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埼玉新聞展望
管理人 / 2008-07-07 12:35:00 No.13236
第90回全国高校野球南北埼玉大会
9日開幕

第90回全国高校野球南北埼玉大会は9日、県営大宮球場で開幕。
南埼玉大会79チーム、北埼玉大会78チームが参加し、代表切符2枚を懸けた熱戦の火ぶたが切って落とされる。
今年は私立の強豪に加え、公立勢の実力も高く混戦模様だ。公立が10年ぶりに甲子園の切符を手にするか、それとも私立が地力を発揮するのか。

■南埼玉大会展望■
強豪ひしめき激戦か

『浦和学院−川口ゾーン』
★実力校揃う注目区
実力校がひしめく激戦区。浦和学院・川口のシード勢のほか、埼玉栄や川越初雁・坂戸西・栄東などが顔を揃える。ただ、地力のある、浦和学院と埼玉栄が抜け出し、準々決勝で顔を合わせる可能性が高い。
浦和学院は3回戦で川越東か川越初雁との対戦が見込まれる。川越初雁は昨夏の16強の立役者となったエース中條を擁し、川越東は総合力が高い。強打者が揃う川口は3回戦で栄東とぶつかりそうだ。栄東は右腕大島に安定感がある。埼玉栄は3回戦で粘り強い坂戸西との対戦が予想される。

『市川越−西武文理ゾーン』
★市川越が一歩リード
市川越の準決勝進出が最有力だが、そこに待ったを掛けるのが、立教新座・西武文理か。朝霞や飯能南・城西大川越・埼玉平成・所沢北などの好チームも絡んできそうだ。
市川越は朝霞とあたる初戦から気の抜けない戦いになる。朝霞はエース村山を擁ししぶとい。ここを勝ち上がると次は城西大川越か。順当なら4回戦の立教新座が最大のヤマ。立教新座とは秋季県大会3回戦で対戦し、3−4で敗れている。ここを突破すれば西武文理と準決勝で争うことになりそうだ。

『大宮西−聖望学園ゾーン』
★選抜準Vの聖望本命
聖望学園が準決勝進出の本命だが、序盤から好チームが待ち受ける。初戦の大井は秋・春ともに地区大会で姿を消したが、それぞれ西武文理・所沢商と延長の接戦を演じており実力は高い。ここを勝ち進むと3回戦では浦和実との対戦が見込まれ、最初のヤマ場を迎える。浦和実は右サイドのエース佐藤を軸に投打に戦力がそろい怖い存在だ。
もう一方のシード川越西−大宮西ブロックには所沢商が入った。いずれも好投手を擁し、この3校の勝者が準々決勝で聖望学園に挑むことになりそうだ。

『市川口−武蔵越生ゾーン』
★市川口の順当勝ちか
比較的組合せに恵まれた市川口は、順当に準々決勝に進みそう。左腕根本ら投手層の厚い武蔵越生は、昨夏4強の富士見との対戦が予想される4回戦が最初のヤマ場となる。
富士見は昨夏も登板経験のある内田に加え、最速140キロ近い右腕清水健らを擁する。打線も桜庭を軸に振れており、武蔵越生に劣らない戦力を有する。そこに強力打線の狭山ヶ丘や秀明などが絡む展開になりそうだ。ここを勝ち抜いたチームが、屈指の右腕高木を擁する市川口と準決勝を懸け対戦することになる。

2008年7月7日 埼玉新聞掲載

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