自分は一切オリジナル曲を知らずオリジナルを聴いたのですが(ただ最初にカバーアルバムを聴いていたのである程度は想像が付いてた)、スフィアとはまるっきり違う路線となっていて完全に差別化出来ているなということや、この人の声やどこまででも突き抜けていくような高音が気に入ったということもあり滅茶苦茶好きな作品なのですが、スフィア的な曲を聴きたいという人には多分あんまり好きになれない作品なのかなと思います。

収録曲の中だと唯一「Brand New Smile」がスフィア寄りの曲で結構気に入っているのですが、この曲は高垣さんが歌うよりも戸松さんや寿さんの方が合っているような気がします。

高垣さんのソロアルバムがスフィア要素皆無なのは、メンバーの中でズバ抜けた歌唱力をアピールするという意味もあると思うのですが、単にこの人の声質的にスフィア系ポップスよりもアルバムに入っているような壮大な曲の方が合っているということなんでしょうね。
ただ、全曲壮大でアッパーだと確実に疲れるのでこういった曲は必須だと思います。

自分は先にスフィアから入っていったのですが、高垣さんだけ他の3人とは明らかに違う感じがしてたんでこの違和感的なものはなんだろうと思いソロアルバムを聴いた所ああこういうことだったのかと納得したような気がしました。

あと、末光篤氏提供の「たからもの」は今作では浮いているぐらいでしたが、かなり気に入っています。
竹達さんの「♪の国のアリス」とかも末光さんの提供曲ですが、なかなかいい曲を提供する人なんだなと思いました。
この曲に関しては違和感みたいなものを特に感じなかったのでまた縁があれば末光さんの曲を聴いてみたいところです。

個人的にはボーカルに歌唱力を求めてないんでしょうねぇ。逆に隙が無さ過ぎると息が詰まるというか。中学の頃から中居君ボーカルのファンだったし(笑)

末光篤は作家としては相当の実力者だと思います。先日のGOINGとのコラボでも相乗効果がすさまじかったですし、サイト見て聞いたけどすごく良かったという賞賛の声もいくつか届いてます。