僕は20代のときに、ある女王様に育てられました。
素晴らしい方でした。特に精神的な面で素敵でした。
ある時は強い支配者
ある時は冷徹な女医
ある時は母のようなオーラを出す
ある時は人間とは、を指南する先生

その女王様がある時、病気で亡くなりました。

それ以来10年以上女王様はいません。

SMとは何かを考え続けました。
初めはプレイ中心で、緊縛、鞭、蝋燭責めが好きでした。
なんとも言えない拘束感・・・
麻縄が肌をさする快感・・
痛みと熱さからくる快感・・・

でもそれは精神的充実が一緒に伴わないと本質的でないと感じるようになりました。

この女王様は僕のために一所懸命でした。身体も精神も凄く開発されました。僕も女王様の気持ちに応えるよう全身全霊で尽くしました。

尽くす喜び・・・

それはSにもMにもあるのかもしれません。

最近感じることですが、依存的で要求ばかりする関係ではだめになると感じます。
女王様でも、ただ暴言はきたいから吐くとかストレス解消のために叩くとか、M男でも、なんでもいいから誰でもいいから虐めて、叱って、などは単なるエゴマゾだなあと感じます。

そこには、相手の幸せのためにという奉仕と感謝が足りないと思いました。
僕自身に欠けていたことです。

そう考えるとSMって素晴らしいかも・・・
充実して成長できる関係をつくりたいです。




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