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時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-15 17:52:00 No.4696
みなさんこんにちは。
タイトルのまんまなのですが、「そこそこ売れていたのに、いつの間にかヒット曲回顧番組等ですらふり返られることが無くなった・少なくなった歌手やバンド・グループ」というとどのような方が思いつきますか?

ここの掲示板は音楽にお詳しい方が多く、年齢も比較的幅広い印象を受けるので、みなさんの音楽ウンチク披露の場を兼ねつつ(笑)、忘れられたヒットミュージシャンを発掘して、お互いの音楽知識を深める場に出来たら良いなと考えております。

なお、どの程度で「売れた・消えた」とするかは投稿者様の主観で構いません。また、あまり古いと消えた歌手が多くなって当たり前なので、ここでは「平成以降にヒットしたものの消えた歌手」とさせて頂きます。

あまり難しく考えず気軽に、でも語れる方はどんどん語って頂けたらなと思います。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-15 18:37:00 No.4697
書いていたのに全部消えてしまいました(涙

ですので簡単に……

永井真理子
「ZUTTO」などのヒット作がある。また、日本女性として初めて横浜スタジアムでの公演を果たした。アルバムでは計7回TOP3入りの実績を誇ったが、結婚発表を機にセールスが急落。
「ZUTTO」


久宝留理子
93〜4年にかけて2年連続紅白出場を果たすなど、上記の永井真理子と共に当時のガールズポップシーンを代表するシンガー。
95年以降徐々にセールスが下降線を辿り、97年のBEST盤がTOP10入りしたのを最後にチャート上位から消え、メジャーでの新作リリースも01年を最後に途絶える。
代表曲「「男」」「早くしてよ」
「早くしてよ」


ZIGGY
89年にドラマ主題歌となった「GLORIA」がヒット。少なくとも95年頃まではそこそこ売れていたのものの、10枚目のシングル以降セールスが急落。バンド自体が解散していることもあり、回顧されることが少ない印象です。
「GLORIA」


書いていて思ったのですが、「○○ブーム時」にヒットしたミュージシャンは必然的に多くなりそうですね(汗

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
AI / 2017-01-15 20:27:00 No.4698
 80年代後半〜90年代前半までで行くと、「杏里」「岡村孝子」「辛島美登里」「今井美樹」といった辺りだと思います。
 シングルよりもアルバムアーティストといった感じで、夏になると杏里さんのアルバムがリリースされてヒットしていました。(今井美樹さんはシングルヒットもありますが)
 まだCDが「大人のもの」「ロングヒットするもの」という時代だったと思います。


 男性アーティストで行くと東野純直さんが大ヒットではなくても1st・2ndアルバムあたりはそこそこロングヒットしました。

 90年代初頭は山田邦子さんの番組「やまだかつてないテレビ」のアーティストが流行りました。永井真理子さんの「ZUTTO」やKANさん「愛は勝つ」大事MANブラザーズバンド「それが大事」etc

 92年秋〜93年初夏あたりがビーイングブーム(シングルTOP10に何かしらの曲が入っていました)で95年秋頃から小室哲哉さんプロデュースブーム(globe・華原さん・安室さんと次々と手がけてロングヒットしていました)が本格的に始まり・・・といった感じだったと思います。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-16 07:27:00 No.4699
>AIさん
今井美樹さんはバブル期から90年代前半の女性シンガーブーム時の中ではもっとも成功した(生き残った)方でしょうね。
やはり95年の「PRIDE」のヒットが大きかったのでしょうか。

東野純直さん!!曲は聴いたことが無い(聞けば知ってるかも)のですが、ブックオフの格安コーナーで度々見かけるので名前だけは知ってました。個人的には何故か高野寛さんと印象が被ります……(汗

私が挙げた3組や今仰った辛島美登里さん辺りも、95年頃から低迷して「消えた」印象があります。
以前もそういった話題がありましたが、やはり95〜6年がターニングポイントだったのでしょうね。(そして、この時期に「PRIDE」をヒットさせた今井美樹さんは、今でも比較的に知られていますし)

00年代だと、オレンジレンジや歌モノラップミュージシャン辺りが「売れたのに記憶から消えたミュージシャン」になりそうな気が……。もう少し時代が経過すれば回顧されることもあるのでしょうか……

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
AI / 2017-01-16 20:46:00 No.4700
>私が挙げた3組や今仰った辛島美登里さん辺りも、95年頃から低迷して「消えた」印象があります。
 辛島美登里さんは95年にシングル「愛すること」が33万マイのヒットを出して95年年間100位に入りましたが、アルバムには中々繋げられなかったですね・・・

 他にも90年代前半は「谷村有美」「橘いずみ」といったアーティストもいました。
 男性では「山根康広」「中西圭三」「藤川賢一」「横山輝一」といましたね・・・

 そして、アイドルからアーティストへとなった「中山美穂」「工藤静香」「森高千里」といった辺りも、オリジナル色はスゴいありました。
 中山美穂さんの場合は、ミリオンヒットを出してもオリジナルアルバムには収録しないというくらい「オリジナル」は徹底していました(逆にコンセプトを含む「BESTアルバム」もたくさん出していましたが・・・)「ただ泣きたくなるの」は93年年末にBESTを出したばかりで、94年のオリジナルアルバムのコンセプトにも合わなかったのか、ミリオンを出しても当時のアルバムには収録されていないですね・・・
 こういう感じを、内田有紀さんにもさせようという印象がありましたが、歌手と女優の両立は難しく喉を壊してしまった印象があります。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-17 19:15:00 No.4701
>AIさん
恥ずかしながら、橘いずみや藤川賢一は初めて名前を知りました。今度聴いてみますね。

こうして見ると、当時多くの人に聞かれていたであろう曲や一時代を築いたミュージシャンでも、風化して忘れられた曲・歌手が沢山いらっしゃるのですね。

こうした中で、岡村孝子の「夢をあきらめないで」や平松愛理「部屋とYシャツと私」は比較的健闘している(残った)部類に思いますね。あくまで私感ですが。

「ヒットシングルでさえも容赦なくアルバム未収録にする」というのは、例えば94年頃まで(贔屓目に見て05年まで)のB'zが真っ先に思い浮かぶのですが、90年代前半頃までは「アルバムに入れるシングルは先行の1〜2曲程度。それ以外のシングルは収録しない」といったスタイルはよくあるものだったのでしょうか?

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
AI / 2017-01-17 20:22:00 No.4702
>「ヒットシングルでさえも容赦なくアルバム未収録にする」
大体の人は、ヒット曲を収録することが多いですね・・・むしろビーイングは「シングルと同時日にアルバムを出す(新作はアルバムに未収録」や「ヒット曲の直後にアルバムを出す」という作戦があった感じがします。
 80年代後半からはレコードやカセットテープも同時発売だったので、アルバム曲は9〜10曲で、シングルは2〜3曲が妥当な感じがしました。
 人気アイドルで「アーティスト色」が強い場合は未収録がありました。
工藤静香さんの「カレリア」は「コンセプトアルバム」という感じでシングルゼロ(「黄砂に吹かれて」は未収録)
中山美穂さんの場合は特殊かもしれないですね。88年「Mind Game」93年「わがままなあくとれす」はシングル曲ゼロです。
 他にも、アルバムからの先行シングル・シングルカットも珍しくなく「タイアップが決まったから」というイメージが多いですね・・・
 逆に、ヒット曲が出れば「BEST盤」を出すというのも特徴的でした。「世界中の誰よりきっと」の後には「ドラマ主題歌」を集めたBESTが出ました。93年の「幸せになるために」(朝ドラ主題歌)が出た年は年末に「バラードセレクション」を出しました。しかしその直後の94年の初めに「ただ泣きなくなるの」が大ヒットしてしまったという感じで、なんのアルバムも出せなかったという感じがします。

 話は変わりますが、90年代半ばで行くと「声優ブーム」もありましたね。
 「林原めぐみ」「椎名へきる」「TWO-MIX」辺りが流行りました。特に「TWO−MIX」はヴォーカルの高山みなみさんが全く関係ないタイアップのテーマソングも結構出してますね。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-17 21:30:00 No.4703
ビーイングの場合は「途切れさせない」作戦だったのでしょうね。ヒットを次に繋げることを凄く意識していたというか。

当時のアルバムにおけるシングルの扱いは、今でいう「リード曲」のようなものと解釈しています。
「タイアップが付いたからカット」「ラジオでかけてもらいやすいようにアルバム同発でアルバム収録曲をシングル発売」とか。

そうですね。確かに○○周年とか関係なく、「ヒット曲が出たら取り敢えずBEST盤」みたいなのも多かった印象です。
(そしてBESTだからといって特段オリジナルアルバムを遥かに超えるような売り上げのものもあまり出なかった気がします)

声優ブームもありましたね。
丁度現在で言うところの水樹奈々などの先祖(笑)とでも言うような、「アイドル声優兼ヒットミュージシャン」のような人たちが出てきた時代ですよね。
他に有名どころだと国府田マリコとかでしょうか。
椎名へきるのMステ出演(未だに唯一のMステ出演声優なんですよね)、アルバムがTOP10入りやそれに肉薄したのは当時としては結構センセーショナルに受け止められていた気がします。

当時の声優ブームといえば、未読ですがこの本が興味深いです。
https://www.amazon.co.jp/dp/486298170...

スレの趣旨とズレてしまいますが、椎名へきる好きなんですよね。
先述の久宝瑠璃子といい、90年代ビーイングが好きならハマれる要素のある人だと勝手に思っております笑
一応1曲だけ……
http://dai.ly/x5v18q

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
メークイン / 2017-01-17 21:45:00 No.4704
今まで出てきた歌手を深く掘りすぎると30代以下置いてきぼり状態になりすぎそうですね...。

考えてみたところザ・ベストテンが終わり、COUNTDOWN TVの前身であるCOUNTDOWN 100が始まるまで(実質的にビーイングブーム開始時期)の間となる、1989年10月〜1992年9月の間にピークを迎えていた歌手が多い気がします。
(言い方は悪いですが、ビーイングブームで時代から敗れ去った歌手全般)
歌番組冬の時代なので、ビッグヒットでない限り局内に映像がないのが大きいと思います。
その上に、シングルヒットがなく(またはリリースなし)で、アルバムアーティストが埋もれているケースがかなり多いです。


上記例でいえば、この時期の杏里、岡村孝子はシングルヒットがありません。
この時期に埋もれているバンド系も数多く、JUN SKY WALKER(S), バービーボーイズ, PERSONZあたりは回顧扱いもされません。
震災による復活まではPRINCESS PRINCESSですら埋もれていたくらいです。

それでも永井真理子の忘れ去られた方程極端なものはないと思います。
シングルヒットは複数作、アルバム首位も複数あり、トップアーティストだった時期も3年程ある上にスタジアムライブも敢行。
テレビ出演も頻繁でドラマやCMにも出演あり。
本来ならば埋もれる理由が全くありません。(メディアバッシングもない)
「楽曲路線変更失敗」「衣装がボーイッシュからケバい感じに」「スタジアムライブで結婚発表」というファンにトリプルダメージを与えた影響が大きすぎましたね。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
メークイン / 2017-01-17 22:04:00 No.4705
声優系を本格的に調査対象としたのは1995年以降なのですが、その時には既に林原めぐみはブレイクしてましたね。
林原めぐみのシングルブレイクは96年ですが、アルバムアーティストとしては2年前の94年にはTop10入りで既にブレイク済み。
当時の声優兼歌手は、アルバムアーティストが多かったイメージがあります。
この時期だと、マクロス7関係でブレイクした桜井智が漏れていると思います。
(彼女自体80年代末期の売れないアイドルグループ出身なので、路線変更でのブレイク)

MUSIC STATION出演声優は、水樹奈々とμ'sがさらに入ります。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
AI / 2017-01-17 22:55:00 No.4706
>確かに○○周年とか関係なく、「ヒット曲が出たら取り敢えずBEST盤」みたいなのも多かった印象です。
 本格的な大ヒットBESTブームは94年の竹内まりやさんの「Impressions」以降ですね・・・(竹内さんはその後もオールタイムBEST「Expressions」を流行らせたりと、先駆けのような感じですね・・・)
 中山美穂さんの場合は、オリジナルアルバムがあまりにもオリジナル色が強すぎて、BESTの方が売れるという現象が起きました。基本的に大ヒットシングルのあとにBESTを出す傾向が強い(本人のドラマ主題歌が流行るので、物理的にアルバムを作る時間がない)ですし、ヒット曲ドラマ主題歌に過去のヒットを付けると、購入率が高いというのが良かったのかもしれません。「歌手」と「女優」の両方をやっていたメリットかもしれません。20枚目のシングル「愛してるって言わない!」のあとに90年「コレクション2」・翌年「遠い街のどこかで・・・」の後に「Miho's Select」・「世界中の誰よりきっと」の後に93年1月「Dramatic Songs」・93年12月にシングル2曲を含めた「Blanket Privacy(バラードBEST)」・30枚目のシングル「HERO」の後に「コレクション3」(「ただ泣きたくなるの」が初収録・アルバムでは最大のヒット)・「未来へのプレゼント」の後に「TREASURY」
 森高千里さんの「DO THE BEST」はミリオンを行きましたが、当時彼女が「顎関節症」の影響もあったのかもしれません。

>ザ・ベストテンが終わり、COUNTDOWN TVの前身であるCOUNTDOWN 100が始まるまで(実質的にビーイングブーム開始時期)の間となる、1989年10月〜1992年9月の間にピークを迎えていた歌手が多い気がします。
 80年代後半以降から次第に「メディアに出ない」というのが主流になりましたね。「ベストテン」も視聴率が悪く「打ち切り」でしたし・・・TVに出るよりも、アルバムを出したほうが売れるというアーティストはメディア露出がなかったと思います。逆に、今になるとTV局の映像が殆ど残っていない為にほとんど紹介もしないという状態になったのだと思います。(ZARDは92年・93年と少しメディア出演があったのは今になって良かったのだろうな・・・と思います)
 杏里さんの場合は、93年まで40万〜80万オリジナルアルバムが毎年売れていました。94年に2枚組BEST・95年に2枚組バラードBESTをリリースしたことで区切りになってしまいましたね・・・

 90年代半ばの声優ブームは凄かったな・・・と思います。普通にTOP10に入っていましたし・・・アニメファンでなくても聴いている人は結構いたと思います。

 そして、また話は変わってしまいますが、演歌も何気に凄かったですね・・・「藤あや子」「長山洋子」「香西かおり」「坂本冬美」とヒットを出していました。藤さんの「こころ酒」は80万近いヒット・「むらさき雨情」は60万近いヒット・長山さんの「蜩」は40万以上のヒット「捨てられて」などの代表曲も生まれましたし、香西さんの「無言坂」などが売れましたし、坂本さんも「夜桜お七」が未だに歌われる代表曲になりました。1曲でも売れれば良い、演歌の世界で10万超えを何曲も連発した時代でもありました。
 高山厳さんの「心凍らせて」は92年にリリースされましたが94年までヒットするという(93年にヒットして、年末年始の影響で94年も引き続きヒット)

 演歌ではありませんが中西保志さんの「最後の雨」もロングヒットでしたし、Mi-Ke(ミケ)の「想い出の九十九里浜」は100位圏内に合わせて45回(2週集計合わせると46週)という驚異的なロングヒットを見せました。
 94年以前は驚異的なロングヒットが目立っていたりしましたね。
 ギリギリ95年頃の安室さんの「TRY ME」やシャ乱Q「シングルベッド」EAST END×YURI「DA.YO.NE」のようにじわじわ売れるパターンが90年代後半はめっきり減ってしまったように思います。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-18 19:00:00 No.4707
当時を知らない世代なので、初めて聞く名前のアーティストも多く、大変興味深く拝見しております。

80年代後半から90年代前半というのは、埋もれたヒットミュージシャンが多いという意味においてJ-POP史における「空白の期間」なのかもしれませんね。

大江千里もあまり回顧されていない気がします。
やはり(現在の)本人が積極的にメディアに出るタイプでないと回顧されにくいのでしょうか。(勿論、沢田研二などのような例外もありますが。逆に積極的にメディアに出ることで「懐メロ枠」とはいえ、風化させずにいる歌手は、例えば相川七瀬などでしょうか)

他にあまり回顧されない歌手・曲といえば、NOKKOソロ「人魚」や田村直美ソロ「ゆずれない願い」が思いつきます。
両者ともバンドからソロへの転向でありながら、バンドを知らない層も巻き込んだヒットですよね。

ソロの宇徳敬子もここにあげようか迷ったのですが、あの時代に「コラボシングル29万・シングル20万・アルバム40万」程度では埋もれてしまっても仕方ないと思いあげませんでした。
(ZYYGやKIX・Sもヒット曲を出しましたが、ビーイング乱発時代に60〜70万枚のシングルが1枚出ただけでは埋もれてさもありなんと思いあげませんでした)

少し時代が進みますが、SHAZNAも当時の売り上げと話題性の割にあまり回顧されない印象があります。
SIAM SHADEやPENICILLINのようにアニメタイアップでヒットを出していれば、もう少し耐用年数が上がったかもしれませんね。(SIAM SHADEとPENICILLINはどちらもアニメタイアップで1曲60万枚を超えるヒットを出したことは同じですが、後者は後年あまり取り上げられていない気がします)

00年辺りだと、hitomiや矢井田瞳あたりが「忘れられたヒットミュージシャン」になりつつある気がします。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
AI / 2017-01-18 20:28:00 No.4708
>NOKKOソロ「人魚」や田村直美ソロ「ゆずれない願い」が思いつきます。
 NOKKOさんの「人魚」は内田有紀さん主演の「時をかける少女」の主題歌でロングヒットしました。その後はCMソングとしてリリースした「ライブがはねたら」もTOP10入りするヒットをしました。
 田村直美さんは「ゆずれない願い」の前に「永遠の一秒」がTOP10入りを果たして(カメリアダイヤモンドのCMソングだったと思います)その声量から注目が集まったと思いますし、「ゆずれない願い」のようにアニメタイアップでヒットしたアーティストもいますね。
 高橋ひろさんは「アンバランスなKissをして」のロングヒットや「太陽がまた輝くとき」ではTOP10入りを果たしました。

>宇徳敬子もここにあげようか迷ったのですが
 宇徳さんはビーイングの「シンデレラストーリー」みたいな感じですね。90年のB.B.クィーンズのコーラスオーディションで受かる(おそらく、「おどるポンポコリン」をTVで歌うときに必要だったと思われる)。「おどるポンポコリン」のジャケ写にはMi-Keは写っておらず、TV出演も曲が流行った秋頃からだったので、その影響と思われる。90年の紅白にも出場し、91年はB.B.クィーンズの活動と並行して「Mi-Ke(ミケ)」をスタートさせる。91年〜93年のあいだにシングル11枚・アルバム7枚を出して、TVやCMにも多数出演というビーイングには珍しいタイプ。
 92年に近藤房之助さんとのデュエット「Good-by moring」をリリースしてロングヒット。
 93年Mi-Keの終盤期と共に、夏にソロシングルをリリース。
 2ndシングル(93年12月リリース)「まぶしい人」が100位圏内に21回(2週集計含めると22週)にわたり、20万以上の売上(94年年間131位)のロングヒット。12月に発売して翌年5月まで100位圏内というのは凄い。
 94年に1stアルバム「砂時計」が1位とシングルでは中々TOP10に恵まれていないものの、着実に実力をつけていた印象があります。最初は作詞だけだったのが次第に作曲も担当していました。

 また話は変わってしまいますが、94年は「To Be Continued」が流行ったな・・・と思いました。「君だけを見ていた」はロングヒット。岡田浩暉さんが中山美穂さん主演のドラマ「もしも願いが叶うなら」に出演されていたのも大きいと思います。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ひかり / 2017-01-30 18:40:00 No.4736

懐かしい話題なので僕も少しだけ。

売上の大きさから言えば、藤谷美和子の曲がなかなか出てこないしカバーもされないなぁというのがあります。少し前に亡くなった大内義昭との曲の後のドライフラワーとスペアキー含め、中古も配信も見ないので音楽だけでもまた聴きたいなぁと時々思います。

また、鈴木雅之…と思って調べたら、去年活動していました。どうしてもラッツのイメージが強く、あの人がチラつくからテレビでは使えないのでしょうか。

藤重政孝がポスト福山雅治みたいな感じでいたけど程なく見なくなり、知念里奈はもう舞台専門なのでしょうか。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
メークイン / 2017-01-30 21:42:00 No.4737
藤谷美和子に関しては、事実上引退状態であるのと同時に"事情が事情"なだけに取り上げること自体が不可能なので、仕方ない部分があると思います。

その他にも当時たくさんいた役者兼歌手の面々です。
吉田栄作、江口洋介といった男優から、宮沢りえ、内田有紀、牧瀬里穂といったアイドルから女優になった人達がいます。
中でも篠原涼子に関しては、今の20代は歌を歌っていた事すら知らないのではないでしょうか?

90年半ば以降で取り上げる率が低いのは、ビジュアル系アーティスト界隈ではないかと思います。(最近は再結成するケースが多いですが)
先に出たSHAZNA、SIAM SHADE、PENICILLINをはじめとして、黒夢、La'cryma Christi、FANATIC◇CRISIS、PIERROT等たくさんいたと思います。

00年代から先は、まだ時代から評価される範疇に入っていないのかなと思います。
昨年のHi-STANDARDの久々のリリースにより、ようやく再評価される時代に入ってきた感じがします。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
MOMA / 2017-01-30 22:17:00 No.4739
このサイトの読者としては年中目にしているグループ名なので、
今なおリリースが止まった年が無いくらい毎年作品をリリースしているのも(聞いていないにしろ)把握されている事とは思いますが…。

DEENは世間的にはここまで上がった名前と同等に忘れ去られている部類に収まるかと正直思います。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-31 20:20:00 No.4744
沢山の書き込みを頂いて嬉しい限りです。
特に気の利いたコメントも出来ませんが、「あー、そんな人いたなあ」とか「え?初めて聞く名前だな。勉強になるなあ」などと思いながら拝見しております。

>>メークインさん
やはり○○ブーム時にヒットした人たちは、埋もれてしまいやすい傾向にあるようですね。
黒夢は清春がソロ及び関連バンドで10位前後にはランクインするので、まだ「頑張っている部類」な気もしますね。
でもそれ以外の人たちは……。
ましてや「エンドレスラブ」の人たちなど、ブーム時に「30万クラスのヒットが1作」だと最早忘却の彼方でしょうね。

96〜7年頃にちょっとブームになったと思われるフレンチポップス(渋谷系)の人たちも回顧されないですよね。

当時を知らないので、ヒットの規模は存じ上げませんが、
カヒミ・カリィやカジヒデキらはアルバムでのTOP10入りを2〜3作程度は持っていた気がするのですが……。

この時代よりも古いピチカートファイブもまず回顧されませんよね。(この人たちはセールス的にはあまりヒットしなかったのでしょうか?音楽通からの評価は高いと思うのですが)

渋谷系というと、小沢健二以外に回顧されていないのが正直な所でしょうね。(そのオザケンすら、本人の意向で表舞台に出ていないので、ほぼ忘れられているという……)

渋谷系ではありませんが、恐らく96〜7年頃のフレンチポップスブームの影響でヒットしたと思われるBONNIE PINKは、このブームの生き残りと言っていいのかもしれませんね。渋谷系じゃないけど……笑
同じくこの頃にヒットした原田知世の「ロマンス」「シンシア」もまず回顧されませんよね。「時をかける少女」ばっかりで笑

※フレンチポップスブームなんて勝手に言ってますが、リアルタイムの記憶はあまり無いので、訂正があればお願いします。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
MOMA / 2017-01-31 21:30:00 No.4745
いわゆる渋谷系は一部楽曲を除いて大ヒットとは程遠く、一定以上の音楽好き、音楽雑誌読者の間でだけ好まれていた印象です。

その当時、小中学生でしたが「渋谷系」という単語は知りませんでしたし、友人間でそのような単語が飛び交っていた記憶もありません。ヒットチャートの最上位だけで十分に話題性があったので、既に下火になってきていたビーイングも知らない人が多く、よく知られていた「〜系」はヴィジュアル系だけだったような…。

なので渋谷系を回顧するとなると、現時点でアラサー〜アラフォーに達している上にヒット曲以外も聞いていた音楽通に限定され、みんなが懐かしいというお茶の間レベルには届きえないのかなと思います。ただ一定以上は確実にいるので集まって来るような場であればそれなりに盛り上がるし、忘れられてもいないのかなと。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-01-31 21:39:00 No.4746
なるほど。音楽性は全く異なりますが、「ある特定層の音楽ファンに熱く支持されている」という点において、渋谷系は今でいうロキノン系みたいな感じなのですね。

もっとも、ロキノン系は、昨今のCD不況の影響で相対的に上位にランクインするようになり、自ずと市民権をある程度得た感がありますが。

BUCK-TICKも回顧されませんよねえ。「元祖V系」として持て囃されてもよさそうな気がするのですが。今でもTOP10前後にランクインするだけの固定ファンがいますし。
まあ彼らの場合、あまりメディア露出に積極的でないことも影響していそうですが。

ただ、やはり
「同時代のヒット曲と比較して頭ひとつ抜きん出た知名度を持つ曲があること」
「そのヒット曲が比較的時代に左右されない作品であること(例えば、大黒摩季の特大ヒット曲が90年代前半ビーイング色の強い「DA・KA・RA」と「あなただけ見つめてる」だけで、「ら・ら・ら」が無ければ、時代に忘れられたミュージシャンの仲間入りを果たしていたでしょうし)」
「そのミュージシャンが比較的メディア露出に積極的であること」
これらの条件を備えていないと、なかなか時代(風化)の波に耐えられないのかもしれませんね。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
メークイン / 2017-01-31 21:48:00 No.4747
かなり前に書いたような気がしますが、私はリアルタイムでPIZZICATO FIVE(野宮真貴時代)のファンだったので...。
シングルとしてのTop10入りはなく、アルバムで何枚かTop10入りがありますが、セールス的には左程売れていません。
テレビ出演は意外にも積極的で、CX「ウゴウゴルーガ2号」やCMにも普通に出ていました。

回顧されてないという事は全くなく、それどころか昨年のリオパラリンピックでの東京プレゼンテーションに「東京は夜の七時」がリミックスされて使われています。
(椎名林檎が歌詞を変え、浮雲ボーカルで使用)


他の渋谷系関連は一般的には全く回顧されないですね。
途中でブームからJ-POPに融合された感じで消えてなくなったのも大きいと思います。
これらの歌手の人たちも、ほとんどテレビに出ませんでしたから、局に映像に残っていないので回顧番組作れませんし。

原田知世「ロマンス」は好きだったなと思い出しました。
これがなかったら歌手活動は止めて女優一本になっていたでしょうね。
確かフレンチポップスではなくて、トーレ・ヨハンソンのプロデュースによるスウェーデンポップスブームだと思いますが。

>「エンドレスラブ」の人たち…
記憶から消えていたので調べました、D-SHADEで良いのかな。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
oumizi / 2017-01-31 22:12:00 No.4748
00年代以降、かつ話題に上がったロキノン系で言うなら、

・DOES(銀魂のアニメタイアップでシングル週間最高3位を記録するも、アニタイ以外では3桁順位のこともあるほど低迷。シングル週間最高9位→200位→3位→64位という推移を見せたこともあった)
・Galileo Galilei(ソニーの猛プッシュで続々と強力タイアップを獲得、シングル週間最高9位を獲得したこともあったが、キャリアを重ねるごとに徐々に伸び悩んでいった)

あたりは、昨年活動を終えましたが、その報道の扱いもそれほど大きくなく、全盛期(Mステ、シングルアルバム共にトップ10)に比べると回顧されなかったな、という印象でした。

あと、ELLEGARDENやHi-STANDARDといった界隈では伝説とされているモンスターバンドもテレビの露出が少なかったこともあってあまり回顧されてこなかった印象です。
個人的には生まれる前でよく分からないのですが、青春パンクブームあたりのバンドも似たようなイメージがあります。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
MOMA / 2017-01-31 22:41:00 No.4749
00年代以降はメークインさんが言うように回顧の対象になっていない印象です。高齢化や上がつっかえたままの状況も多分に影響していると思いますが。

ただORANGE RANGEが昨年久々にMステに出たら若干再評価的な扱いをされて、ちょっと懐かしがる好意的な流れになった(全盛期はパクリパクリでネットでは叩かれる一方でした)、
175Rがここにきて活動再開へ踏み切った(あまり話題にはなりませんでしたが)

などあって00年代も少しは回顧対象になりつつあるのかなとは昨年初めて思いました。

Re: 時代に忘れ去られたヒットミュージシャン
ホタル / 2017-02-01 17:24:00 No.4752
>>メークインさん
ご指摘ありがとうございます。勉強になります。

ピチカートはチャートを賑わすタイプの人たちではなかったのですね。
>回顧されてないという事は全くなく、それどころか昨年のリオパラリンピックでの東京プレゼンテーションに「東京は夜の七時」がリミックスされて使われています。

なるほど。これも勉強になりました。
やはり歌手としてではなく、楽曲単位あるいはコンポーザーとしての評価だと、「知ってる人以外知らない」のでなかなか分からないものですね。(小西康陽は今でもそこそこ音楽知識があるなら有名ですが)

「ロマンス」は私も好きな曲です。93年頃(?)から彼女がやっていた北欧風ポップスがセールスにも結びついた時期だと解釈しております。
余談ですが、彼女の直近オリジナルアルバム『eyja』(09年作)もなかなかの名盤で気に入っております。そろそろオリアルが聴きたい……

>確かフレンチポップスではなくて

なるほど。同時期のカジヒデキやカヒミ・カリィのヒットと混同していました。BONNIE PINKもトーレプロデュースでヒットしましたね。

>D-SHADEで良いのかな。

そうです。結局、アルバム1枚でいなくなってしまいました。
「ポストGLAY」とは何だったのか……
この時期、こういう「15〜30万程度のシングルヒット1作で消えたV系バンド」って結構いるような気がします。

>>oumizi
若い方から見た「消えた人たち」の書き込みも大歓迎です。
バンド(シンガーも含む)の栄枯盛衰的な概略(笑)も読んでいて興味深いです。

00年代で「忘れられそうなヒットミューシャン」と言えば、先述した人たちが思い浮かびます。それ以外だと、島谷ひとみや、元ちとせなどの沖縄音楽ブーム時の人たちですかね。
(余談ですが、THE BOOMの「島唄」はこの時期のリバイバルヒットで、その地位を不動のものにした感があります)
ただ、島谷ひとみは比較的メディア露出に積極的な印象があるので、時代が巡れば相川七瀬のようなポジションになれるかも知れませんね。

青春パンクブーム時の人たちで、「上手くスタンダード化したな(風化していないな)」と感じるのは、「小さな恋のうた」のモンゴル800や、HYでしょうか。

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