結成・デビュー10周年や20周年（ここ数年では5周年でも多いが）で記念ベストアルバムを出す歌手が昔から多いですが、
近年では記念年を前倒しして「記念年ベスト」を発売する人が非常に増えたなと思いませんか？
管理人さんも度々指摘されていましたけど、いつの間にか増えた印象があります（ベストを待てないレコード会社の思惑ではありますが）

10周年より早いタイミングでのベスト盤は、MAN WITH A MISSIONのように権利関係の問題だったり、クリープハイプのように移籍が絡んでいたりと事情がある場合も多いですけどね。
base ball bearやNICO Touches the Wallsのようにベストを出すとライブ、特にフェスが盛り上がり、動員が持ち直すパターンも多く、それを狙ったベスト盤も有るようです。


ただもうすでにベストを出したアーティストのベスト発売は…レコード会社による資金回収でしょうねぇ。

「オールタイム・ベスト」ものが増えたような感じはしますね。
レコード会社の移籍をしたアーティストはかつては権利関係でオールタイムものは難しかった傾向もあったようですが、現在はCD不況でお互いに協力体制で、原盤を貸し出したレコード会社も、コストを掛けずに使用料が入ってくるのでやりやすくなったのかもしれませんね。
最近では今井美樹さんのベストアルバムは制作がフォーライフとユニバーサルの共同になっていました。
あとは山下達郎さんが2012年にベスト盤を出した時に、「CDパッケージとして残しておきたい」とおっしゃっていたので、
配信が更にシェアを占める前に出しておきたいという意向もあるのではないでしょうか。

周年と年目を意図的に混同させているのがメチャクチャだなぁとは常々思っています。

起点も、結成、自主制作盤、インディーズ(全国流通)デビュー、メジャーデビューとかバラバラで、結成が起点だとアニバーサリーなのメンバーだけで、ファンはおろか近いスタッフでさえ全くアニバーサリー感が無い場合もありますしね。