魔力、勝利の執念
浦和学院延長で逆転

浦和学院はやはり強者だった。９回に同点、１０回に逆転。
昨夏の甲子園出場の本領を見せつけ、森監督は「魔力だよ。勝利への執念が乗り移った」と饒舌に語った。
延長１０回、満を持して「ウラガク劇場」が幕を開けた。打順はクリーンアップ。４番島津の右前打を皮切りに、６・７番も連続安打で畳み掛けた。９番鈴木も中前打でダメ押しして、勝利を確実なものにした。「同点の時点で流れはこっちだなと思った」と主将の島津。２点適時打を放った石川は「絶対に負けたくなかった」と喜んだ。

2009年4月30日　埼玉新聞掲載