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槙原氏の発言について
東洋松本 /
2017-08-28 21:31:00
No.4288
ミラクル3さん、こんばんは。
昨日のサンデーモーニングをご覧になったようですね。
その中でゲストの槙原氏が「最近の高校球児は体つきが昔と全然違う。」と発言していました。
参照先は個人さんのブログですから信憑性は不明ですが、これによると1985年〜の5年間と〜2013年の5年間での甲子園優勝校の平均体重は1〜1.5?増えています。
両期間とも球児の平均身長は175?ですが、顔や手首、足首を除いた体表面積を1.6?と仮定します。この面積の水槽に1?の水を入れると深さは約0.6mmかと思います。
1.5?で、そして多めに見ても1.5mm未満と思います。
これで「明らかに体つきが違う。」という発言が正しいかは言及しません。
ちなみに同時期の全高校生の比較では約1?体重が増えています。
高校球児が一般の高校生よりこの30年で約0.5?体重が増えていますね。
さて、上記のデータには注意するべき点があります。
それは、一般の高校生の体重統計は学校現場で実際に測られた事実ですが、それに対して球児のそれは、高野連に対する学校(主に監督による)の自己申告であるという事です。
ミラクル3さんなら池田の水野投手の体重が(実際より10?以上細めに)70?台で登録されていた事をご存じかと思います。
私は水野投手と同世代ですが、当時の風潮は「体重が多いとデブ=ドンくさい」というものでした。ですから、80?台での登録する選手はとても少なかったと思います。
そうしてみると「球児の体格と一般高校生の比較」は不可能と言わざるを得ません。
ここからは主観ですから読み流して頂きたいのですが、最近は80?台=筋骨隆々=強力選手。こういうイメージがないでしょうか?
ところが槙原氏以外にも「最近の高校生は」と発言する野球関係者は少なくありません。なぜでしょう?
先の選手権のベスト8に残った各チームと、1983年の池田高校の選手を映像で比較してみると、当時の池田ナインの体格はそれほど大きく見えません。
桑田はじめPLナインが準決勝前に「池田ナインはみな牛のような体格で、圧倒された」と先に甲子園直前のNHKテレビで発言していましたが、当時の映像を見る限りそれほど大きく見えません。
体重を少なめに自己申告していた池田ナインですが、実際に見た桑田投手が圧倒されるほどの体格をしていたのに。これは不思議ではないでしょうか?
実は当時のユニフォームは伸縮性があまりよくなく、このためゆったりしたサイズを着用していました。
ミラクル3さんはあらゆるスポーツに精通されていますが、よく「アスリートはは細く見えるのに、ユニフォームを脱ぐと驚くほどマッチョだった(着痩せして見える)」というのを聞かれた事がないでしょうか?
1983年に東洋大姫路と練習試合をしましたが、彼らの体格の良さに驚きました。今にして思えば、当時出回り始めていた伸縮性の高いユニフォームを先駆けて採用していたのではないでしょうか?他にも強豪校とは少なからず練習試合などやりましたが、東洋大姫路の体格の良さはずば抜けていました。
プロはともかく、高校生にはこの手伸縮性の高いユニフォームが定着するのは時間が掛かったと思います。私もぴったりし過ぎていて、動きが妨げられるように感じました。出来の悪いアンダーアーマーのようで、伸縮性も現代のユニフォームとは比較になりません。
「科学的トレーニングで高校球児の体格が良くなった」
巷間よく言われる事ですが、これも完全に間違いだと説明できますが、私の研究発表の場ではないので控えます。
以上は「主観」と書いたこと以外は事実のみを書いたつもりです。
Re:興味深いお話、ありがとうございます
ミラクル3 /
2017-08-29 01:02:00
No.4289
こんばんは、東洋松本さん。日記をお読み下さり、ありがとうございます。
「最近の高校球児は体つきが昔と全然違う」には妙に納得してしまいましたが、数値に基づけば、そんなに体格は変わっていないのですね。
なるほど。球児の体重は、学校の自己申告なのですね。現在ですと、相手校を威嚇するために多めに言っているかもしれませんね。
池田の水野投手の体重は、確か、75?前後だったように思います。ですが、実際は90?は優にあったとのことです。あの香川選手も、相当、過小申告していたそうです。
当時の池田ナインが大きく見えたのは、あくまで他の高校の選手に対してのものではなかったでしょうか?
ちなみに、桑田投手が横浜商ナインのことを、「池田の選手に比べて、ずっと線が細かった」と言っていました。
「アスリートはは細く見えるのに、ユニフォームを脱ぐと驚くほどマッチョだった」というのは聞いたことがあります。
女子選手ですが、サッカーの川澄選手のマッチョぶりに驚いたことがあります。
当時の東洋大姫路の監督は、鬼の梅谷監督でした。その猛特訓で鍛えられた体躯と伸縮性の高いユニフォームが相まっていたのでしょうね。
当時のユニフォームは出来の悪いアンダーアーマーのようだったのですか。特に投手には負担が大きかったのですね。
「科学的トレーニングで高校球児の体格が良くなった」が完全に間違いとは及びもつきませんでした。やはり経験者の方の見かたは違うのですね。
それでは、この辺で失礼します。興味深いお話、ありがとうございました。
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昨日のサンデーモーニングをご覧になったようですね。
その中でゲストの槙原氏が「最近の高校球児は体つきが昔と全然違う。」と発言していました。
参照先は個人さんのブログですから信憑性は不明ですが、これによると1985年〜の5年間と〜2013年の5年間での甲子園優勝校の平均体重は1〜1.5?増えています。
両期間とも球児の平均身長は175?ですが、顔や手首、足首を除いた体表面積を1.6?と仮定します。この面積の水槽に1?の水を入れると深さは約0.6mmかと思います。
1.5?で、そして多めに見ても1.5mm未満と思います。
これで「明らかに体つきが違う。」という発言が正しいかは言及しません。
ちなみに同時期の全高校生の比較では約1?体重が増えています。
高校球児が一般の高校生よりこの30年で約0.5?体重が増えていますね。
さて、上記のデータには注意するべき点があります。
それは、一般の高校生の体重統計は学校現場で実際に測られた事実ですが、それに対して球児のそれは、高野連に対する学校(主に監督による)の自己申告であるという事です。
ミラクル3さんなら池田の水野投手の体重が(実際より10?以上細めに)70?台で登録されていた事をご存じかと思います。
私は水野投手と同世代ですが、当時の風潮は「体重が多いとデブ=ドンくさい」というものでした。ですから、80?台での登録する選手はとても少なかったと思います。
そうしてみると「球児の体格と一般高校生の比較」は不可能と言わざるを得ません。
ここからは主観ですから読み流して頂きたいのですが、最近は80?台=筋骨隆々=強力選手。こういうイメージがないでしょうか?
ところが槙原氏以外にも「最近の高校生は」と発言する野球関係者は少なくありません。なぜでしょう?
先の選手権のベスト8に残った各チームと、1983年の池田高校の選手を映像で比較してみると、当時の池田ナインの体格はそれほど大きく見えません。
桑田はじめPLナインが準決勝前に「池田ナインはみな牛のような体格で、圧倒された」と先に甲子園直前のNHKテレビで発言していましたが、当時の映像を見る限りそれほど大きく見えません。
体重を少なめに自己申告していた池田ナインですが、実際に見た桑田投手が圧倒されるほどの体格をしていたのに。これは不思議ではないでしょうか?
実は当時のユニフォームは伸縮性があまりよくなく、このためゆったりしたサイズを着用していました。
ミラクル3さんはあらゆるスポーツに精通されていますが、よく「アスリートはは細く見えるのに、ユニフォームを脱ぐと驚くほどマッチョだった(着痩せして見える)」というのを聞かれた事がないでしょうか?
1983年に東洋大姫路と練習試合をしましたが、彼らの体格の良さに驚きました。今にして思えば、当時出回り始めていた伸縮性の高いユニフォームを先駆けて採用していたのではないでしょうか?他にも強豪校とは少なからず練習試合などやりましたが、東洋大姫路の体格の良さはずば抜けていました。
プロはともかく、高校生にはこの手伸縮性の高いユニフォームが定着するのは時間が掛かったと思います。私もぴったりし過ぎていて、動きが妨げられるように感じました。出来の悪いアンダーアーマーのようで、伸縮性も現代のユニフォームとは比較になりません。
「科学的トレーニングで高校球児の体格が良くなった」
巷間よく言われる事ですが、これも完全に間違いだと説明できますが、私の研究発表の場ではないので控えます。
以上は「主観」と書いたこと以外は事実のみを書いたつもりです。