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野球部 情報
管理人 / 2010-04-26 16:19:00 No.17704
埼玉のダルだ!超大型右腕南が9K無失点

埼玉に規格外の大型投手がいた。浦和学院の196センチ右腕・南貴樹投手(3年)が春日部東戦に先発し、6回を1安打無失点に抑えた。米国人の父を持つ南は長い手足を生かして最速141キロの直球を投げおろし、9奪三振。国内4球団のスカウトが見守る前で、将来性を感じさせる投球を見せた。

南は196センチの長身から角度のあるボールを投げた。6回まで毎回の9奪三振。3回、3四死球で2死満塁のピンチを迎えたが、三振で切り抜けた。森士監督は「高校の間で、なんとか投げられるようになった」と投球内容に及第点を与えた。

昨年までは長い手足を生かし切れず、球が荒れたという。「セット(ポジション)もバラバラで、突然崩れることも多かった」(南)。だが、冬場の走り込みと投げ込みを徹底的に行い、変化球の制球も安定した。最速143キロの直球はこの日、141キロを計測。森監督は「全身の筋肉が張ってきた。夏までにどれくらい成長できるか楽しみ」と、背番号10の成長を期待している。

日本ハムのダルビッシュと同じ196センチの身長は「まだちょっと伸びてます…」。米国人の父ロイさんは203センチだけにまだ伸びそうだ。この日は横浜、ロッテ、楽天、オリックスのスカウトが視察。横浜の武居スカウトは「体が大きいけど、しなりもあるし、腕も振れる。今というより、将来性」。まだ荒削りな部分が多いが、秘めた可能性は超高校級だ。

2010年4月26日 日刊スポーツ 掲載

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