さきほど２３時３０分過ぎ、ある駅で我々と同じく保土ヶ谷で試合のあった某高校のチアさんを見受けました。思わず、「ご苦労さま。がんばったね」と声をかけてしまいました。

もちろん、この言葉は日藤３年生とその保護者の方々にも贈りたいものと考えます。昨年は「もっと野球をやらせてやりたかった」、今年は「一球でもよいから投げさせてやりたかった」。それぞれのお母様のお言葉は、胸に響きます。さらに、小林キャプテンのお母様が泣きながらお礼をおしゃって下さったとき、万感迫るものがありました。

お礼を申し上げねばならないのは、当方です。お世話になりました。大会前に３年生の保護者の方には、ともに戦いましょう、がんばりましょうと申し上げました。それは、息子に恵まれなかった私の真なる思いです。現在、大学生や高校生になる私の娘たちにも、同世代の息子さんたちの野球にかけるその真摯な気持ちを見習い、感じ取ってもらいたいと念じております。

皆様と、ともに甲子園を目指した大会５試合。本当に楽しかった。あなた方の息子さんたちは、堂々と甲子園を入場行進しております。それを私たちは、アルプス・スタンドから感激の思いで見つめているのです。その努力に対して、私たちが心の神奈川大会優勝旗を授与致します。