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高校野球出場率
杜都 / 2016-05-31 23:25:00 No.2169
こんばんは 意外なデータを発見しました 高校野球に出場する学校の数を 女子校を除く高校の数で割ってみました。すると出てきたのが 高校野球出場率

都道府県の中で100校以上の高校があるところに絞ってみました。

私が予想したのは 郡部が多くありそうなところ 福島 宮城 広島 茨城 新潟 はこの数値が低いだろうなというのは想像できましたが

たとえば
愛媛の南予地区にある三間高校のように 全校生徒が30人を切っているようなところは 野球部員の9人が確保できるわけもなく近くの学校と合同でチームを構成しています。

野球部員の9人が確保できなく出場できなくてこの数値が低くなると思ったのですが・・・・

長野よりも大阪のほうがずっと少ないのは意外です。

さらに 首都圏に比べて関西が低い傾向にあるのも少し不思議な感じもします。


都道府県女子校を除く参加校 参加校 参加率
福島 109 78 0.716
大阪 244 180 0.738
宮城 97 73 0.753
広島 123 93 0.756
茨城 127 101 0.795
新潟 106 86 0.811
京都 96 78 0.813
兵庫 198 162 0.818
静岡 135 112 0.830
埼玉 188 157 0.835
長野 100 86 0.860
神奈川 211 186 0.882
愛知 210 189 0.900
福岡 150 136 0.907
千葉 179 170 0.950

春の中国大会は 中国の左右の注目投手 堀投手 高田投手がどちらも出ません山口一位の下関の早鞆高校が注目されていますね。無名だったのですが 監督さんに有名な人が来てからやはり強くなりましたね。
 
   

Re:意外な結果ですね
ミラクル3 / 2016-06-01 21:58:00 No.2174
 こんばんは、杜都さん。

 杜都さんの算出されたデータを興味深く拝見しました。郡部が多い=過疎地域が多い県は、やはり少ない傾向にあるのですね。生徒の数が極端に少ない高校では、野球部やサッカー部はないでしょうね。

 それにしましても、長野よりも大阪のほうがずっと少ないには驚きました。大阪府は、全過疎地域の占める面積率では、神奈川県に次いで低いのですが…。

 首都圏より関西の方が野球熱が高いように思っていました。実際のデータを調べると、意外なことがわかるのですね。

 堀投手と高田投手は、夏の予選を考えれば、中国大会に出場しない方がいいかもしれないですね。

 早鞆高校の監督は大越監督でしたっけ。監督に有名人を招いたことで強くなる例は、高校野球では多いですね。

 それでは、この辺で失礼します。広島県の高校野球出場率が低いのも意外です。

Re: 高校野球出場率は
杜都 / 2016-06-02 21:44:00 No.2182
こんばんは
興味を持ってくださりありがとうございます。そうですか大阪は過疎地の占める面積は神奈川県に次いで低いのですか確かに大阪で郡があるなんて聞いたことがないと思っていたところ 大阪府には郡は5つもありました。

一方、長野県には郡は14個もあります。(国内では北海道に次ぐ2位)しかし 郡部の人口は長野県は 42万人もいて 北海道 福岡 埼玉に続いて4位と高い位置にあります。必ずしも郡が多いところが高校野球の参加率が少ないとも言えない訳ですね。福岡 埼玉ともに参加率は高いほうです。

となると別要因ですね
 
おそらくですが…大阪は元女子校が経営難を打開するために共学化した学校が多いのではないかと思います。そういった
学校は まだ 硬式野球部はないように思います。大阪地区に元女子校なんて山ほどありますらからね

愛媛県では 女子校が共学化したところ(カタリナ高校など)は なんとしても甲子園に…と 躍起になって有名監督を招致
しました。監督は上甲監督が宇和島東時代にショートで主将を務めた越智という人で 早大のキャプテン 石川の進学校を
北信越大会に という実績がある人です。間違いなく済美のようになりたいことを経営者が考えているのが手に取るように分かります。しかし、済美は元女子校でしたが 野球部を作って3年で甲子園初出場初優勝というのは異例だと思います。

広島県は出場率が低いのは北部地区の過疎地の学校が野球部の9人が集まらないのでしょうね 連合チームで臨む とあり
ます。広島県の郡部人口密度は99人を切っていますからね・・・広島県や愛媛県の山間部の田舎度は正直全国でも屈指だと思います。行けども行けども山山山です。

郡部の人口密度 大阪600人 埼玉519 福岡503 神奈川483 愛知461 参考 広島99 愛媛76 福島43

また公立学校の累計廃校率が低い都道府県には 愛知 沖縄 埼玉 千葉 大阪 滋賀 神奈川 長野 とあります
(HP参照ください)ので長野県は廃校になりにくい理由があるのかもしれません。

高知県の近年(平成26年以後)の高校の廃校率はおそらく全国屈指で 少子化の影響をもろに受けています。
 
広島県の出場率が低いのはもう一つは 広島県は過疎地と都会がどちらも共存している県ですから…広島市ぐらいの都市になると特別な高校も存在します。音楽高校や元女子校が共学化したところなどは男子が少なく硬式野球部は難しいかもしれませんね。

早鞆高校は 近年は山口県の上のほうに進出していますね 仙台育英で準優勝した大越監督が赴任してから強くなったよう
な感じです。

Re:腑に落ちました
ミラクル3 / 2016-06-02 22:12:00 No.2186
 こんばんは、杜都さん。

 神奈川県の過疎地の占める面積は、確か0%だったと思います。丹沢地方など山間部がありますので不思議に思っています。

 大阪に郡が5つもあるのですか。それは知りませんでした。

 なるほど、元女子校が多いことが要因ですか。それで腑に落ちました。

 今は共学化が目立ちますね。共学にした方が人気が高まるのは確かなようです。

 甲子園に出場することで学校の名前が売れますからね。そのためには、有名監督を招聘して、好素材の選手を集めるのが手っ取り早いです。

 済美高校は異例でしたね。それにしましても、2004年のチームは逸材揃いでした。

 広島県や愛媛県の山間部の田舎度は正直全国でも屈指なのですか。郡部の人口密度からもわかります。車がないと、そうした所では絶対に生活できませんね。

 長野県で公立校の廃校が少ないのは、長野県が面積が広いからかもしれませんね。廃校にすると、距離的に隣の学校まで通えなくなるからだと思われます。

 高知県も東西に広い県ですね。とすると、面積の広いことは、その要因ではないのかもしれません。

 広島市は100万都市ですから、いろんな高校があると思われます。音楽高校や元女子校が共学化した高校も少なくないのでしょうね。

 過疎地と都会がどちらも共存している県といえば、兵庫県が真っ先に思いつきます。そうした県は多いですね。

 早鞆高校は、大越監督を監督にして大正解ですね。大越監督は投打とも秀でていましたので、指導の引き出しが多いのだと想像されます。

 それでは、この辺で失礼します。興味深いデータのご紹介、ありがとうございます。

Re: 高校野球出場率と甲子園での勝率
杜都 / 2016-06-03 19:41:00 No.2187
こんばんは ミラクル3さん
データをもう少し分析してみました
参加率が一番悪かったのは 岡山県です 0.670 
僅差で高知がワースト2位 0.673 この二県は6割台 
大分がワースト3位 0.707 そして福島 0.716  
続いて 山口 香川 大阪 と続きます。

岡山は私立高校よりもむしろ 県立高校に硬式野球部がないと言うところが多い感じです。これは意外です。昔 富山県のチームの監督さんが 岡山のチームと対戦したときに 瀬戸内のチームはウチらと違って強いですよ 守備がしっかりしています 冬場雪が降りませんからね と言っていました。

大分は以前は津久見や日田林工のようにかつての強豪校があったのですが あまり参加しない硬式野球に
公立高校もあると聞いています。


高知は 何と言っても部員不足です。 高知は 高知市周辺(高知平野地区)の野球強豪校に一極集中し
ています。31校中20校が部員数が20人以下 そのうち8校が9名未満で4校は不参加です。

高知は 昭和52年中村高校 昭和60年に伊野商業 平成6年に宿毛高校が過疎地の学校として出ています

がもともと高知県の過疎地域は交通事情があまり良くありません。森林面積率が日本一の高知県は何と言っても平坦な土地が少なく特に山間部に至っては県内を横断する高速道路があまり整備されていないので 練習試合も大変だろうと思いますし 合同チームを作ると言っても愛媛のように南予の三間(みま)
と津島のように車で10分もあれば着けるというのもないでしょうね。中村(準優勝)と伊野商(優勝)はどちらも決勝戦まで行っていてそんな小さな町に全国を制覇できる逸材
がよく揃ったものです。

2015年から最近10年間の甲子園での勝率を観てみますと
41位 大分 0.333 ○
42位 岡山 0.323 ○
43位 島根 0.316 
44位 山口 0.296 ○
45位 茨城 0.285 
46位 鳥取 0.188
47位 香川 0.143 ○

大分 岡山 山口 香川は 高校野球の出場率が悪い 
甲子園での勝率 には正の相関があるとも言えます。

参考 高知17位 0.500 大阪1位0.694

Re:日本地理の勉強になりました
ミラクル3 / 2016-06-03 22:08:00 No.2188
 こんばんは、杜都さん。

 参加率が一番悪いのは岡山県ですか。それにしましても、0.670とは低いですね。

 2位以下の高知県、大分県、福島県、山口県、香川県までは、そんなに不思議な感じはしませんが、その次が大阪府というのは、やはり意外に思いました。

 岡山県の県立高校には硬式野球部がない高校が多いのですか。理由が見当がつかないです。

 瀬戸内地方は冬に雪があまり降りませんし、瀬戸内式気候で年間を通じて降雨が少ないのですが…。

 津久見と日田林工は強かったですね。そのイメージがありますので、大分県がワースト3位というも意外でした。

 なるほど。高知県は部員不足で数値が悪いのですね。高知の野球強豪校といえば、なんといっても、明徳義塾、高知商、高知ですね。あ、土佐もですね。

 中村高校の選抜準優勝と伊野商の選抜優勝は、見事としか言い様がないです。中村高校は天理に、伊野商はPLにと、ともにその大会で優勝候補筆頭と言われたチームに快勝していますし。

 両校の大躍進の要因は、山沖、渡辺という超高校級のピッチャーを擁していたことです。山沖投手は天理戦で、渡辺投手はPL戦で圧巻のピッチングを見せました。

 地図帳を見ますと、高知県は交通が不便なのがわかります。宿毛は行くだけで大変ですね。

 最近10年間の甲子園での勝率と高校野球に出場する学校の割合はリンクしているのですね。それは興味深い結果です。

 大阪府の勝率1位は、なんといっても大阪桐蔭の活躍が大きいですね。高知県の5割という勝率は低いように感じました。

 それでは、この辺で失礼します。日本地理の勉強になりました。

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