劇場用アニメ映画に俳優の起用が多いのは、
マスコミの俳優への囲み取材などでメディアへの露出が増えるからですね。
がっちりファンが居るテレビアニメの映画化とは違い、
こういう映画の多くの場合がオリジナル企画＆脚本ですから、
より多くのお客さんに見てもらうために、
テレビ局や広告代理店がバックアップ体制をとります。
俳優の起用も、ワイドショー等への露出を狙えるからですから、
いわば、この辺はふつうの実写映画のやり方と同じなのです。

また「サマーウォーズ」もそうですが、現実の街を舞台にすることで、
そこへの経済効果や逆バックアップを期待する、という流れも近年多いようです。
わたしは「サマーウォーズ」を長野県上田市の小さな映画館で観ました。
多くのお店で幟が立っていて、お客さんも地元の方で（それこそ親子連れや高校生カップルまで）いっぱいで、
その雰囲気がとても良くて、映画が始まる前から、ちょっと胸が熱くなったりしました。
閑話でした。

それにしても俳優は主役の1人か2人、多くてキャストの半分くらいでいいでしょう。
アニメなんだから声優がやるのが普通。さすがに世間の人も「アニメ映画なのにいつも俳優だらけ」とおかしく思い始めてないのでしょうか？
早急でなくともいいのでこの事態は解決させてほしいですね。（それこそ声優ブームを本当に起こさせるとかで）

サマーウォーズはこの前テレビでやってたのを録画したのをそのまま放置プレーしているのですが（苦笑）、近い内にDVDを借りて見てみたい！
大学でも友人みんな見てる…って感じなのでｗ

でもしかし、夏のアニメ映画といえばやっぱり『時をかける少女』を思い出してしまいますね。
とにかくストレートで爽やかで切ないストーリーなので、時間がある時にでも、是非。おすすめです♪
（ちなみに、以前MOMAさんがトップ10レビューで取り上げて好印象だった奥華子さんが主題歌と挿入歌を手掛けています。）

まあ影響力を考えると俳優起用はしょうがないですかね。
声優が本業ではない人でも上手な俳優さんや芸人さんはいますから、せめて見てる側が違和感を感じないキャスティングにしてほしいですね。
サマーウォーズはそれほど違和感はなかったので、素直にストーリーを楽しめました。

フィッシュストーリーも面白かったですね。原作を読んでいた自分でも楽しめました。ラストの爽快感は原作以上かもしれないです。
同じ原作者＆監督のゴールデンスランバーも良かったですよ。

昔はアニメ映画見るのに誰が演じているかなんて全く重要ではなかったんですけどね〜。今は俳優起用してそれが宣伝材料の1つになってるのが違うなぁと。「魔女の宅急便」が高山みなみでYAIBAもコナンも同じ人だと知ったのはコナンが始まって数年以上後だったし…。悟空と悟飯と悟天を全部野沢さんが1人でこなしていたのもリアルタイム当時は知らなかったし、DBのトランクスと「スラムダンク」の桜木が同じ人なのも気づかずに見てましたけどね（00年代中盤頃に知った精一杯の知識）。

ジブリまで俳優起用に変わっちゃうし、宣伝方法が変わったんでしょうかね。本業はやはり声優なので声優でやるのが普通だとは思いますが。

俳優さんだと特に声を作らないのでなんか有名であるほどその人の顔が浮かびすぎてしまい、絵とマッチしないっていうのはありうるかもしれません。まあ神木くんと主人公のイメージわりと近かったし、ヒロインの桜庭さんはあまり知らずイメージが無かっので特に何も感じませんでしたけどね。