落ち目になると、光より早く人が去ってゆくのが世の常。
そんな中、９８年以降勝運に恵まれなかった日藤を終始励ましてくださったのが、横浜高校のあなたでした。

当時、他のサイトでくそみそに書かれ続けた日藤。「落ち目」「古豪」「終わった」等々、いろいろ言われました。悔しかった。頑張っていた選手たちは、なおさらのことだったことでしょう。

多くのくやし涙も見てきました。不可解な判定にも泣きました。選抜優勝の東海大相模の筑川投手を攻めて、内容で上回りながらも、チャンスでの一塁線を抜いた当たりをファールにされての惜敗(みなさん、覚えてますか。あれは絶対にフェアだった)。松井コーチや日大明誠監督の小口君たちの代の平学戦でのコールド勝ち寸前でのノーゲーム、再試合延長サヨナラ負け(雨はやみ、ハマスタに夏の陽光が射しているのに「ノーゲーム」？)など、忘れられません。

野球の神様は、きっとそんな歴代の日藤選手たちの悔し涙に報いて下さったのでしょう。この夏こそ、９０年代のように甲子園を賭けて横浜高校と雌雄を決したいものです。それは、２０年前自らの甲子園出場を横高に阻まれた、山本監督自身の願いでもあるのではないでしょうか。