TUBEのニューアルバムとベストアルバムを入手しましたが、クレジットを見るとエンジニアの方やスタジオはビーイング以外で、ZAINプロダクツなどのスタッフが関わっていないような気がします。
制作体制もセルフプロデュース・アレンジから外部ミュージシャンのプロデュース・アレンジに変わってきていますし、ビーイングから離脱したのではないかなと思ってしまいました。
ただ、ニューアルバムにはB'zの松本さんが参加するなど、良好な関係は続いているのかなぁと。

今年アルバム順番に聞いたところZAIN PRODUCTSほかビーイング関係のスタッフの関与は08年が最後でした。

09年にスタッフを一新してまして、それ以降はサポートミュージシャンとしてのDIMENSION(主に勝田さん)以外、ビーイング所属らしきアレンジャー/エンジニア、その他スタッフは参加してないようです。

後藤康二や大島こうすけがアイドルへ曲提供してチャート1位を獲得したりするようになったのも大体その頃からなので、いろいろな事が緩和されていったのかもしれないですね。

ふわっとビーイングを離脱したDEENと同じ路線でしょうか？

DEENの場合は自作移行した99年以降ほとんどビーイング関係者が関与せず、BERGレーベルが03年に消えたのでビーイング離脱したと思われてましたが、
2010年のライブベストとC/W集での権利表記は1年前の02年が境になっており、実際03年〜05年(『キセキ』出すまで)まで01年以前の曲がライブDVDに収録できない状態になっているなど地味に複雑でした。

TUBEの場合は90年からProduced by TUBEになっていましたが、
00年代になるとKANONJI名義でのプロデュース表記が復活しています。DEENがビーイング離脱したとされていた時期はTUBEは逆にビーイングとの関係が90年代よりも強くなった時期で実際90年代より00年代の方がビーイングのアレンジャーが編曲に参加した曲が多いです。

ところが06年にKANONJIが外れ、Special Thanksに今度は長戸大幸名義という形に移行したと思ったら、09年に制作スタイル一新により一掃されました。

徐々に疎遠になっていったDEENと異なり、
TUBEは適度な関係を保ちつつ一旦接近してから一気に離れた感じです。

TUBEは制作がビーイング、事務所が田辺プロ系列、レコード会社がソニーでしたが、事情を知らなかった10代の私にとってはTUBEはビーイングのようなビーイングではないような
不思議な存在でした。
原盤権はソニーが持っているようなので、製作体制が変わっても問題なく過去の楽曲もベストに収録できたのでしょうね。
DEENもそうですが、離脱したバンドの方が長く活動できている感じがしますね。B'zは別格でしょうけど。