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オカヤドカリ初心者です
Pico /
2007-07-23 10:16:00
No.1305
管理人さん、はじめまして。オカヤドカリ飼育
初心者のものです。オカヤドカリの飼育について
アドバイスをいただきたいと思い投稿させていただきました。
昨日中間サイズのオカヤドカリ
二匹を我が家にお迎えしました。こちらのHPに載っている
飼育の仕方にそって水槽のセッティングやご飯のメニューなども決めさせてもらいとても参考になってます。
しかし就寝時間になり部屋の電気を消すとヤドカリたちに異変が起こりました。ほんの少し大きめのオカヤドカリが殻から出て、もう一匹の子をものすごい勢いで水槽中裸で追いかけまわしだしました(怖)その夜はヤドカリが心配であまり眠れなかったのですが、翌朝水槽を見てみるとなんとそのヤドカリはまだ裸のままでもう一匹のこの上に覆いかぶさり離れる様子はないのです。追いかけられているこの方はもう一方の子を避けるためなのか砂の中に入ったきり出てきません。
なんとか殻にもどってもらいたいので隔離水槽を設置し
そこに暖めたサザエの殻達&ヒートパットを入れて
様子を見ているのですがなかなか殻に入る様子はありません。
たまにちょこちょこと水槽の中を裸で歩き回っている
だけです。。ヤドカリは殻の外に長時間いると死んでしまうと
聞いたことがあるのですが、なにかアドバイスがあったら
教えていただけるととてもありがたいです。
Re: オカヤドカリ初心者です
波風 /
2007-07-23 22:18:00
No.1307
Picoさん、はじめまして。
飼いはじめられたばかりで、えらいことになっていますね。
さぞかしご心配のことと思います。
まず、水槽中追いかけまわしたり、覆いかぶさって離れないとのことですが、こういう癇の強い個体は時々見られます。
環境に変化などでストレスを受けたときに癇癪を起こすようです。
これは落ち着くのを待つしかありませんから、隔離されたのは賢明だったと思います。
問題は貝殻から出てしまって戻らないことですね。
オカヤドカリが殻から出てしまう原因はいくつか考えられますが、弱っている様子がないのなら、何らかのストレスを受けているのではないかと思われます。
例えば、遅くまで灯りがついている、エアコンで極端に乾燥している、あるいは殺虫剤や塗料、煙草、ヘアスプレー、消臭剤や芳香剤などの影響は考えられませんか?
まずそのあたりを確認された上で、適当な容器(中型のプラケースや空き箱などで充分です)に、できるだけ多くの貝殻と水入れ(真水でいいです)を入れてバスタオルや毛布などで包んで出来るだけ真っ暗にし、家の中で一番静かなところへ置いてしばらく様子を見てください。
腹部に砂が付くと貝殻に入りにくくなりますので、砂は入れないほうがいいでしょう。
オカヤドカリに限らず捕まえると殻から出てしまう行動はヤドカリ類一般にわりとよく見られるのですが、中には懐中電灯の光を当てたり人が近付いただけでも殻を捨てる非常に神経質な個体も時折見かけます。
Picoさんが買われたのも、そんな癇が強くて神経質な個体のようですから、出来るだけ刺激を与えずにそっとしておくことが肝要かと思います。
これで2〜3日様子を見て、それでも殻に戻らないようなら、諦めて普通に飼育するしかないと思います。
確かに裸でいるのはオカヤドカリには良くないことですが、すぐに死んでしまうわけではないそうですから、「そんなヤツ」だと思っておおらかな心で付き合ってあげてください。
本当にオカヤドカリという生き物の飼育は一筋縄では行きませんね。
その後の様子なども、また教えてください。
Re: オカヤドカリ初心者です
Pico /
2007-07-24 11:34:00
No.1309
とても丁寧にお返事くださってありがとうございます。
いろんなアドバイスもいただけてとても参考になります。
悲しいことに翌朝、隔離水槽を見たら裸のままぐったりとして
動かなくなった姿を発見しました。いろんなサイズの
貝殻を沢山その子の周りに置いたり、水槽をタオルでつつんだり、数時間ごと霧吹きで水槽を乾燥させないようにしましたが
砂をひいてしまったので腹部に砂がついてしまって
貝殻に戻りにくくなったのが原因の一つもあると思います。
波風さんのお返事を読んで、しまったと後悔しました。
おそらく入る気力もなくなってそのまま死んでしまったとおもいます。
やはり新しい環境に対するストレスが原因で貝から飛び出したのかもしれませんね。貝から飛び出した後は一晩中から明け方にかけてもう一匹の子を追い掛け回し、両手両足をその子の貝殻の中に突っ込もうとしていました。他にも貝殻が沢山あるのにどうしてその子の貝殻を盗みたかったのか?あるいは単純に喧嘩をしかけていたのかよく解りません。
ショップでは珊瑚と貝殻をひいた水槽で飼われていたので家の水槽に引っ越して少しは気が楽になるかなと期待していたのですがそうでもなかったですね。。こんな形で早く死なせてしまってほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
一ヶ月前にも他のショップから一匹オカヤドカリをお迎えしたのですがそのこも二週間で死んでしまいました。死ぬ直前は手足がぽろぽろと抜けだし、しまいには体全体が殻からぬけだして死んでしまいました。その子を飼っていたときはショップから教えてもらった飼い方と本に紹介していた方法でで飼っていたので死んだ後、ネットでいろいろと検索して我が家の飼い方に欠点が沢山あったのを発見しました。飼う前にもっとネットでも検索すべきだったなと反省しています。
カナダで売られているオカヤドカリの本は日本のオカヤドカリのウェブサイトと比べるとさほど詳しく書かれてないなとおもいます。
家はノンスモーカーで鳥も飼っているので香り物や消臭剤などは使わないようにしています。オカヤドカリの水槽には一応ミスターでタイマー式で水槽をスプレーするようにして湿気を保つようにしています。(霧吹きし忘れた時のため)ココナツの家も隠れ家用に入れているのですが生き残ったもう一匹は今のところ昼間は砂の中で寝て過ごし夜に砂からでてきて木や珊瑚を上ったりご飯を食べたりしているようです。昨日スイカを入れていましたが大好評だったようです。砂の中もいろいろと移動しているようで夜ココナツの家の中から砂のトンネルを通って出てきたりしてます。
やはりもう一匹そのこのためにお迎えしたほうがよいでしょうか?一匹飼いはヤドカリに寂しい思いをさせてしまうと思います?ご飯のメニューは頻繁に変えたほうがいいとのことですが毎回何日おきにメニューを変えたほうがいいでしょうか?みーばい亭ではどうされてます?
うちは海水魚・珊瑚タンクがあるので(旦那の趣味で)そこからヤドカリ用の海水を取っているのですが、新しく別に海水を作ったほうがいいとおもいます?
カナダに住んでいると熱帯国の日本の海が恋しいですね。沖縄には行った事はないのですが沖縄に行くのは私達の夢の一つです。沖縄でダイビングしたらもう最高なんだろうな。こちらにも世界で第三番目に有名なダイビングスポットがあるんですが(なぜかわからないけど)アジアの色とりどりの珊瑚のほうが私達はみてみたいかも。みーばい亭のHPの水中写真も綺麗でみとれています。海の傍でそだったのもあって私も海は大好きです。
オカヤドカリは想像した異常に繊細で波風さんの言うとおり本当にオカヤドカリの飼育は一筋縄では行けないなと思いました。質問攻めになってしまいすいません。HPの更新楽しみにしています。
Re: オカヤドカリ初心者です
波風 /
2007-07-24 22:07:00
No.1311
残念でしたね。
おそらくショップでの管理が悪くて、かなり状態を崩していたのではないでしょうか。
オカヤドカリは一度調子を崩すと回復させることは困難ですから、今回は仕方がなかったと思います。
ところで、Picoさんはカナダにお住まいなのですね。
そちらで売られている種類のオカヤドカリについては、私もよく知りませんが、内陸に適応して比較的乾燥を好むものや、海に依存して常時海水を必要とするものなど、種類によってかなり生態や生息環境が異なるようです。
種類によっては霧吹きがストレスになって自切する場合もありますので、あまりやりすぎないほうがいいと思います。
特に生体に直接水を掛けるのはオカヤドカリ飼育における「やってはいけないこと」のひとつです。
まずは、飼育されているオカヤドカリの種類を同定して、その生息環境についての情報を集められることが大切ではないかと思います・・・が、現実には難しいでしょうね。
爬虫両生類や、タランチュラ、サソリなどコアな飼育者が多い生き物の場合、種類ごとに生息地やその環境が明らかにされていることがほとんどなのですが、オカヤドカリの場合、単に「オカヤドカリ/Hermit Crab 」とひとまとめに紹介されている事が多く、ごく基本的な(役に立たない)情報しか手に入らないのが現状です。
飼育動物として、まだまだこれからの生き物だということなのでしょう。
ただし、日本産の「ナキオカヤドカリ」と「ムラサキオカヤドカリ」については、国内の良心的な飼育家さんたちが、生息環境や飼育環境も含めて非常にハイレベルな情報を公開されています。
この2種類については、当サイトのリンクコーナーで紹介しているサイトを熟読してもらえば、10年以上の飼育は充分可能だと確信しています。
>やはりもう一匹そのこのためにお迎えしたほうがよいでしょうか?
1匹だけで飼っているからといって、オカヤドカリが淋しがったり死んでしまったりすることはありません。
私がお世話になっているcaveさんは、1匹のムラサキオカヤドカリと9年にわたってじっくりと付き合っておられますが、これはオカヤドカリ飼育におけるひとつの到達点だと思っています。
caveさんの飼育記録はオカヤドカリ飼育の参考になるだけでなく、読み物としても大変面白いですから、ぜひお読みになってください。
http://www.j-cave.com/
>何日おきにメニューを変えたほうがいいでしょうか
うちでは毎日違うものを与えるようにしていますが、潮が小さくて活性の低いときは、多肉植物の葉や、サツマイモなど日持ちのいい物を2〜3日入れっぱなしで放っておくこともあります(^^;
>新しく別に海水を作ったほうがいいとおもいます?
うちも海水水槽から採った水を与えていますよ。
オカヤドカリ用に少量ずつ作るのは大変ですし、ペットボトルなどに作り置きしておくのなら、ろ過の効いた水槽で循環させている海水の方が安心です。
>日本の海が恋しいですね
日本は亜熱帯から亜寒帯まで色々な表情の海が楽しめますから、その意味では幸せだと思います。
沖縄の珊瑚礁もいいですが、私はやっぱり体に馴染んだ日本海が一番好きかな。
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初心者のものです。オカヤドカリの飼育について
アドバイスをいただきたいと思い投稿させていただきました。
昨日中間サイズのオカヤドカリ
二匹を我が家にお迎えしました。こちらのHPに載っている
飼育の仕方にそって水槽のセッティングやご飯のメニューなども決めさせてもらいとても参考になってます。
しかし就寝時間になり部屋の電気を消すとヤドカリたちに異変が起こりました。ほんの少し大きめのオカヤドカリが殻から出て、もう一匹の子をものすごい勢いで水槽中裸で追いかけまわしだしました(怖)その夜はヤドカリが心配であまり眠れなかったのですが、翌朝水槽を見てみるとなんとそのヤドカリはまだ裸のままでもう一匹のこの上に覆いかぶさり離れる様子はないのです。追いかけられているこの方はもう一方の子を避けるためなのか砂の中に入ったきり出てきません。
なんとか殻にもどってもらいたいので隔離水槽を設置し
そこに暖めたサザエの殻達&ヒートパットを入れて
様子を見ているのですがなかなか殻に入る様子はありません。
たまにちょこちょこと水槽の中を裸で歩き回っている
だけです。。ヤドカリは殻の外に長時間いると死んでしまうと
聞いたことがあるのですが、なにかアドバイスがあったら
教えていただけるととてもありがたいです。