実績のある歌手がベテランの年数になるとオリジナルアルバムをリリースするペースが遅くなって、アルバムを出してもシングル曲ばかりの新曲が少なくなるケースが多いのはどうしてなのでしょうか？

有名所で例を挙げると安室奈美恵やラルクの今年のアルバムはシングルばかり固まっていましたし、
また即出のシングル枚数が溜まっていて、次のアルバムはシングル曲で固まりそうなのは福山雅治やGLAYもそうですし（活動は休止していますがサザンや宇多田ヒカルもアルバムを出すペースが遅かったです）

これらの人達は若い頃はアルバムはよく出していたのに、年数を重ねていくとリリースペースが遅くなってしまうのは、活動が忙しくて新曲に手が付けられないからでしょうか？
（ただB'zやミスチル、浜崎あゆみ、EXILE辺りはキャリアが長くなってもアルバムのリリースペースが遅くない人もいますが）

単純に初期は契約の問題で年間1枚とか必ずアルバムを出すようになっているので必死に作るけど、
一定以上売れて契約に自由が聞くようになるとマイペースになるということだと思います。
年間1枚出してツアーもやって…というペースにそもそもムチャがあるのでしょう。
忙しくて出せないのではなく、以前が忙しすぎたという事だと思います。

タイアップの依頼は来るのでそのたびにシングルを切っていると気がついたらシングルが溜まっていて、さてアルバム出すかってなった時にシングルばかりになってしまうというのは以前に福山雅治が「5年モノ」の時に語っていました。

そういう意味ではほぼ毎年アルバムを出し続けているTUBEは活動年数からしても地味に相当凄いバンドだと思います。

MOMAさんと大体同じになりますが、
若いうち。それも一番人気のあるうちは、やはり売れなければならないと言うのもあり、
年間1枚のペースでアルバム出し続けるけど、だんだんその忙しさに無理が出てきて、
ベテランになるにつれて、リリースペースが徐々にマイペースになって行くんだと思います。

そもそも、海外は日本見たいに年間1枚じゃなく、
3年に1枚、アーティストによっては、5年に1枚と言う遅いペースが本来普通みたいで、
それを考えると、年間1枚リリースが当たり前になっている日本の方が、
ちょっと異常なのでは・・・？と言う気さえもします。

だから、個人的にアルバムリリースは、日本ももう少しマイペースでもいいのでは？とも思います。
（最も、音楽シーンの移り変わりの早さのことを考えると、中々そうもいかないんでしょうが・・・）

以前ラジオでどこかのバンドが言っていたのですが

「自分たち（アーティスト側）としては、アルバムを3枚出せれば満足、というか出し切った感じがする。
周りのバンドとも話していてもそういう人がおおい。でもその時々で作りたい曲が出来て、頑張って作っていくと、いつの間にか曲が溜まって、『そろそろアルバムを出そうかな』という感じになる。自分たち的にはアルバムの制作期間なんてよくわかりません」

と言っていました。
やっぱり曲を作るというのは大変な作業で、自分のペースで作るとなると期間が伸びるのは仕方ないのかなとおもいます。
また、頼まれて（もしくは決められて）曲を作るのと、自分で曲を作るのはやっぱり違うのではないでしょうか。
さらに言えば、自分で作詞、作曲をするのと、曲を書いてもらう歌手ではペースが変わってくるのもあるでしょうし。

まーなんにせよ、アーティストっていうのはやっぱり芸術家なんですね。

若い時は曲がどんどん出来るようですし、レコード会社との契約枚数も厳しいようです。
キャリアを重ねると自分でやれることも増えてきますし、こだわりが出てきてその分、制作に時間がかかるのだろうと思います。
後は作詞・作曲で煮詰まって思うように曲が作れないこともあるようです。
ベテランだと5〜10年位オリジナル・アルバムのリリース間隔が開くのはよくありますね。
3年くらいで出ると早いなぁと思ってしまいます。

デビュー直後は契約枚数の縛りが厳しいので、とにかく作らないといけないのがあります。
ただし、数年経つと良くも悪くもアイデアが枯れてしまうので、リリースペースが落ちてしまうのだと思います。
(シングルリリースがタイアップ頼みになるケースも多いですし)

他の方にない意見としては、ベテランになるほどクオリティを落とせなくなるので、製作期間はさらに長くなってしまう傾向にあります。
またツアー期間が長くなるうえに、製作も止めてしまうので、さらにリリース間隔は開きます。