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大竹寛 情報
管理人 / 2009-06-28 10:33:00 No.15738
大竹寛 22期 現:広島
次は頼むぞ!大竹 5月の輝き取り戻せ

広島の大竹寛投手が3点リードを守れなかった。森野・和田に今季初となる1試合2被弾。7回5失点で4敗目を喫した。5月のMVP男も、6月は0勝3敗。チームもリーグ戦再開後は連敗スタートとなり、3位中日とは3.5ゲーム差に広がってしまった。

まるで別人だった。3回まで好投していた大竹が、4回に突然変異した。それは森野に浴びた1発からだった。
1死一塁。カウント2−2から投じたチェンジアップが高めに浮いた。投げた瞬間「しまった」と思っても手遅れ。「チェンジアップというより気が抜けた真っ直ぐのようなボール。森野さんのは悔やんでも悔やみきれない。超悔しい」。失投を右翼席に運ばれ、天を仰ぐ。
これで頭に血が上った。2死からは和田に左翼席に運ばれ同点とされる。3回に平田・谷繁・吉見から3連続三振を奪い、勢いに乗ると思った矢先に、この回だけで4安打の集中砲火を浴び、3点リードを吐き出した。

さらに気持ちの立て直しが利かないまま5回2死から井端に死球を与え一・二塁のピンチを招くと、森野に勝ち越しの右前適時打を許した。7回には先頭の中川に三塁内野安打で出塁させると、続く井端の際にボークで二進を許し、致命傷となる5点目を献上した。
「自分のピッチングで流れを向こうにいかせてしまった。粘らないと行けないのに情けない。次、反省しないといけない」と猛省するしかなかった。

4勝43回無失点など安定感抜群の投球で月刊MVPを受賞した5月とは一変。6月は0勝3敗。0点台だった防御率は2.71まで下がり、6月になって別人のような投球をしている。ブラウン監督は「大竹は全体的にはいい投球内容だったし、勝ってもいい内容だった」とかばったが、期待の右腕の失速もあり、リーグ戦再開後は連敗スタート。3位争いをする中日とのゲーム差が3.5差にまで広がり表情を曇らせた。
「反省すべきところは反省して、次やるしかない」と巻き返しを誓った大竹。まだまだシーズンは長い。巻き返すチャンスはある。カープファンの誰もが5月のような輝きを取り戻してくれることを祈っている。

2009年6月28日 デイリースポーツ掲載

Re: 大竹寛 情報
管理人 / 2009-06-28 10:35:00 No.15739
大竹急変 痛恨の1敗
四回に被弾後 ずるずる失点

前半戦のヤマ場だと言えた。3位攻防戦。前夜は土壇場で逆転負けした。この日は三回を終えて、3点リード。大竹の立場と調子のよさを総合すると、悔やんでも悔やみ切れない1敗である。

三回までは被安打1と絶好調。四回、荒木の遊撃へのゴロが内野安打となり、様子が変わった。森野にカウント2―2から投じたチェンジアップが変化しない。豪快に右翼席へ運ばれ「何でもない真っすぐになってしまった。超悔しい」。それを引きずり、和田にも同点弾を許した。

「弱さが出た」。その言葉が指したのは五、七回の失点だった。五回は2死無走者から勝ち越し点。七回は無死一塁でボークを犯すミスをした。直後の犠打、内野ゴロによる地味な追加点はボディーブローのように効いた。

6月の登板は0勝3敗、防御率8・24で終わった。「吉見君は序盤に点を取られて粘った。僕はリードをもらったが、対照的になってしまった」。大竹が心底、つらそうな表情をした。それが痛恨の1敗を物語った。

2009年6月28日 中国新聞掲載

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