佐久間正英が亡くなられたそうです。
佐久間さんは音楽プロデューサーとしてGLAYやJURY　AND　MARYなどの数多くの歌手をプロデュースしてくれました。
日本の音楽界でなくてはならない人が失われてしまいました。残念です。ご冥福をお祈りします。

元旦に入ってから、Facebook、ツイッターの更新が止まっており、正直覚悟していた部分がありましたが、
音楽を聴き始めた頃から、最もサウンドに馴染みのあったプロデューサーだっただけに、やっぱり悲しいですね･･･。

がんを公表してからも、それにめげず、最後まで音楽家として駆け抜けていた彼の姿は、
とても心を打たれるものがありました。

昨年8月に年を越せないどころか早ければ数ヶ月とも仰っていたのに年内ギリギリまで音楽を続けて年も越したというのは、やはり大好きな音楽への思いが命を長らえさせたのかなと思います。最後までミュージシャンであろうとしていた姿は本当にかっこよかったです。

プロデューサーとしても本当に優秀だったと思います。
同業アレンジャーがどんどんストリングス多用していき全盛期の個性あふれるプロデュース能力が無くなっていく中にあってもあくまで一定のバランスを保っていたように思います。

自分の色を出すのではなく、それぞれの特性を売れるポップスに昇華させてまとめあげるのが本当にうまいプロデューサーだったと思います。

末期がんを公表してからも精力的な活動をしておられただけに、もしかしたら調子がよくなりつつあるのかとさえ思ってました。

Twitterでも書きましたが、僕が音楽に目覚めたきっかけの曲がGLAYの「HOWEVER」でした。
そういう意味で、音楽面での僕の原点の一つがGLAYであり佐久間正英さんだと言っても過言ではありません。お悔やみ申し上げます。

最近、音楽界での訃報が続いていて、本当に寂しい限りです。

個人的に佐久間プロデュース作品で好きだったのは、Hysteric Blueの『春〜spring』や『なぜ・・・』ですね。初期の曲は良かったのですが、でも、メンバーが強姦事件で逮捕されて解散し、同時にCDなどリリース物も全て廃盤となり、店頭から回収されるという暗黒の展開になってしまいました。

そう言えば、佐久間氏は乃木坂46のメンバーである生田絵梨花の父親の従兄弟にあたるそうで、乃木坂のシングル「バレッタ」の付属ＤＶＤにも出演したそうですね。

http://natalie.mu/music/news/103332

これは、映像作品への佐久間氏の出演としては生涯最後になったのでしょうか？