ここ数年では、攻守にもっともバランスのとれた好チームでした。
ただ、残念ながら今年も相模の力がそれを上回ったということ。

ただし、その相模との実力差は若干縮まってきたようにも見受けられました。その理由は、山本監督の采配にあります。
結果的に一発見舞われてはしまったものの、勝負所で伝令を送った慧眼はお見事でした。勝負師としての勘の冴えを感じました。また、後半のバントも奥の深い意図が私には感じられました。

横浜や商大、慶応等の監督らが勇退、山本監督は名実ともに相模や桐光の監督らとともに神奈川の指導的監督になったのではないでしょうか。６０年近く高校野球を見てきた私の率直な印象です。

相模への雪辱は、案外近いのかもしれません。