ミラクル３さん、こんばんは。

今朝の新聞をみて、琴奨菊が昨年豊ノ島に５連敗していたことに気付き、波乱は十分にあると思っていました。

負けるとしたらこうだろうという感じの負け方でした。尾車親方の指摘したとおり、立ち合いの豊ノ島の左おっつけで一瞬琴奨菊の出足が止まりましたね。一瞬止まったことで圧力が鈍り、土俵際での逆転を許しました。

ただ、優勝争いとしては俄然面白くなりました。豊ノ島が割り込んでくるとは、２、３日前まで予想していませんでしたが。

ちなみに、横綱との対戦を残している稀勢の里がキーマンになるのではないかと思っていましたが、勝ち越しすら危うくなってきました。せっかくまた取り直しにしてもらったというのに…。

ニュースでチラッと見た限り､琴奨菊関は出足を止められた〜100％の攻勢を相手に受けさせられたなかった〜がために､焦った結果が土俵際での失態に繋がったように見えました｡

ないとは思いますが､分の悪い豊ノ島関の対策を取らなかった訳ではないでしょう｡苦手力士が多い人は､昇進するのがとてもしんどいなと改めて感じました｡それでも大関まで上り詰めたのですから､立派と言えば立派です｡

何度も引き合いに出して申し訳ありませんが､鳴門親方は短い好機を逃さず､一気に大関･横綱に昇進しました｡勿論､現在の31歳と鳴門さん時代の31歳を比較するのは難しいものの､琴奨菊関は今場所の勢いを利用しない手はありません｡滅多にこうした機会が訪れる訳でないでしょう｡

初場所は数少ない機会です｡重圧に負けず､それでいて『白鵬関を誰かが下してくれたら…』などと消極的な思いに駆られていないことを切に願います｡

再度横綱と当たったら(優勝決定戦)､『次も勝つ』くらいの意気込みがなければ…｡