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1982年、西ドイツ−フランス
Redfox / 2016-07-09 22:08:00 No.2458
ミラクル3さん、こんばんは。

 フランス−ドイツ戦は、ドイツがボール支配率では圧倒しながら、少ないチャンスをものにしたフランスが勝利したようですね。

 確かに、かつてのドイツは、お世辞にも美しいサッカーとはいえませんでしたが、「ゲルマン魂」と称される凄まじいばかりの勝利への執念が、最大の持ち味でした。

 ゲルマン魂が遺憾なく発揮されたのが、1982年W杯スペイン大会準決勝の、西ドイツ−フランス戦でした。

 西ドイツがリトバルスキーのゴールで先制すれば、フランスはプラティニが冷静にPKを決めて、そのまま延長戦へ。

 延長前半にトレゾールとジレスが立て続けにゴールを決めて、誰もが勝負あったと思いましたが、延長前半終了間際にルンメニゲがゴールを決めて1点差に、そして延長後半にフィッシャーがオーバーヘッドキックを決めて追いつきました。

 そして迎えたW杯史上初のPK戦では、先に西ドイツのシュティーリケがPKを止められ、追い詰められましたが、GKのシューマッハーがその後、二人のPKを止めて逆転、西ドイツがPK戦での勝利チーム第1号になりました。

 この試合で完全に力を使い果たした西ドイツは、決勝ではロッシが完全に覚醒していたイタリアに完敗しましたが、ゲルマン魂のすさまじさを見せつけられた大会でした。

 現在のドイツには、ゲルマン魂を体現する選手は見あたりませんね。ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラー、ルンメニゲ、マテウス、ブレーメ、クリンスマン、カーン、クローゼ、バラックなどは絶大な存在感を誇っていましたが。

Re: ルンメニゲのPKが圧巻でした
ミラクル3 / 2016-07-09 23:01:00 No.2460
 こんばんは、Redfoxさん。日記をお読み下さり、ありがとうございます。

 ドイツとしては、有利な展開だったのですね。得てして、そういう試合は、相手のワンチャンスで負けてしまうものです。

 往年のゲルマン魂は、見る者を感動させました。昨今のドイツは、当時のチームに比較して、勝負に対して淡白ですね。

 1982年の西ドイツ−フランスは、何度ビデオを見ても痺れます。延長戦に入ってから、より白熱しました。

 フィッシャーのオーバーヘッドキックは劇的でしたねぇ。あんなシュートは漫画でしか決まらないと思っていました。

 PK戦では、ルンメニゲのPKが圧巻でした。外したら敗退のPKを、いとも簡単に、それもコーナーいっぱいに決めましたからね。

 ルンメニゲも故障していましたし、決勝戦の西ドイツは余力がなかったですね。勢いに乗るイタリアに完敗でした。

 私は、スペイン大会でゲルマン魂というのは初めて知りました。解説の松本育夫氏が西ドイツの勝負強さに興奮していたのが忘れられないです。

 Redfoxさんが挙げられた選手は、皆、ゲルマン魂を持っていたといいますか、本当に頼りになる選手でした。そういう選手がいないのが、今のチームの弱点ですね。

 それでは、この辺で失礼します。私は、82年の西ドイツが、ドイツでは最も好きなチームです。

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