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無題
辻元玲子 /
2006-06-19 04:19:00
No.866
初めまして。昨年夏より20匹のオカヤドカリを育てております辻元玲子と申します。
貴サイトで日々、勉強させて頂いております。
実は、「株式会社 三晃商会」より発売中の「オカヤドカリのジャングルジム」という商品を3週間ほど前から使用しまして、問題が発生したため、書き込みさせて頂きました。問題とは、このジャングルジムをヤドカリたちが「誤食」、食べてしまった、という事態です。現在約40センチの水槽八つにてヤドカリを飼育しておりますが、トラブルがあったのは、そのうち小さなヤドカリが4匹入っている水槽二つの合わせて8匹
です。このほかのヤドカリはサイズが大きいため、ジャングルジムは初めから使用しておりません。
毎日、エサ替えのたびにチェックしておりましたが、昨日(6月17日)になって突然、その青いジャングルジムが至る所かじられて、そばに青いヤドカリの糞が少し落ちていた次第です。
ヤドカリたちは目下、変わった様子はありませんが、一体どんな物質でできているのか、誤食による健康被害はあり得ないのか大変心配になり、製造元である三晃商会に電話で問い合わせました。すると、ジャングルジムは針金にエポキシ樹脂(石油系)でコーティングした素材を使用している、との返答でした。しかし、同社の対応としては「ヤドカリごときでなにをそんなに慌てているのか」といったニュアンスを感じて、残念
ながら非常に印象が悪かった、と言わざるを得ません。しばらく電話で応対した人の話を伺いましたがその中で感じた問題点は以下の二つです。
?三晃の自社テストでも大量のオカヤドカリを飼って実用試験をしたとのことでしたがそこで既に誤食は確認されていた、とのことでした。では、誤って食べるかも知れないと言うことがわかっていながら、それを商品化したのはなぜか。そして、今回のようにクレームがきてもその問題商品について製造方法を見直す、という意志がまったく感じられず、当の顧客一人を言い負かし、言いくるめれば事足りる、という姿勢を示したのはどういうことか。
? 誤食して即死したのなら責任問題となるだろうが、その後で当該ヤドカリが死んだとしても、「ヤドカリはそもそも簡単に死ぬ生き物なので」(と、その電話で対応した方は言いました)それは「飼い主の飼育方法の責任であり、当社の責任とは言えない」といった無責任な考え方を平気で披瀝するのは飼育関連グッズの販売企業としてどういう考え方なのか(そもそも、健康被害は後々現れることが多々あるにもかかわらず、です)。
この会社の考え方には大変、失望いたしました。
結局、三晃の最終的なコメントは「心配ならばすぐに使用を中止してください」というものでそれ以上もそれ以下もないものでした。無論、私は即座に使用を中止しましたが、今後、今回誤食した子たちが消化不良を引き起こして拒食などの症状を起こしたり、化学物質を摂取したことで内臓疾患などに罹患したら・・・と思うと気が気でなく、日々、精神的苦痛を味わっております。確かにこの商品が危険かどうか、事前にもっと詳
しく調べないで使用した私にも落ち度があるのでしょう。しかし、そもそもテスト段階で誤食があった、というものをなんの注意書きも添えないで販売した同社に対しては、非常に不快感を覚えております。
今後、もし誤食した子たちになんらかの健康被害が認められた場合は、またご報告させて頂きます。
ところで、なぜこんなにヤドカリを育てているのか、と申しますと、このヤドカリたちはすべて、昨年あちこちのペットショップやスーパー、量販店などで大変ひどい状態で販売されていたものを「救出」したものばかりです。そのうちでも最も酷かったのは、売れ残ってほとんどゴミのような扱いで店の隅に置かれ、異臭を放ち、腐ってしなびたキャベツや既に死んだヤドカリの亡骸の中に捨て置かれて、全身がダニだらけ、ゴキ
ブリの幼虫だらけになって、水とエサもろくにもらえずに死にかけていたヤドカリでした。まさにアウシュヴィッツ(ナチスのユダヤ人絶滅収容所)を思わせるような惨状でした。
あまりのことに、当時ヤドカリに対する知識はまだ少なかったのですが、それでもこれでは酷すぎると思い、その店から瀕死のヤドカリをごっそりと買い(そんな状態でもしっかり代金を取るとんでもない店・・・)必死で看病しました。ダニやゴキブリを根気よく駆除し、栄養価の高い食べ物を与え、栄養バランスに気を遣い・・・、当初は、ここまで酷い状態ではみんな死んでしまうかも、と思っていた子たちですが、身体が潰れていた3匹を除いては、みな元気になり一冬を越し今に至った次第です。その20匹の子たちを、家族と思って大切に育てております。そのような訳ですので、このヤドカリたちに対する思い入れはひとしおなのです。今回の誤食事故などで絶対に死んでほしくないのです。メーカーはヤドカリを「(人間が勝手に決めた)安い命」ではなく、「かけがえのない家族」と思って大切に育てている人がたくさんいることを理解して、もっと
安全性を重視した商品を開発してほしいと思います。その願いを込めて私は実名で書き込みさせて頂きました。
もしみーばい亭様から、誤食した場合の対処法などアドバイスをいただけましたら幸いです。どうかよろしくお願い申し上げます。また、これと同じ文面を、いくつか他のヤドカリサイト様にも投稿させて頂きましたことをご了承ください。
長々と失礼いたしました。
Re: 無題
波風 /
2006-06-19 21:57:00
No.868
辻元様、はじめまして。
書き込みありがとうございます。
文面から小さな生き物の命を大切にされている姿勢が強く伝わってきました。
本当に頭が下がります。
ただ、私自身は単なる「生き物好き」「自然好き」であって、活動家でも苦情屋でも扇動者でもありませんので、まず其処の所をお含みおきください。
さて、ご心配の件ですが、私は専門家ではありませんので、大丈夫とも駄目ともお答えしかねます。
しかし、本来オカヤドカリは触角などの感覚器官で、食べられるものと食べられないものを判別しているはずです。
それにもかかわらず石油化学製品を食べるというのは、感覚が撹乱されているのでしょうね。
環境ホルモンの例もありますし、長期的に見れば何らかの影響は出てくるかもしれません。
ただ、以前うちのムラサキオカヤドカリが、断熱材として使用していた発泡ポリエチレンを食べてしまったことがありますが、3年を経てもぴんぴんしていますから、少なくてもしっかりと硬化して安定した樹脂であれば、即死亡につながることはないと思います。
残念ですが、私がお答えできるのはこの程度です。
販売元の対応も酷かったようですが、これは仕方なしですね。
私自身も勤め人ですから良く分かりますが、概して企業と言うのは、セクションごとの縦割り構造に加えて、部署間の連携が希薄でいい加減なものです。
明らかに内容が間違った報告書であっても、責任者の印があれば、次に回さざる得ませんし、いくつかのセクションを回って行くうちに、何が間違っているのか分からなくなることもままあります。
まあ、どこの会社もそんなものだと思います。
マスコミなどで社会的に注目されているのならともかく、個人的、あるいはネット上での村人的クレームなどには、本気で対応する気もないでしょうし、ヤドカリ会などという架空のクレーム団体扱いされて、失笑黙殺されているのが実情です。
そのような所に、良識や常識や誠意を期待するよりも、まず消費者自身が商品を見極める目を持つ事が大切なのではないでしょうか?
少なくても「みーばい亭」は、そういった考え方で情報を発信しています。
ま、目に見える成果をあげて、村社会での地位を確保することが目的のご立派な活動家には不興を買っているようですが(笑)
それから、これは余計なことですが、野生動物は捕獲されて自然と切り離された時点で、野生動物としては死んでいます。
たとえ店頭で生きていても、それは昆虫標本と同様、死んだものとして認識するべきだと思います。
ある意味、野生動物を飼育している人間は、死骸愛好家だといえるでしょう(苦笑)
こんな事を書くから、言葉に対して偏狭な心しか持たない人に誤解されるんですけどね・・(--;
だったら書くなって(^^;
もちろん、個々の命を粗末にしろと言っているのではありませんので、念のため。
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貴サイトで日々、勉強させて頂いております。
実は、「株式会社 三晃商会」より発売中の「オカヤドカリのジャングルジム」という商品を3週間ほど前から使用しまして、問題が発生したため、書き込みさせて頂きました。問題とは、このジャングルジムをヤドカリたちが「誤食」、食べてしまった、という事態です。現在約40センチの水槽八つにてヤドカリを飼育しておりますが、トラブルがあったのは、そのうち小さなヤドカリが4匹入っている水槽二つの合わせて8匹
です。このほかのヤドカリはサイズが大きいため、ジャングルジムは初めから使用しておりません。
毎日、エサ替えのたびにチェックしておりましたが、昨日(6月17日)になって突然、その青いジャングルジムが至る所かじられて、そばに青いヤドカリの糞が少し落ちていた次第です。
ヤドカリたちは目下、変わった様子はありませんが、一体どんな物質でできているのか、誤食による健康被害はあり得ないのか大変心配になり、製造元である三晃商会に電話で問い合わせました。すると、ジャングルジムは針金にエポキシ樹脂(石油系)でコーティングした素材を使用している、との返答でした。しかし、同社の対応としては「ヤドカリごときでなにをそんなに慌てているのか」といったニュアンスを感じて、残念
ながら非常に印象が悪かった、と言わざるを得ません。しばらく電話で応対した人の話を伺いましたがその中で感じた問題点は以下の二つです。
?三晃の自社テストでも大量のオカヤドカリを飼って実用試験をしたとのことでしたがそこで既に誤食は確認されていた、とのことでした。では、誤って食べるかも知れないと言うことがわかっていながら、それを商品化したのはなぜか。そして、今回のようにクレームがきてもその問題商品について製造方法を見直す、という意志がまったく感じられず、当の顧客一人を言い負かし、言いくるめれば事足りる、という姿勢を示したのはどういうことか。
? 誤食して即死したのなら責任問題となるだろうが、その後で当該ヤドカリが死んだとしても、「ヤドカリはそもそも簡単に死ぬ生き物なので」(と、その電話で対応した方は言いました)それは「飼い主の飼育方法の責任であり、当社の責任とは言えない」といった無責任な考え方を平気で披瀝するのは飼育関連グッズの販売企業としてどういう考え方なのか(そもそも、健康被害は後々現れることが多々あるにもかかわらず、です)。
この会社の考え方には大変、失望いたしました。
結局、三晃の最終的なコメントは「心配ならばすぐに使用を中止してください」というものでそれ以上もそれ以下もないものでした。無論、私は即座に使用を中止しましたが、今後、今回誤食した子たちが消化不良を引き起こして拒食などの症状を起こしたり、化学物質を摂取したことで内臓疾患などに罹患したら・・・と思うと気が気でなく、日々、精神的苦痛を味わっております。確かにこの商品が危険かどうか、事前にもっと詳
しく調べないで使用した私にも落ち度があるのでしょう。しかし、そもそもテスト段階で誤食があった、というものをなんの注意書きも添えないで販売した同社に対しては、非常に不快感を覚えております。
今後、もし誤食した子たちになんらかの健康被害が認められた場合は、またご報告させて頂きます。
ところで、なぜこんなにヤドカリを育てているのか、と申しますと、このヤドカリたちはすべて、昨年あちこちのペットショップやスーパー、量販店などで大変ひどい状態で販売されていたものを「救出」したものばかりです。そのうちでも最も酷かったのは、売れ残ってほとんどゴミのような扱いで店の隅に置かれ、異臭を放ち、腐ってしなびたキャベツや既に死んだヤドカリの亡骸の中に捨て置かれて、全身がダニだらけ、ゴキ
ブリの幼虫だらけになって、水とエサもろくにもらえずに死にかけていたヤドカリでした。まさにアウシュヴィッツ(ナチスのユダヤ人絶滅収容所)を思わせるような惨状でした。
あまりのことに、当時ヤドカリに対する知識はまだ少なかったのですが、それでもこれでは酷すぎると思い、その店から瀕死のヤドカリをごっそりと買い(そんな状態でもしっかり代金を取るとんでもない店・・・)必死で看病しました。ダニやゴキブリを根気よく駆除し、栄養価の高い食べ物を与え、栄養バランスに気を遣い・・・、当初は、ここまで酷い状態ではみんな死んでしまうかも、と思っていた子たちですが、身体が潰れていた3匹を除いては、みな元気になり一冬を越し今に至った次第です。その20匹の子たちを、家族と思って大切に育てております。そのような訳ですので、このヤドカリたちに対する思い入れはひとしおなのです。今回の誤食事故などで絶対に死んでほしくないのです。メーカーはヤドカリを「(人間が勝手に決めた)安い命」ではなく、「かけがえのない家族」と思って大切に育てている人がたくさんいることを理解して、もっと
安全性を重視した商品を開発してほしいと思います。その願いを込めて私は実名で書き込みさせて頂きました。
もしみーばい亭様から、誤食した場合の対処法などアドバイスをいただけましたら幸いです。どうかよろしくお願い申し上げます。また、これと同じ文面を、いくつか他のヤドカリサイト様にも投稿させて頂きましたことをご了承ください。
長々と失礼いたしました。