まだ聴きこみが甘い状態ですが、今作はかなりお洒落＆渋いアルバムだなと思いました。
パッと聴いた所何曲か印象が被っているような曲があったのですが、よく聴いてみるとそうでもないじゃないかみたいな。
個人的には、短くコンパクトなアルバムなので聴きこめばもっと良さが見えてくるのではないかなと思いますし、シングルで聴いた時に微妙だった「二十歳」はアルバムで聴くと結構いい曲なんだと思いました。「雨の六本木」は今作だと浮いていないですし。
唯一ロック系の曲が「Future」だけというのは若干物足りなかったのですが、こちらもシングル単体で聴いた時よりも気に入っています。

個人的に今作収録のシングルで一番好きだったのが先行シングルの「もう泣かないで」なのですが、この曲はバラードながら大作じゃなくお洒落で渋く新境地っぽい感じがしてそこがかなり良かったです。
アレンジャーは元GARNET CROWの古井さんですが、GARNETが解散したということで今後もDEENに関わってくれたら面白いことになるのではないかなと。
それと、個人的にはGARNET繋がりで岡本仁志がアレンジャーとして参加するとどう変化するのかなと気になっています。

AOR期もそうだったので馴染んできて各楽曲の区別が完全につくようになってくると印象が固まりそうなアルバムです。
恐らくここ最近の作品よりも後年の書き直しが多くなりそうです。

「Future」は何気にアニソンっぽさが薄れてだいぶ変わっていた印象です。

Futureはヴォーカルにエコーがかかっていたり、全体的に音もポップ寄りになっていた印象を受けましたね。
DEENならではの大人サウンド展開しつつ、最後はシンプルなバラードでグッと〆る、アルバム1枚通しての完成度が高いですね。DEENの実力を実感出来た良いアルバムでした。

「Future」はアニソンっぽさがちょっと今のDEENに合わない感じで微妙だったので、アルバムバージョンではしっくり来ました。

今作唯一の不安はライブでの振付提示かもしれません(汗)