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坊主憎けりゃ袈裟まで憎い?
Cancan / 2016-02-29 19:41:00 No.1471
岩清水の『君のためなら○ねる』の科白は私も学生時代散々話題にしてきました。『随分お安い言葉になったものだ』と。

ちょうど安倍晋三首相お決まりの『不退転の決意で…』『全身全霊を賭けて』と同様のものですよ(笑) 

岩清水の科白には続きがあって、『殴ってでも君を止めるぞ…いやぼくには君は殴れん』。自己陶酔ですか(苦笑)

しかしながら周囲は冷静で、『彼のようなキャラクターは必要だろ?何がそんなに憎い?数学ができるからか?』と問われ答えに窮する私でした(>_<)

『恐らく他の科目じゃ負けないんだが』『おいおい、物語の核はそこじゃないだろ!』

ただ物語の中で誠が、自宅に貼ったモハメッド・アリ氏のポスターを眺めながら、『アンタはとんでもない相手(フォアマン選手)に挑戦しちまった』とつぶやく場面が好きです。あれはカッコいいですよ。

Re:愛と誠
ミラクル3 / 2016-02-29 21:48:00 No.1474
 こんばんは、Cancanさん。日記をお読み下さり、ありがとうございます。

 岩清水の『君のためなら○ねる』は、随分とパロられたそうですね。私の周囲では全く話題になっていませんでしたが。

 確かに、岩清水の『君のためなら○ねる』は、言葉が軽いですね。当時は痺れたものですけど。

 安倍の言葉は軽すぎます。あの男が口にする言葉には、全て吐き気催します。

 『殴ってでも君を止めるぞ…いやぼくには君は殴れん』の場面では、確か、早乙女愛を抱き止めてましたよね。十分、セクハラです。

 岩清水の数学が好きな理由も好きでした。私は、数学はあまり得意ではありませんでしたので。

 、『アンタはとんでもない相手(フォアマン選手)に挑戦しちまった』とつぶやく場面は、6巻の冒頭ですね。私も、あの場面は、物語の中でも屈指の名場面だと思っています。レーサーの話も良かったですね。

 それでは、この辺で失礼します。緋桜団が砂土谷以外がザコキャラだったのが残念です。

Re: 誰もが一度は岩清水に…(笑)
Cancan / 2016-03-01 20:54:00 No.1475
『愛と誠』第6巻は様々な意味で私に影響を与えてくれました。
ゴルフを運転している際にも山道の急カーブで、減速を躊躇ったり(笑)

それよりも何よりも、大学2回生春先のこと。兼修語学(第2外国語)フランス語初級での授業で、先生が『テキストばかりやっていても面白くないので、今から問題を出すから、この文章を複合過去に直してみてほしい。できる人?』。間髪をいれず手を挙げる私。『やってみなさい』。

黒板のところまでつかつかと歩き、予め書かれた文章を数秒で書き直すと、先生が『お〜っ、こんな学生ばかりならこちらは楽園!』と言われました。

あれれ、どこかで聞いた科白だな…と思ったら、何のことはありません。花園実業に岩清水が転校したその日に数学の難問を解いて教師から言われた言葉と同じじゃないですか!?誰もが一度は岩清水になれるんですかね?『なれる』というか『なる』と言うか。岩清水の場合は『教師は天国』でしたね。

勿論、これにはつまらない続きがありまして、私の有利さなど大したことはなく、秋には完全に皆に追い付かれてしまいました。特に、発音では素晴らしい成長を遂げられた方も居られ、『夏休みを挟んだだけなのに凄い吸収力だ!』と素直に脱帽しました。

梶原一騎先生には語彙のみならず、巧みな比喩も知らず知らずのうちに教えられ、私も多大なる影響を受けました。また、嵐先生の庭にあるものが何か家族〜当時一家で見ていましたから〜に尋ねると、『ししおどしだ』と聞きました。そんな機会でもなかったらししおどしなど、恐らく今日になっても知らないままだったでしょう。

早速、親に『あれと同じものを買ってほしい』と懇願し、『現実的ではない』と却下されました。さすがにこれは私が娘から頼まれたとしても、同じことを言うでしょう(苦笑)

Re:第6巻は面白かったですね
ミラクル3 / 2016-03-01 21:25:00 No.1477
 こんばんは、Cancanさん。

 山道の急カーブで、減速を躊躇ったり…ですか。誰もが減速するヘアピンカーブで逆に加速して亡くなったレーサーの話ですね。

 それにしましても、凄い語学力ですね。私は語学の才能がゼロですので感服します。

 岩清水が幾何の問題を即答するシーンも印象に残っています。その時の先生の「教師は天国」と絶叫も含めてです。

 しかし思うのは、岩清水が花園実業に転校しても、「愛と違うクラスになっていたら、どうしたのだろうか」ということです。

 若者の吸収力は凄いですからね。将棋の話になりますが、詰め将棋は、若手の方がベテランよりも遥かに速く解けるそうです。

 梶原一騎先生には、いろいろと教養も教えていただきました。ツルゲーネフの初恋の粗筋など、本当に教養のある作家だと思ったもんです。

 ししおどしは、嵐先生の庭にあることで知りました。嵐先生の声とビッグタイガーの声が同じというのは、ご愛嬌としましょう。

 ししおどしを買うには、まず広い庭が必要ですからね。私の家に広い庭があったら、親にねだったかもしれません。

 それでは、この辺で失礼します。高原由紀が自殺を図る話など、第6巻は面白かったですね

Re: 漫画も立派な入門書
Cancan / 2016-03-02 21:00:00 No.1479
いや、語学力は大してなかったんですよ。つまり、平均的な日本人よりも早く仏語に接していただけのことでした。だから授業が始まって最初の頃は退屈で退屈で…。まあ、日本の外国語教育が英語に偏った結果と言えましょう。よほど運が良くないと、大学入学以前に英語以外の言語に接することができません。

私は偶々師事していたチェロの先生がフランス語のできる方だったので、時間が許す限り教えて下さったのです。

しかし、昨日も書かせて頂いた通り、やはり周囲はエリートばかりなので簡単に追い付かれました。大学(学部)に入って本物のエリートを見た思いがしました。恐らく彼らや彼女達は将棋も強いのでしょうね(笑)

それはさて措き、私がツルゲーネフの『初恋』を知ったのは実は、高原由紀女史を通してでした(笑) それは良いとしても、ドラマや映画なら誰が適役かと思ったら、現実に映画化され…多岐川裕美さんだったので〜す。正直『それはないだろう』と思いました。

しかし、実写化して皆を満足させるのは難しいでしょう。どちらかと言えば、池上季実子さんの方が向いていた気がします。

TVから歴史や文学を知る例は他にもありました。すぐには思い出せませんが…『花神』です。あの大河ドラマを見ていなければ、大村益次郎の存在は知らずに来たと思います。

ビッグタイガー以降は今風の言葉で言えば『神展開』(!)でしょう。あの回の冒頭にボス/ミラクル3が登場しました。そして同じ回の終わり、ビッグタイガーが息を引き取る間際に『俺達よりも強いレスラーが必ず復讐しに来るぞ』と言い残します。

そのレスラーとダブルの背広を着たボスが結び付かずに戸惑いましたが、考えてみれば3人タイガーだって普段はローブを着用しており戦闘時とはかけ離れています。

テレビ版の終盤の展開に梶原先生がどの程度関与されたのか興味がありますね。

Re:ツルゲーネフの「初恋」
ミラクル3 / 2016-03-02 22:02:00 No.1481
 こんばんは、Cancanさん。

 それだけフランス語に習熟されていたのですから、最初の頃の授業は、さぞかし退屈だったでしょう。もちろん、私は、大学入学以前にフランス語に接したことはありません。

 エリートと呼ばれる人、中でも理系に強い人は将棋に強いでしょうね。ある意味、将棋は3Dのゲームですから。

 「愛と誠」を読んでいなければ、ツルゲーネフの『初恋』を一生知らなかったでしょうね。恋の勝利者が自分の父親というのは意外もいいところでした。

 多岐川裕美さんが高原由紀を演じたのですか。ちょっとイメージに合いませんね。誰が高原由紀に似合うかは想像がつきません。

 「愛と誠」の映画化は難しいでしょうね。座王権太を演じる俳優がいませんし。

 「花神」は、年間を通じて見ていました。私も、「花神」を通じて大村益次郎を知りました。

 3人タイガーが総崩れした後に、あのような展開が待っていたとは…。製作スタッフの入魂の作品であることが十分に伝わりました。

 『俺達よりも強いレスラーが必ず復讐しに来るぞ』は、名言でしたね。タイガーは、そのレスラーをミラクル3だと、ミラクル3が登場した時にすぐには気がつかなかったわけですが…。

 普段着とレスラー姿が乖離している方が、視聴者に与えるインパクトが大きいです。3人の支配者がミスターXに正体を見せるシーンには痺れました。

 それでは、この辺で失礼します。テレビ版の終盤の展開に梶原先生が関与したのは確かなようです。

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