このサイトのゴジラシリーズのレビューを拝読させてもらいました。実は僕も以前はゴジラファンでして、『ゴジラｖｓモスラ』（１９９２年）から『ゴジラ２０００　ミレミアム』（１９９９年）までは映画館で必ず見ていました。

　最近でも、過去のシリーズのビデオをいくつか借りて見たことがあります（全作品制覇までは至っていません）。昔の怪獣映画は、現代のＣＧを多用した映画と比べるとチープな出来なのですが、逆にそこが笑えるわけですね。

　でも、ＣＧによってリアルな怪獣の動きが表現できるようになると、怪獣の着ぐるみの中に人が入って演じる日本の怪獣映画は、やはり見劣りしてしまうわけです。ピーター・ジャクソン監督がリメイクした『キング・コング』（２００５年）なんかを見たら、着ぐるみ方式の怪獣映画は過去のものになってしまったことが分かると思います。だから、ゴジラシリーズが『FINAL　WARS』（２００４年）で中断してしまったのも致し方ないでしょう。

子供向けすぎて寒いシーンはあれど、着ぐるみの動きがチープで笑えるところは全くないです（メガロの動きだけはさすがに適当すぎですが）。

CGの技術も上がってますし、最近は非常に綺麗ですが、それと過去の作品を比べて映像として劣っているいないは全く別の話だと思っています。

カマキラスやクモンガなどの動きはCGでは再現できないとまで現在においても評価されているようです。過去のものだと思うのは自由ですが、個人的にはラスト3行の断定的な考え方は非常に残念です。