在校中、私が悔しく感じたのは、２年夏の法政二、３年夏の藤商にそれぞれ負けたことです。それぞれ相手校に中学校時代の友人がおり、とりわけ藤商の奴から「甲子園は良かったぞ」と言われたときは悔しかったですね。何だ、〇〇急駅員のような制服を着ているくせに(失礼)！　と毒づいたものです。

昭和５０年のチームは、奈良監督曰く当時日藤史上最強チームでしたが、全盛期だった東海大相模と決勝で当たってしまったことが不運でした。

和田投手２、３年次での対藤商戦も見ました。私見では２年夏がベストゲームで、延長戦でしたが息詰まる投手戦でした。
昭和５４年夏・準決勝第一試合で日藤がＹ校宮城投手に敗れ（Ｙ校全国ベスト４！あの箕島高校に惜敗）、第二試合では藤商が横浜・愛甲投手にノーヒット・ノーランをされて敗れたという記憶があります。藤沢勢が横浜勢に連敗という結果でした。新チーム結成以来、公式戦で県内無敗だった豪腕・和田投手での甲子園初出場（選抜も一点差で補欠校）を確信していた私は、ショックで現在の家内と試合後呆然としていたものです。しかし、甲子園組の先輩・同輩らを尻目に翌春から神宮で大活躍する１年生和田投手を家内と見て、溜飲を下げました。
法政で、江川以来と評価されたすばらしい投手でした。