ヘルムート･ハインリヒ･シュミット氏のご逝去を知ったのは､ミラクル3さんの反則日記でした｡なぜなら毎日新聞に載っていなかったからです｡

シュミット氏の功績で何より大きいのはサミットの提唱だと思います｡個人的にはサミット参加国を覚えさせて頂いたことですね｡独･英･仏･伊･日･米･加の7ヶ国のうち､『イタリアとカナダ』が入っている点に注意したものです｡

2点目は綴りです｡シュミットさんの『Schmidt』から見られるように､『sch』や『dt』の法則を覚えたのも氏がきっかけでした｡1点目も含めて私なりに視野が広がりました｡

3点目は以前に挙げたことのある､ソマリア空港への特殊部隊派遣です｡ハイジャック犯を殲滅させ､それによって以降の西ドイツでのテロが激減しました｡

それにしてもサッカー電報の一件には笑ってしまいました(不謹慎ですが)｡でも､シュミットさんの回想録(岩波書店)を読んだところ､最も親しかったのはミッテラン氏よりヴァレリー･ジスカールデスタン氏だったようです｡ミッテラン氏就任1年後くらいにシュミット氏は首相を辞任されましたから｡

　こんばんは、Cancanさん。日記をお読み下さり、ありがとうございます。

　シュミット氏は、偉大な首相でしたね。今のサミットは威光が落ちましたが、当時のサミットは世界的な注目を集めました。

　イタリアとカナダが入っていたのは意外ですよね。カナダはともかく、イタリアは経済的に他の国に大きく後れを取っていましたから。

　シュミット氏の綴りを初めて知りましたが、ドイツ人の名前の綴りは、サッカー選手のをけっこう知っています。

　ソマリア空港への特殊部隊派遣がシュミット氏の主導とは、当時は知りませんでした。特殊部隊が突入したことは印象に残っていたのですが…。

　ヨーロッパでは、サッカー外交が盛んです。ＥＣの会議で揉めていても、サッカーの話になると場が和んだそうです。

　シュミット氏は、ジスカールデスタン氏と親しかったのですか。確かに、ミッテラン氏とは関わった年数は短いですね。

　それでは、この辺で失礼します。毎日新聞にシュミット氏が亡くなった記事が載っていなかったのは意外でした。