『イェルサレムはどこの国の首都か？』と問われたら､私なら『どこでもない』と答えるかもしれません｡

そしてこう付け加えるでしょう｡『もしそれがイスラエルを想定しているなら首都はテルアビブ』と｡

その問題は少々政治がかっています(笑)

しかし､首都と同じくらい､あるいはそれ以上に有名な都市を抱える国は結構ありますね｡

私は長い間スイスの首都はジュネーヴだと思っていました｡ところがそれは間違いで､チューリッヒでさえなくベルンとは意外でした｡ローザンヌやバーゼルもベルンより有名なはず…｡

スペインがマドリードなのは何となくわかるのですが､バレンシアやトレド､そしてセビリアも我が国ではよく知られています｡

ただ､個人的に一番好きなのはアランフエスです｡理由は単純過ぎますが､ホアキン･ロドリーゴ氏の協奏曲を子供の頃に聴いてから

(すみません､手が勝手にパッドに当たって投稿されてしまいました｡悪いことに暗証キーも消えていたのです)

ロドリーゴ氏のコンチェルトを子供の頃に聴いたのがきっかけで､成長したら必ず現地に行こうと心に決めていました｡
風光明媚な土地で独特の空気…太陽の光は強いのにどこか肌寒いんです｡

ちなみに､世界一地味な首都と呼ばれた(？)ボンには一度も行ったことがありません｡
単なる行政上の首都と思われがちですが､しかし紛れもなくボンは歴史的都市なのです｡
多分ベルリンが有名過ぎるのでしょうね｡

　こんばんは、Cancanさん。

　いちおう入試対策では、イスラエルの首都はイェルサレムだと教えます。ですが、正確には、解なしですね。

　イスラエルの政治機能、経済機能はテルアビブに集中しています。子供の頃、ニュースで、「テルアビブ発共同によりますと…」というのを何度も耳にしました。

　首都が首位都市でない国は、アジアではベトナム、ミャンマー、インド、パキススタン、スリランカ、アフリカではモロッコ、コートジボワール、ナイジェリア、南ア、ヨーロッパではスイス、南北アメリカではカナダ、アメリカ、エクアドル、ブラジル、オセアニアではオーストラリア、ニュージーランドなどがあります。

　これらの国では、たいがい首都よりも首位都市の方が有名です。

　スイスの首都は盲点ですね。ドイツ語圏最大の都市はチューリッヒ、フランス語圏最大の都市はジュネーブですから、そのどちらかを首都と思っている人が多いみたいです。

　トレドは難度の高い都市ですが、バレンシアはオレンジの生産、セビリアはカルメンで有名ですね。

　すいません。アランフエスは初耳です。不勉強を反省したいです。

　アランフエスに関しましては、勉強になりました。やはり現地を訪れないと、その良さが実感できないですよね。

　ボンは、大学入試の地理では、「旧西ドイツの都市で、ライン川に面している」と習います。一般的にはベートベンの生地として知られているかもしれません。

　ベルリンは有名すぎますね。有名度では、ベルリン＞ミュンヘン＞ハンブルクといったところでしょうか？

　それでは、この辺で失礼します。それにしましても、本当に様々なことにお詳しいですね。

　こんばんは、Cancanさん。

　首都が首位都市でない国として、トルコを書き忘れました。

　失礼しました。

なるほど｡確かにそうですね｡

アンカラから私のとんでもない勘違いを思い出しました｡

ご存知のようにローマ帝国⇒東ローマ帝国⇒オスマン帝国と時代によって､ビザンティオン⇒コンスタンティノポリス⇒イスタンブールと名称だけ変わってきました｡

同様にアンカラもその流れだと思っていたのです｡
すなわち､イスタンブールの次の名称がアンカラである､と｡
後日間違いに気付いて唖然(でも共通一次では出題されず！)｡

ただアンカラ自体は純粋な計画都市ではなく､歴史的都市の面も持ち合わせており､その経緯はなかなか複雑なようです｡

勿論､教科書(山川出版：詳説世界史)のせいにはできませんが､もう少しオスマントルコ史についてページを割くべきだと思います｡

なぜなら建国の年度や建国者のオスマン･ベイに関する記述もなかったので｡

ビザンティン帝国の崩壊やクリミア戦争等飽くまで欧州史の一環として記されてはいても､オスマン帝国の著名な皇帝を取り上げることさえしないのは明らかに片手落ちでしょう｡

　こんばんは、Cancanさん。

　小アジア半島内陸部に位置するアンカラは、トルコ共和国が成立した時に首都に制定されたと思います。

　ビザンティオン⇒コンスタンティノポリス⇒イスタンブールというのは、世界史では必須ですね。地理では、イスタンブールがボスポラス海峡に面していることを押さえてねばなりません。

　アンカラが歴史的都市の面も持ち合わせていたのは知りませんでした。単なる政治都市と思っていたのは不明でした。

　今の教科書では、オスマントルコとではなく、オスマン帝国と表記されているそうです。いずれにしましても、あれだけ強大な帝国を築いたオスマン帝国の記述は少ないですね。建国の年度が載っていないのは信じられないです。

　オスマン帝国の著名な皇帝といえば、なんといってもメフメト２世ですね。メフメト２世は取り上げられていると思います。

　イスタンブールには行ってみたいのですが…。飛行機が大の苦手というが致命的です。

　それでは、この辺で失礼します。「高校の世界史をもう１度復習する本」は名著ですよ。