ADVENBBSの過去ログを表示しています(閲覧専用)
宇多田ヒカルって
oumizi / 2016-12-08 22:19:00 No.4618
宇多田ヒカルの全盛期には生まれてなかった(1999生まれ)の意見です。

宇多田ヒカルのブームって、今のシティポップブームの超拡大版、もっと平たく言うと今年のSuchmosやAwesome City Clubのブームが全国民的に広がったって感じなんですかね?
音楽性的に優れてるって打ち出し方かつオシャレなイメージから、ファッション的要素と音楽愛好家系からの支持を集めた印象、けれどよく聞くとメロが強いよね、編曲も無茶苦茶やってる(凛として時雨みたいな)ってほどでもないよね、って感じだとなんとなく想像したのですが…

Re: 宇多田ヒカルって
MOMA / 2016-12-08 22:36:00 No.4619
申し訳ありません。

そのような評論的観点からの分析は最も不得意とするところでして、
今がシティポップブームなのもSuchmosやAwesome City Clubというワードも初耳です。

平たく言うと話が全く分からないです(汗)

近年で言えばアナ雪や君の名はとかと同じような特大ブームだったという認識です。

恐らく当時も今も色々な人が分析していたのでしょうが、
「First Love」発売当時中学2年の終わりで、
インターネットもまだ無く、
シーン全体をジャンル単位で捉えて分析で語る事も知らず(今も知りませんが(汗))、
同世代以外の意見を見聞きするような場も無い状況ですので、
分かっているのは感想に書いたような「なんかスゲーらしくてスゲーことになってる」という事のみです。

編曲が技術的にどうとかそんな視点も当然ありませんでした。
ただ今まで流行っていたのとはパッと聞いて全く異質の音楽だという事、
そしてそれに「R&B」という初めて聞く単語が紹介された、という感じでした。

Re: 宇多田ヒカルって
もり / 2016-12-09 13:47:00 No.4620
「何かこの歌いいね」から最初はラジオ中心にごく普通に始まったと思います
その後彼女の素性(藤圭子、米国生まれ、英語話者、インター校通い、15歳、曲はすべて自作等)が段々知られていくと特大ヒット
特に藤圭子の娘は高年齢層を巻き込むにはかなり良い宣伝材料だった気がします

曲の良さもありますが人物性の話題が他の新人とは比べ物にならないほど大きいのも大売れになった理由かと

Re: 宇多田ヒカルって
メークイン / 2016-12-09 23:55:00 No.4621
1998年末から99年は普通に20代半ばの社会人でしたので、その時の事をいつものように長々と書いていきたいと思います。

1998年というのはMISIAがアルバムでは大ヒットしていてR&Bブームの下地が出来ていました。
また装うものは違うもののSPEEDも"若いのに本格的なアーティスト"としてアイドル系R&B的な感じで見られていました。

そのような中、宇多田ヒカルの「Automatic」は秋口からラジオでジワジワと流されていました。
またラジオスポットとしてのCMも大量に流されていました。
待ちに待ったシングル発売と同時に、8cm+12cm合算扱いでチャート初登場4位相当とかなりの高初動で動き始めました。
しかし98年末の段階では、FM局での盛り上がりだけで、世間的な話題にはなっていません。

99年初頭は安室奈美恵の産休から復帰がトップニュースで、その次が雷波少年からのヒットとなったSomthing ELseです。
この2組のヒット規模が落ち着いていて来た頃に、徐々に世間を賑わすようになり始めました。
当時のゴールデンタイムの人気番組である、日本テレビ「速報!歌の大辞テン」で毎週のようにPVが流されていたのは無視できません。
この番組は高齢者層も見ており視聴率もかなり高く、当時のシングルセールス(どころかチャート自体)を左右する程に影響がありました。
この番組での「藤 圭子の娘」という情報が高齢者層に効果的な宣伝材料として効きました。

さらにアルバム『First Love』リリース後、高セールスによりさらに話題が膨らんでいく状態となりました。
しかし歌や付帯情報(15歳、インターナショナルスクールに通っている、Cubic Uとして既にアメリカデビューしている等)はあるものの、メディアに本人出演は一切なし。
そのため何者かよくわからない人物というミステリアスな状態でした。

このような情報飢餓状態に陥った中、6月頃のMUSIC STATIONから始まった各局の歌番組の出演により、ようやく話題が一段落した感じです。

R&Bや楽曲云々という視点よりも、話題が話題を呼ぶ倍々ゲームのような感じで認知とブーム(というよりも社会現象)が広がっていった感じです。
これがMOMAさんが感じている「なんかスゲーらしくてスゲーことになってる」という認識なのではないかと思います。

Re: 宇多田ヒカルって
MOMA / 2016-12-10 09:48:00 No.4622
メークインさんの話が大体当時の流れだったと思います。
FMで話題になっていたというのはラジオにほとんど触れていなかったので全く知らず後追いで知った情報だったと記憶しています。

初登場時も全く印象は無く、トップ10浮上時もあまり印象に無いのですが、サムエル、ミスチル、ドリカム、ブリグリ(前年のミリオンもう1度とばかりにバラード出したELTSMAPが揃って失速)、GLAYなど話題作がどんどん1位を取っていく中で常に2位か3位にあのひく〜い位置で歌う映像とそこだけ前後の毛色が異なる曲が流れる…っていうのがファーストインパクトでした。しかも「CDTV」って高順位でも1フレーズ程度で妙に短く切ったり、ちょっと長くないか?ってくらい流したりムラがあって、「Automatic」は毎回妙に長くかけていました。

そこから前述の藤圭子の娘、R&B、帰国子女らしいとかいろいろな情報が流れるもその姿はPVでしか見られないという謎めいた状態が続き、待望となったTV出演時は年上司会者相手に概ねタメ口という大物っぷりでイメージは概ね完成されたといったところでしたかね。

Re: 宇多田ヒカルって
メークイン / 2016-12-10 12:26:00 No.4623
当時の流れは上に書いた通りなのですが、宇多田ヒカルのブレイク前後で、意図せずに時代が大きく変わってしまったのはありますね。

今では当たり前な話ですが、Twitter, Instagram, SNS等で既存メディアを通さずに本人が直接ファンに対してメッセージを発信する事を1999年の時点で大々的に行っています。
この事も本人の最先端なイメージを作り上げるのに役立っていました。

1999年という時代なので、自身でWebサイトを立ち上げてBBSとしての発信ですが、今でもアーカイブとして残っています。
読んでみると当時の雰囲気を感じられると思います。
怖いもの知らずのタメ口口調は、今になっても一切変わらないところは面白いですね。
http://www.utadahikaru.jp/from-hikki-...

Re: 宇多田ヒカルって
とこ / 2016-12-10 13:32:00 No.4624
自分は音楽の専門的なことを知らないし、ラジオをあまり聞かない側が当時を振りかえると

・「Automatic」は、日本テレビ「速報!歌の大辞テン」やTBS「CDTV」で長期にランクインしていた。

・セカンドシングル「Movin'on without you」も大ヒット

・「藤圭子の娘」のインパクトが大きかった

と思います。


Re: 宇多田ヒカルって
とこ / 2016-12-10 13:40:00 No.4625
思い出したのですが、モーニング娘。「Memory 青春の光」はR&Bを意識して作られたが宇多田ヒカルにやられたというような内容を昔どこかで見まして。ぐぐったところ下記の記事がありました。参考まで。

決定的な二度の敗北。解散がかかったモー娘。とつんく♂が『LOVEマシーン』を作るまで
http://spotlight-media.jp/article/320...

Re: 宇多田ヒカルって
MOMA / 2016-12-10 16:15:00 No.4626
もう1つ付け足すと

「藤圭子の娘」

というのは藤圭子を知らなかったのであまりよく分かりませんでした。

大ヒットが1970年、
氷川きよしもデビュー前で演歌をチャート上位で目にしたのは直近では憲三郎&ジョージ山本、オーロラ輝子など企画作品程度で大晦日以外で耳にしないような年頃でしたので
無理もない話です。

かなり年上の世代、身近では親が「藤圭子の娘」であー藤圭子ね〜って分かっていた記憶があります。

Re: 宇多田ヒカルって
AI / 2016-12-10 22:59:00 No.4627
 宇多田さんのブームは凄かったですね。
 最初はラジオなどからで「Automatic」が流行り、当時としては「新しい」という感じだったと思います。そしてロングヒットしている最中に「Movin' on without you」がリリースされて、オリコンTOP10中4作が宇多田さん(当時は12センチ・8センチが別集計だったので)という快挙を成し遂げ、その後、アルバム「First Love」が初週で202万という驚異的な売上を見せました。2週目も71万・3週目は76万・4週目61万・5週目42万・・・シングルカットされた「First Love」も最終的に12センチ・8センチ合わせて80万というヒットを記録しています。
 アルバムの時期にTV番組初出演で確か20%以上の視聴率を叩き出したと思います。

 そして、秋に「Addicted To You」が1週目で106.7万を売り上げたことも大きかったと思います。98年年末〜99年夏ごろまでの話題性だけでなく、秋のシングルもミリオンだったことで「一過性ではない」という印象が大きかったと思います。

 倉木麻衣さんもデビュー曲「Love,Day After Tomorrow」「Stay by my side」「Secret of my heart」「NEVER GONNA GIVE YOU UP」とずっとTOP10に何かしらがチャートイン、そしてアルバム「delicious way」とヒットをつなげましたが、そのあとの「Simply Wonderful」26.4万で2位(1位は浜崎あゆみ「SURREAL (初回限定生産)」31.7万・アルバム「Duty」168.2万の同時発売に完全に話題は持って行かれました)が繋げなかったのが大きな違いになってしまったのかな?とも思います。

Re: 宇多田ヒカルって
感激Rock / 2016-12-19 14:21:00 No.4634
まったく的外れなコメントですが、自分が初めて「Automatic」のPVを見た感想は、
「あれ、この黄色いイス、鈴木あみが座ってたやつじゃね?」というものでした。
というのも、そのつい3ヶ月ほど前にあみーごが「alone in my room」のPVで座っていたので、
大胆な使い回しがちょっと衝撃だったのです。

でも今では、あのイスは宇多田さんの印象に上書きされてしまいました。笑

Re: 宇多田ヒカルって
oumizi / 2016-12-30 16:29:00 No.4653
遅くなりましたが、みなさんコメントありがとうございます。

今のシティポップブームのようにまずはラジオ起点で始まり、それがテレビでじわじわと浸透していったという感じのようですね。
1stAL「First Love」リリースまでの情報飢餓状態・イメージ戦略なども見事にハマったことがさらなるヒットにつながった、といえるようです。

こういったテレビ発信の大規模ムーブメントは、音楽界ではもう起こりそうにないよなぁ、と感じるこの2016年に宇多田ヒカルが再ブームを巻き起こしているというのは面白い出来事だなぁと思います。

*今のシティポップブームの代表例としてSuchmosを上げましたが、彼らの代表曲「Stay tune」は今テレビのCMソングで大量OAされています。

Re: 宇多田ヒカルって
すざきんぐ / 2016-12-31 00:03:00 No.4658
宇多田ヒカルのブームは

・突然、全く見たことないものが現れて日本中で凄いことになった

ラジオ発信やらイメージやらという戦略そのものよりも
これに尽きると思います。比較対象がありません。

音楽的分析や評論はインターネットがない時代知る由もなかったので(これが今の10代にはわからない感覚かもしれません)、当然あったんでしょうが視界の外でした。

シティポップについては一切認識がないので申し訳ないですが、注目すべきポイントはそちらではないでしょうか?

Re: 宇多田ヒカルって
メークイン / 2016-12-31 08:05:00 No.4659
すざきんぐさんの言うとおりに、最終的には「突然、全く見たことないものが現れた」の一言に尽きます。

当時の私の印象は、まだ書いていなかったのでこんな感じです。
とにかくPVも併せてインパクトが強すぎました。
・歌のスピードが速すぎて、何を歌っているのか聞き取れない(「Movin' on without you」)
・日本語的な英語ではなく、本場の英語発音
・日本語歌詞の譜割りが文節と合っていない

Suchmosに関しては、このBBSにて8月頃『最近気になる新人』スレッドにて私が「大ブレイク間近」と既に書いています。
シティポップ的な盛り上がりはすでに認識していましたが、"シティポップ"のネーミング自体が80年代臭が強く古臭くて書きませんでした。
この時期はCMタイアップ前ですので、FM界隈での盛り上がりを知らない人には全く知らない状態だったと思います。
(そもそもPV自体がJ-WAVE社屋で撮られていますので、ラジオからのブレイクを最初から狙っています)
おそらく年明けにリリースされるアルバムでブレイクは間違いない所だと思います。

なんだかんだ言っても、最終的にはテレビ媒体の力を借りないと大ブレイクまでは行きつけないのは間違いないと思います。
上記のSuchmosもCMタイアップがつかなければ秋以降の配信系チャートの浮上はなかったのですから。
(恋ダンスは、十分すぎるほどテレビ発信の大規模ムーブメントだと思いますけどね)

Re: 宇多田ヒカルって
MOMA / 2016-12-31 08:30:00 No.4660
(追記:お怒りにはなっていませんが、ちょっとこれは気になる流れになってしまっているので改めまして。)

まず今回のスレッドにおいて誰もシティポップ云々について触れておりません。

当時の感覚としてこういうものだったという様々な意見が並んだだけです。

それをシティポップブームと同じだったんですねみたいに締められてしまったのでは今までのみなさんの意見はなんだったのか、という話です。

シティポップブームと同じであるという御自身の「絶対的な結論」が先にあり、それを確かめるためにスレッドを立てたという事だと思いますが、俺自身もシティポップは80'sのイメージが強く、現在の盛り上がりもあの後ちょっと調べましたが、このシティポップブームと宇多田が同じ、延長戦にあるものということならラジオ発で盛り上がっていったもの全部同じになってしまい、最初に御自身で仰っていたように超拡大解釈すぎるというかさすがに大雑把すぎて最早違うものなのでは?と感じました。

スレッド共通していた意見としては、シティポップブームの拡大版みたいなものでしたよとか近いところありますよねという同意は一切なかったかと思いますし(そもそもメークインさんが1つ上で触れるまで具体的言及一切無し)そういうことではなく、

「突然、全く見たことないものが現れた」

というものであり、結果的に3人連続でこの言葉を使用するほど強調される事になりましたがみなさん伝えたかったのはその点だったのではないでしょうか。

ADVENBBSの過去ログを表示しています。削除は管理者のみが可能です。