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B'zバラベス
ホタル /
2012-05-23 20:54:00
No.3007
B'zレビューお疲れ様でした。
さて、B'zのバラードベストについてのレビューですが、
MOMAさんのレビューとは反対に、私は今でも
このアルバムの価値は失われていないと感じています。
確かに、ウルトレとの被りも多いので、単純に「曲回収」
としての役割が終わっているのは否めません。
ただ、「アルバム作品」としての価値は全く失われていないと
思っております。
というのも、このアルバム、1枚通して聴くとストーリー性を
感じられる仕上がりになっていると思うのです。
(あくまで、一個人の感想です。)
以下に、私のバラベスの印象を記してみたいと思います。
1曲目の情景・(現実の世界)
季節はクリスマス。華やいだ町を1人の男が歩く。
男は、幸せそうな人々や街を見て、幸せだった「いつかのメリークリスマス」に思いを馳せる。
2曲目・(現実から過去へのワープ。)
男は別れた彼女の事を思い出す。
3曲目・(男の回想)
(ここからは「過去」の世界です。)
場面は2人の恋が最も熱く燃え上がり、情熱的だった頃。
しかし、「ピーク」というのはある意味「失速(別れ)」の
前兆でもあるわけで……
4曲目辺りで、恋の歯車は狂い始め、6曲目の頃には2人の関係は最早修正不可能に陥ってしまう。
7〜9曲目
しかし、男は彼女との関係が破綻した現実を受け入れる事が
出来ない。男は、彼女との「絆」を信じ続ける。
10曲目
しかし、ズルズルと続いた2人の関係にも、遂に終止符が
打たれる。
11曲目
男は悲しみに暮れる。だが、「泣いて 泣いて 泣きやんだら」男は徐々に前を向き始める。
(「泣いて 泣いて 泣きやんだら」は、悲しむ女性と、
それを励ます男性の様にも聞こえますが、ここでは、悲しみに暮れる男が、
その悲しみから脱却しようと、「自分で自分を励ましている」という風に解釈しました。)
12曲目
男は、彼女の気持ちが自分から離れていった現実を
受け入れる。
13曲目
そして、男は彼女との幸せだった日々を大切な思い出として
胸にしまう。
もちろん、そこにはもう未練がましい思いなど存在しない。
14曲目
男は、彼女との出会いに感謝し、前を向いて歩き始める。
(ここまでが男の回想です。)
15曲目(ここで現実の世界に戻る。)
男はふと我に返る。「あぁ、またあいつの事思い出しちまった……」
冬の夜は寒くて人恋しい。外を見ると、いつしか雪が降っている。男の悲しみは、まだ癒えきっていない。
ボーナストラック
この曲は、この恋物語のエンドロールと解釈するもよし、
幸せだった頃(すなわち「過去」)のクリスマスと解釈
するもよしです。笑
以上が私の、B'zバラードベストの感想です。
どうでしょう?
ストーリー性を感じさせる内容じゃあありませんか?笑
こうした物語性を感じさせてくれるので、私の中での
バラードベストの存在意義はまだまだ失われていません。
今は季節外れですが、MOMAさんをはじめ、皆様も歌詞や曲の
世界観に着目して、改めて今作を聴いてみると面白いんじゃないでしょうか?
長々と勝手な感想を書いてしまい申し訳ありませんでした。
追記
余談ですが、今作の音質はB'zの他のベストと比較しても、
かなり良いものだと思います。
(ただ単に私の好みの音というだけかもしれませんが…)
Re: B'zバラベス
MOMA /
2012-05-24 01:37:00
No.3009
なるほど。楽曲を再利用してストーリー性を持たせたと解釈するとなかなか面白いですね。近年だとASKAがリメイクでそれをやってましたけど。
音質に関しては発売当時にも明らかに前に聞いた音源と違うなと感じたのを記憶しています。Pleasure?やULTRAを聞いた時もリマスタされてるなとは思いましたが、この時の方が衝撃が大きかったですね。
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さて、B'zのバラードベストについてのレビューですが、
MOMAさんのレビューとは反対に、私は今でも
このアルバムの価値は失われていないと感じています。
確かに、ウルトレとの被りも多いので、単純に「曲回収」
としての役割が終わっているのは否めません。
ただ、「アルバム作品」としての価値は全く失われていないと
思っております。
というのも、このアルバム、1枚通して聴くとストーリー性を
感じられる仕上がりになっていると思うのです。
(あくまで、一個人の感想です。)
以下に、私のバラベスの印象を記してみたいと思います。
1曲目の情景・(現実の世界)
季節はクリスマス。華やいだ町を1人の男が歩く。
男は、幸せそうな人々や街を見て、幸せだった「いつかのメリークリスマス」に思いを馳せる。
2曲目・(現実から過去へのワープ。)
男は別れた彼女の事を思い出す。
3曲目・(男の回想)
(ここからは「過去」の世界です。)
場面は2人の恋が最も熱く燃え上がり、情熱的だった頃。
しかし、「ピーク」というのはある意味「失速(別れ)」の
前兆でもあるわけで……
4曲目辺りで、恋の歯車は狂い始め、6曲目の頃には2人の関係は最早修正不可能に陥ってしまう。
7〜9曲目
しかし、男は彼女との関係が破綻した現実を受け入れる事が
出来ない。男は、彼女との「絆」を信じ続ける。
10曲目
しかし、ズルズルと続いた2人の関係にも、遂に終止符が
打たれる。
11曲目
男は悲しみに暮れる。だが、「泣いて 泣いて 泣きやんだら」男は徐々に前を向き始める。
(「泣いて 泣いて 泣きやんだら」は、悲しむ女性と、
それを励ます男性の様にも聞こえますが、ここでは、悲しみに暮れる男が、
その悲しみから脱却しようと、「自分で自分を励ましている」という風に解釈しました。)
12曲目
男は、彼女の気持ちが自分から離れていった現実を
受け入れる。
13曲目
そして、男は彼女との幸せだった日々を大切な思い出として
胸にしまう。
もちろん、そこにはもう未練がましい思いなど存在しない。
14曲目
男は、彼女との出会いに感謝し、前を向いて歩き始める。
(ここまでが男の回想です。)
15曲目(ここで現実の世界に戻る。)
男はふと我に返る。「あぁ、またあいつの事思い出しちまった……」
冬の夜は寒くて人恋しい。外を見ると、いつしか雪が降っている。男の悲しみは、まだ癒えきっていない。
ボーナストラック
この曲は、この恋物語のエンドロールと解釈するもよし、
幸せだった頃(すなわち「過去」)のクリスマスと解釈
するもよしです。笑
以上が私の、B'zバラードベストの感想です。
どうでしょう?
ストーリー性を感じさせる内容じゃあありませんか?笑
こうした物語性を感じさせてくれるので、私の中での
バラードベストの存在意義はまだまだ失われていません。
今は季節外れですが、MOMAさんをはじめ、皆様も歌詞や曲の
世界観に着目して、改めて今作を聴いてみると面白いんじゃないでしょうか?
長々と勝手な感想を書いてしまい申し訳ありませんでした。
追記
余談ですが、今作の音質はB'zの他のベストと比較しても、
かなり良いものだと思います。
(ただ単に私の好みの音というだけかもしれませんが…)