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野球部情報 朝日新聞版
管理人 / 2010-07-28 10:06:00 No.18470
浦学 3回先制実らず

本庄一は、得意の俊足を生かし、中盤から試合の流れをつかんで、浦和学院に逆転し、引き離した。

1点を追う6回、無死から足を絡めた攻撃で相手のミスを誘い、2本の適時打で逆転。7回と9回にも、犠打で得点圏に走者を進めて好機を広げ、追加点につなげた。内野へのゴロを、俊足を生かして安打にすることも多かった。
田村和は外角と内角を丁寧につく投球がさえ、相手の中軸を無安打に封じて完投した。

浦和学院は3回、石田の中前打で先制。7回以降も毎回得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。

2010年7月28日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載

Re: 野球部情報 朝日新聞版
管理人 / 2010-07-28 10:14:00 No.18471
走者を背負いリズム崩す
浦和学院 阿部投手

今大会屈指の右腕・浦和学院の阿部良亮(3年)が、6回にリズムを崩した。無死のまま失策と内野安打で2人の走者を一・三塁に背負うと、次打者は本庄一の4番田尻裕紀(同)。左前へはじかれ同点。さらに6番の中沢宏晃(同)も中前打となり逆転された。

「どちらも抑えがきかずに直球が甘く入ってしまった。走者を背負って動揺してしまった」と振り返る。
ピンチの時にマウンドに来た久保翔平(同)からは「切り替えて次の打者に集中しよう」と言われた。修正できたときもあったが、その後も点を許してしまった。

準々決勝で左ひざを骨折した4番・原大輔(同)を欠いての試合だった。原からの激励メールに「原が次に立つ打席は甲子園だ」と返した。

3回、先頭打者で中越え三塁打を放ち、先制の本塁を踏んだ。しかし、9回は内野ゴロで最後の打者に。一塁へヘッドスライディングしたが間に合わず、しばらくそのまま動けなかった。

2010年7月28日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載

Re: 野球部情報 朝日新聞版
管理人 / 2010-07-28 10:24:00 No.18472
2投手を鼓舞 信頼厚く
浦和学院 久保翔平捕手

試合が終わっても、悔しい表情を見せなかった。だが、応援スタンドで整列して、頭を下げると、そのままひざに手をついて動けなかった。

初戦からフルイニング、2人の球を受け続けてきた浦和学院の捕手・久保翔平(3年)。「いつも投手のことを考えてくれる」とエースの阿部良亮(同)と南貴樹(同)はいう。

「直球で押し、相手が直球に慣れてきた頃に変化球でつまらせる」。2人の良さを生かし配球を組み立ててきた。この日も同じだが、本庄一の打線はしぶとい。継投した阿部が失点すると、「打たれたのは仕方ない。切り替えていこう」と声を掛けた。

広島県呉市出身。知人の通う浦和学院を見学した時、「甲子園で日本一をとろう」というチームの目標にひかれた。

1年夏、控え選手として甲子園に出場したものの、昨夏は聖望学園に自身の失策もあって負けた。「あの悔しさを忘れない
」。「やめたい」と思ったこともあるが、チームの主力として甲子園の舞台に立ちたかった。

春の関東大会を2連覇した。だが、直後から忘れ物が増えるなどチームには、気のゆるみが見えた。「なんのためにやっているんだ。勝つためだろう」と引き締めてきた。

「地元から離れて、どうしても甲子園で優勝したくてここまでやってきたのに悔しい」。球場からバスに乗り込む際、涙を見せた。

2010年7月28日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載

Re: 野球部情報 朝日新聞版
管理人 / 2010-07-28 10:29:00 No.18473
スタンド
浦和学院のOB 寮で寝食ともに
大学生の浦野さん

浦和学院の応援席には、真っ黒に日焼けした顔の浦野佑真さん(21)がいた。同校OBの大学生コーチだ。

今大会を前に2ヶ月間、選手たちとともに寮に住み込み、寝食をともにした。チーム全体を盛り上げようと、ベンチ入りが難しい選手の士気を高めてきた。

4年前、甲子園に出場した際、記録員を務めた。「ここまで来たら技術の差じゃない。甲子園に行きたいという気持ちをいかにもつかだ」と後輩たちのプレーを見つめた。

2010年7月28日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載

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