ベスト盤の乱発と聞いて僕が思い出すのはSPEEDの例ですね。SPEEDは、デビューから約2年半が経過した1998年12月に、初のベスト盤「MOMENT」を出しました。ところが、翌年秋には解散宣言をすることになり、2000年3月には「SPEED THE MEMORIAL BEST 1335days Dear Friends」という2枚組ベスト盤を出すことになりました。結果的に、たかだか3年程度しか活動していないグループ(後の再結成は除く)なのに、ベスト盤が計3作(ちなみにオリジナルアルバムも計3作)という事態になってしまったわけです。
しかし、ベスト盤が入門盤の役割を果たしてる場合が多いのでせっかく新しい曲を聴く機会あるのにも関わらずそれを奪っているこの状況が残念だなと思います。
現にMISIAやBUMPは借りたものの未だに殆ど聴けていませんし、西野カナあたりもそれが原因で未だに手を出せないという。
もちろん、それらが売上にも響いてるんでしょう。