今のベストアルバムの売り方は

?Discを3〜4枚組にしてCD作品としては一枚として発売
?CD作品としては2枚に分別して発売

に歌手によって分かれてる気がしますが、売上面やベストアルバムとしての聞きやすさなどを考えるとどちらの方が良いと思いますか？

複数作品に分けたほうが利益率は高いようですが、それらをすべて買った時の値段の高さは気になりますね。
しかし、枚数が増えると単体でも値段が高くなるので手が出しにくくなりますし、2〜3枚のディスク＋初回限定ディスクorDVDという形態だと手を出しやすい感じがしますね。

個人的には、ベストはやはり1枚のみか、多くても2枚組で1つのアルバムと
シンプルに聴きやすく手に取りやすい形にして欲しい派なので、
この2つのどちらがいいかと言われると、正直難しいですね。(^^;

それでも、どちらがいいかと言われると、?でしょうか。
ボリュームが多いとは言え、やはり代表曲が一つのアルバムに全部入っているため、
リスナーも選択しやすく、ユーミンベスト見たいに、未だロングセラーの記録を残してますし。
ただ、3枚組以上にするなら、CD1枚ギリギリに曲を入れるんじゃなく、
やはり枚数多くても、すんなり聴ける工夫を考えて欲しいですね。
個人的に、今年B'zが出したベストは計4枚組ながら、
各CD1枚は、意外にもどれも60分程度で聴きやすく、
ボリュームの多いベストの理想型だったのではないかと思います。

?に関しては、一応2枚のため、?よりは聴きやすそうですが、
YASUさんが言うように、2枚合わせて値段がかかるのと、
代表曲が分散されてしまうため、どちらから手をつけていいのかが分からないのがネックですね。
会社側としては、利益になるかもしれませんが、逆にロングヒットしにくいですし、
ユーミンやさだまさしが未だロングヒットしてることを考えると、
結局?の方が利益の面でも得してるのではと言う気もします。

買う方としてはやはり1作にまとまっていた方が買いやすいのは確かですね。2作に分けて発売するのであれば、かつてのZARD,B'ｚや09年のGLAYみたいに時期をズラして発売してくれると非常に買いやすいし、聞きやすいです。

時期ズラしをやる場合はプロモーションも2倍かかってしまうので効率が悪いんでしょうけど…。

ベスト盤の聞きやすさ、特に入口とする場合は1枚モノが1番入りやすいと思います。

特に00年代中盤以降のさほど大きなヒットが出せていないけどなんとなく毎回トップ10には入っているみたいなミュージシャンだと代表曲も不透明で知ってる曲もさほどないわけでそこで30曲ドーン！とか出されてもまずもって耳に残りません。

　どちらの方式にも一長一短があるので、答えるのは難しいです。でも、ミスチルのような大御所ならば、?の売り方でも十分満足ですね。
　
　ところで、僕は先日、AKB48があと2年でデビュー10周年を迎えるという話をしましたが、その時になったら、たぶんベスト盤を出すのではないかと思います。もしそうなれば、収録曲は、ミスチルのベスト盤みたいな分け方が妥当なような気がします。つまり、「2006年〜2010年」「2011年〜2015年」みたいな分け方で、2枚のＣＤに分けるのです。まあこれは、あくまでも僕の個人的なアイデアですが。

個人的には1枚モノのベスト盤を1作ずつ出してくれると、キャリアを追いやすいと思うので、ヒット曲が溜まったらベスト→ヒット曲が溜まったら続編ベスト…というサイクルを繰り返してくれるのが理想的です。

ベスト盤って新規ファンのための入口であると同時に、長年聴き続けてるファンにとってはベスト盤は友達に貸して布教活動をするためのアイテムなんだと思ってます。
で、「まずはコレを聴け！」というやつが膨大な量だと、初めての人は手を出し辛いだろうし、聴き疲れしてしまいます。学校の授業の予習範囲が教科書50ページ分あってもやる気が起きないのと同じように。
手に取りやすく、気軽に聴きやすいのが一番じゃないですか？

1.1枚モノのベスト盤を1枚ずつリリース(ただし内容が充実したDVDを付属)
2.続編ベストと前作ベストとで内容に被りがないように
3.タイトルにナンバリングしてあるか、年号が書かれている
4.レコード会社とアーティストが合意したうえでのリリース
5.胡散臭いライナーノーツを掲載しない
6.音質の向上と幅広い選曲、出来れば未発表曲も含む

これらの条件を満たしていれば完璧なんですけど(オールタイムベストを出す必要がないので)、一定以上のヒット曲を常に出し続けてないと、続編ベストが悲惨なことになるので、難しいのかもしれません。

最近だと、水樹奈々「THE MUSEUM」シリーズや、アジカン「BEST HIT AKG」は良く出来てると思います。


逆に、ソニーミュージックがよくやる、意味もなく2枚に分散させて同時発売ってのは、商業目的以外の何物でもないし、入口にもし辛いし、手が伸びません。
ポルノグラフィティやYUI、西野カナのベスト盤が典型例です。

ケツメイシの四季ベスト4枚同時発売も酷かった気が。あのベスト盤を季節に合わせて3ヶ月間隔でリリースしてたらまだ手に取りやすいんですけど。基本的にメディア露出しないからプロモーションに手間もへったくれもなさそうなんですけど。レーベル移籍でモメたのかな？？


ただ、キャリアが何十年にもなるアーティストの場合、3枚組くらいのオールタイムベストがひとつあるといいですよね。サザンオールスターズは4枚組になってもいいから、純粋なシングルA面コレクションが欲しいです。

ソニーの2枚同時パターンは完全にアルバム曲で穴埋め感があって印象良くないです。せめて解説つけるとかディスコグラフィーだけでも掲載するとかすればいいのに写真でページ水増しとかそんな程度ですし…。

ケツメイシは移籍第1弾シングルと同時に全シングルアルバムがエイベックスから再発されているので楽曲権利ごと移動したものと思われます。さらに今年の4月には4枚のベストまでエイベックスから再発されています。1年かけてのリリースは無理で、トイズにとっては本当にギリギリ最後の一儲けだったみたいです。

マイラバとレミオロメンも移籍と同時にエイベックスから全アルバムが再発されていますが、シングルは放置＝廃盤です。ケツメイシの徹底っぷりが凄い…。