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死刑廃止問題
hideki / 2008-02-02 11:06:00 No.12253
今日の、学校の授業で死刑について討論しました。
同時に、一日に日本で3人の死刑囚に対する死刑の執行が行われたことのニュースが飛び込んできました。
ここ、オーストラリアは国民の95パーセントがクリスチャンで思想、観念から死刑に対して根ずよい抵抗があるようです。
執行されたうち一人の男は服役まえ女性を強姦しさらにそれをねたに金を要求、その後その女性は勇気を出して警察に被害届けを提出、逮捕され、刑務所を出所後報復としてまもなく殺害に及びました。公判ではこの男は被害者にも問題があると平然と言いはなち一審では被害者が一人であるのと、公正の余地ありとのことで無期懲役、高裁では過去に殺人の前科があることや、逆恨みによる身勝手、かつ計画的な犯行とのことで一審を破棄して死刑判決、最高裁も高裁の判断を支持して被告の上告を棄却して死刑が確定しました。
オーストラリアでは1965年に死刑は人道に反するとの理由で廃止されましたが残念ながら10年前、タスマニア州のポートアーサーというところで突然銃を持った男が現れ,逃げまとう人々に向けて発砲30人が殺傷されるという痛ましい事件が起こりました。この男は死刑制度がすでに廃止され死刑が適用されず終身刑(不定期刑)を宣告され収監されました。
日本では凶悪犯罪の増加、凶悪犯の低年齢化をふまえ、刑罰の
厳罰化を望む声が高く、国民の90パーセントが死刑を支持しているそうです。現在国内では山口母子殺人事件が大きな山場を迎えようとしています。事件の発端は乱暴区的で当時幼い子供と一緒にいた部屋に乱入母親を殺害後泣き叫ぶ子供を頭からたたき落とし、さいごに絞め殺すという極悪非道な手口でした
起訴後、未成年ということで無期懲役(未成年は5年から7年以内で釈放)が確定、がその後、この男は被害者や遺族の感情を逆撫で、憤慨させる内容の手紙を獄中から知人に送りつけ
このことがきっかけで再審差し戻しが決定しました。
のちに男は自分の立場が不利になると今まで一度も謝罪もしなかったはずが謝罪の内容ととれる手紙を獄中から被害者の夫
に送りつけたり、被告の弁護士が公判を無断で欠席して卑怯な引き伸ばし作戦をはかり、あげくのはてには殺人から傷害致死の適用を主張、死刑廃止団体や、被告を救う会を引き連れて事件の風化と
被告を有利な立場持ち込もうとする戦術を取りました。
が、帰ってこのことが国民の感情を憤慨させ世論が被告を死刑へと向かわせてしまっているといえます。
それと一番言いたいのはあの弁護士と、死刑廃止団体、被告を救う会の連中、もし自分が同じ立場になったり、身内や肉親が同じやり方で殺されたらどのよな気持ちの変化があらわれるのでしょうか、
死刑が確定してから10年20年たっても生き延びている囚人や死刑待ちの被告が100人以上もいて、なにかと被害者の権利よりも犯罪者の権利が強いのも今のおかしな状況だと思います。さらに前の法務大臣は宗教上、哲学上の理由で死刑執行の
署名を拒否したため任務期間中執行を行うことができませんませんでした。
被害者や後に残された遺族の人たちはこのやる出ない気持ちを
とこにぶつければいいのでしょうか、被告の刑が完全に執行されて霊前に報告するまで彼ら遺族には終わりがないとおもうし
憲法に公正な裁判とあるのなら被害者の数や被告の年齢を考慮した不平等な判断はやめてほしいと思います。


hidekiさんへ
管理人 / 2008-02-02 22:20:00 No.12256
死刑問題はその国によって宗教上の問題などがあり難しい問題ですね

日本でも今の法務大臣になってから既に6人の死刑が執行されました
裁判などの判決結果を聞いていつも思うことなんですが、殺害した人数が1人だから無期、複数だから死刑…これは被害者の家族の方たちにとって本当に納得できないことだと思います
命の重さを天秤に掛けているようで…

山口母子殺人事件も、本当に酷い話しだと思っています
被告が死刑を免れたい、生きたいと思う気持ちのその何倍も罪のない被害者の方たちは生きる権利があったのに、その権利を勝手に閉ざしてしまった被告の罪は重大だと思います
まずは自分の犯した罪を反省し、粛々と刑を受け止めて欲しいものだと思っています

死刑問題では、色々な問題を抱えてもいます
過去にはあってはならない冤罪事件もありました
裁判では、本当の真実を見極める力が一番必要であり、公正な判断をこれからもして欲しいものです

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