僕が調べた限りではこんな具合で、TOP10ヒットは1〜3年に一度出てくるという感じで、最高位は2位止まりで、1位を獲得した事は一度も無かったわけですね。それがSPEEDを手がけるようになると、最低でもシングルセールスが約60万枚、最高位1位獲得が5作、ミリオンセラー達成が4作という「全打席ホームラン」とでも言うべき状況が出現したわけです。ちなみに伊秩氏は、Kinki kidsに提供した『SNOW!SNOW!SNOW!』(2005年)において、SPEED『ALL MY TRUE LOVE』以来7年ぶりの最高位一位を獲得しています。
Re: SPEED
金魚花火 / 2008-04-01 18:36:00No.9
ところで、SPEEDの元メンバーのソロ楽曲も合わせて聴いていると、1990年代後半のダンスミュージックブームが懐かしいですねえ。今井絵理子の『EVERYDAY BE WITH YOU』なんか完全にパラパラの曲ですもん(笑)。SPEEDが解散宣言した1999年頃から宇多田ヒカルをはじめとするR&B系の歌手がブームになって、ダンスミュージックブームが終焉してしまったわけですね。
ところで、僕はSPEEDの曲を作っていた作曲家の伊秩弘将氏のファンでもありますが、伊秩氏はSPEEDを手がけていた1990年代後半が量的・質的・セールス的にもピークでしたね。
彼は1987年に渡辺美里のシングル『IT’S TOUGH』で作曲家デビュー、森高千里のシングル『NEW SEASON』で作詞家デビューしたわけですが、彼がSPEEDを手がけるまでのオリコン週間TOP10入りした曲のセールスはどうだったのかと言うと・・・
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・渡辺美里『IT’S TOUGH』 1987年 最高位2位 14.9万枚
・渡辺美里『恋したっていいじゃない』 1988年 最高位2位 24.6万枚
・渡辺美里『Boys kiss Girls』(『サマータイムブルース』と両A面) 1990年 最高位2位 26.3万枚
・久宝留理子『男』 1993年 最高位8位 51.1万枚
・ICE BOX『冷たいキス』(作曲名義は『ICE BOX』になっているが、どうやら伊秩氏の作曲らしいです) 1994年 最高位9位 54.8万枚
・森高千里『So Blue』 1996年 最高位7位 27.0万枚
・森高千里『ララ サンシャイン』 1996年 最高位5位 17.9万枚
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僕が調べた限りではこんな具合で、TOP10ヒットは1〜3年に一度出てくるという感じで、最高位は2位止まりで、1位を獲得した事は一度も無かったわけですね。それがSPEEDを手がけるようになると、最低でもシングルセールスが約60万枚、最高位1位獲得が5作、ミリオンセラー達成が4作という「全打席ホームラン」とでも言うべき状況が出現したわけです。ちなみに伊秩氏は、Kinki kidsに提供した『SNOW!SNOW!SNOW!』(2005年)において、SPEED『ALL MY TRUE LOVE』以来7年ぶりの最高位一位を獲得しています。