦高野球部は今やっと新しい指導者を迎え、これからというところだと個人的には思っております。ＯＢとはどの組織においても基本的に自分達の時代を美化しがちな傾向があり、現役世代を批判する存在だと思いますが、それが現役世代の薬にもなれば毒にもなるでしょう。この夏の敗戦はとても残念でしたが、現役世代の部員には、愛校心溢れるＯＢがたくさんいるこの伝統ある野球部の流れを汲む一員としての自覚と、それとは少し離れたところで、「自分達らしさ」というか、ＯＢにとらわれないというような気持ちを一部持ちながら頑張って欲しいと思っております。頑張れ秦高野球部！