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高校野球News
管理人 / 2010-09-23 10:25:00 No.18810
関東3枠懸け あす開幕
安定感の共栄、打力の浦学

秋季県高校野球大会は24日、各地区大会を勝ち抜いた39校が参加して開幕。10月3日に決勝と3位決定戦が行われる。今年は関東高校大会(10月30日〜11月3日・県営大宮、市営大宮)が本県で開催されるため、上位3校に出場権が与えられる。来春の選抜大会を目指し、し烈な戦いが予想される今大会をシード校中心に展望する。

経験豊富な上尾・本庄一 徳栄・聖望実力秘める

第1シードの春日部共栄は投打にそつなくまとまっており、5年ぶりの関東大会を狙う。エース竹崎はスライダーの切れが良く、救援も右の岡ら駒は十分。打線はミート力のある小泉・中川ら左の好打者が並ぶ。負傷の主砲鎌田も復帰予定。

昨年の覇者の第2シード浦和学院は絶対的エースがいない分、打力でカバーする。地区大会で本塁打を放った4番沼田に加え、3番小林・5番森は長打力を備える。右腕の佐藤は球の切れで勝負。左の松浦・右の池山らとの継投が基本となる。

北部地区新人大会優勝の第3シード上尾はエース伊藤が万全ではないが、夏の主力7人が残り、経験は豊富。投手は安定感のある左の三宅・右の西舘が軸。打線は主軸の勝木田に期待がかかる。

夏の埼玉大会を制した第4シードの本庄一は甲子園でも登板した左腕エース設楽を中心に守備からリズムを作る。打線は1番田村が俊足で、4番岡野はパンチ力がある。
ただ、初戦の大宮東は左腕吉嶺を中心とした好チームで気が抜けない。

2年連続の選抜大会出場を目指す花咲徳栄はシード校に劣らない。投手は右の北川、左の日野原らの継投でしのぐ。打線は1番田中・3番大塚健がしぶとい。左腕大岩根を擁する市川越との2回戦は屈指のカード。

シードは外れたが、聖望学園も評価が高い。右の滝瀬・竹ノ谷、左の松橋ら夏の大会を経験した投手陣が自慢で、中堅手の奥村らセンターラインが残っているのも強み。

東部地区新人大会優勝の富士見は左腕川口を中心に守りが堅い。左腕広橋が軸の昌平−市川口、春日部−春日部東の地元対決にも注目したい。好右腕根岸を抱える川越工はダークホースだ。

2010年9月23日 埼玉新聞掲載

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