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第92回全国高校野球選手権埼玉大会
管理人 / 2010-06-17 11:14:00 No.18090
第92回全国高校野球:埼玉大会 組み合わせ決定、来月9日に開幕

◇159校が熱戦
第92回全国高校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選会が16日、さいたま市の市民会館おおみやであった。昨年より1校多い159校が参加し、7月9〜28日に11球場で熱戦を繰り広げる。優勝校は8月7日から阪神甲子園球場で開かれる全国大会に出場する。

抽選に臨んだ選手らは緊張した様子で壇上の抽選箱からくじを引いた。注目校との組み合わせが決まると、会場から拍手や歓声が上がった。

選手宣誓は大会回数と同じ92番を引いた熊谷商高の野辺倫主将(3年)。頭が真っ白になったというが「『継続は力なり』という熊谷商高のモットーを盛り込んだ宣誓を行いたい」と意欲をみせた。

開会式は7月9日午前11時から、さいたま市の県営大宮球場で行われ、午後1時半から新座柳瀬と鷲宮が対戦する。


◇花咲徳栄、浦学が軸 川越東、坂戸西も 優勝候補
総合力で大きくリードするセンバツ出場の花咲徳栄、春季関東大会を制した浦和学院の2校が大会の軸となるが、昨秋に続いて春も4強進出した川越東、坂戸西の2校も優勝候補に名乗りを上げる。例年上位に食い込む強豪私学4校は今回ノーシードでの参戦となり、混戦が予想される。

◆「常勝」2校
春夏連続出場を狙う花咲徳栄は、左腕エースの五明大輔投手を温存しつつも1失点(5試合)で春の県大会を制した。好投した橋本祐樹選手はセンバツで本塁打を放ったスラッガー。実力ナンバー1と目されるが、5月の関東大会では2回戦で敗退し、打線のつながりに課題も残した。浦和学院は、関東大会を制し、11回目の夏の甲子園出場を狙う。197センチの右腕、南貴樹投手は145キロの直球でプロも注目する逸材。制球力のある阿部良亮投手、萩原大貴投手も安定している。主将の星稜太選手らクリーンアップも上り調子だ。

◆虎視眈々
春の県大会で創部初の4強入りを果たし、勢いに乗る川越東。立役者は高梨雄平投手と猪岡悟投手の左腕2本柱。得点力は高くはないが、鈴木大夢選手を筆頭に強力な中軸の前にランナーをためれば勝機はある。

坂戸西は思い切りのいい投球で定評のある左腕エース、長島僚大投手がチームを引っ張る。攻撃陣では4番、黒沢俊太選手が勝負強い。春の県大会準決勝では1点差で敗れはしたが、浦和学院を延長十三回まで苦しめた。「浦学と再戦して甲子園出場」を目指す。

◆強豪4私学
強豪私学は春の大会で振るわなかった。1回戦で敗退した昨夏甲子園出場校の聖望学園。夏に向けて磨き直した守備からリズムを作れるかが鍵。甲子園経験のある片岡建人選手と永田智大選手の打撃が注目される。埼玉栄は昨夏の県準優勝校。足を使った攻撃で先行逃げ切りを狙う。5年ぶりの甲子園出場を狙うのは春日部共栄。打線がつながれば上位進出の実力がある。本庄一は1年夏から4番を担う田村和麻選手を中心にした打撃のチーム。2年ぶり2度目の甲子園を目指す。

◆ダークホース
筆頭は朝霞。右腕エースの尾崎亮投手は142キロの直球とキレのあるスライダーを持ち、創部以来の初優勝を視野に入れる。全国4強に入ったこともある古豪上尾は2年生中心の若いチームで挑む。伸び伸びとしたプレーで勢いに乗りたい。

◇強豪・浦学の対戦相手、156校目まで決まらず残り3校で浦和実引き どよめきと拍手
参加159校のうち、強豪・浦和学院の対戦相手が156校目まで決まらなかった。残り3校となった157番目に抽選くじを引いたのは浦和実の飯島智也主将(3年)。浦和学院との対戦が決まると、額に手をやり「あっちゃあ」と天を仰ぎ、会場からはどよめきと大きな拍手が起こった。浦和実の辻川正彦監督は「部員らは逆に燃えている。勝ちにいきたい」と語った。

◇くじ引き順で「もう一つの闘い」 一番乗りは午前2時、大宮南・清水主将
抽選くじを引く順番を巡り、会場では早朝から「もう一つの闘い」が繰り広げられた。
くじの順番は先着順で決まる。昨年、午前3時半に来場し、一番くじを引いたのは大宮東だった。同校マネジャーの田中駿佑君(3年)は「昨年はベスト16まで勝ち上がれたので今年も験を担いだ」と、越谷市内の自宅から、さいたま市大宮区の会場まで自転車をこぎ、午前2時半に到着した。
ところが、そこにいたのは大宮南の清水高人主将(3年)。午前1時40分に自宅を出て午前2時に他の部員と2人で一番乗りした。「先手を取ることに意味があると思い、何カ月も前から狙っていた。応援が多い土日の日程を引きたい。うれしいので眠くはない」と充血した目で話した。結果は日曜日の11日、玉川工と対戦するカードを引いた。
抽選会場は、午前10時半の開場前に長蛇の列ができていた。

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◇夏の甲子園・過去の県勢
初出場した第31回大会(1949年)から準優勝を2回、4強を5回経験しているが、優勝はいまだ果たしていない。

準優勝は、第33回大会(51年)の熊谷と、第75回大会(93年)で土肥義弘投手(埼玉西武ライオンズ)を要した春日部共栄。決勝戦で熊谷は平安(京都)に4−7、春日部共栄は育英(兵庫)に2−3で惜敗した。

ベスト4には、第39回(57年)大宮▽第55回(73年)川越工▽第57回(75年)上尾▽第68回(86年)浦和学院▽第70回(88年)市浦和−−が入った。近年は第85回(03年)で聖望学園がベスト8に進出したが、第87回(05年)以降、記念大会で2校が出場した第90回大会の本庄一(2回戦進出)を除き、初戦敗退が続いている。

2010年6月17日 毎日新聞掲載

Re: 第92回全国高校野球選手権埼玉大会
管理人 / 2010-06-17 11:17:00 No.18091
第92回全国高校野球:埼玉大会 組み合わせ決定 春県大会4強・主将の話

春の県大会でベスト4に勝ち上がり、今大会の上位シード校に選ばれたチームの主将が意気込みを語った。

◇根建亮太・花咲徳栄主将
センバツに出場した自分たちを倒そうと向かってくる相手の勢いに負けないように闘いたい。159校の顔ぶれを見て勝利への気持ちを新たにした。力を過信せず、自信を持って挑みたい。

◇星稜太・浦和学院主将
昨夏は5回戦で聖望学園に、春季県大会は決勝で花咲徳栄に負けた。春の関東大会では優勝できたが県内では負けているという悔しさがある。決勝で花咲徳栄と戦いたい。

◇安斎将太・坂戸西主将
秋季、春季ともに県大会準決勝で浦和学院に負けた。春は延長十三回で負けはしたが、チームの成長は感じた。打倒浦学を掲げて頑張ってきたが、夏も勝ち進めば準決勝で対戦することになった。三度は絶対負けられない。

◇高梨雄平・川越東主将
秋季、春季大会に続いて、夏も花咲徳栄と準決勝で当たる抽選結果。徳栄に勝つことを目標にしてきた。三度目の正直で、県代表まで勝ち上がりたい。粘り強く相手投手陣を打ち崩したい。

2010年6月17日 毎日新聞掲載

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