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野球部 情報
管理人 /
2010-10-05 12:18:00
No.18934
浦学V 共栄下し2年連続
横綱対決は浦学に軍配。秋季県高校野球大会最終日は4日、県営大宮球場で決勝と3位決定戦が行われ、浦和学院が決勝で春日部共栄に3−0で勝ち、2年連続11度目の栄冠に輝いた。
3位決定戦は鷲宮が浦和実を7−6で下し、残り1枠の関東大会出場権を獲得した。選抜大会への最終関門となる関東大会は30日から5日間、県営大宮・市営大宮の両球場で開催される。組み合わせ抽選会は15日。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 12:41:00
No.18936
秋は5年ぶり5度目、春夏を含めると通算10度目となったライバル校の頂上決戦は、期待にたがわぬ高レベルの熱戦となった。
序盤は浦和学院の1年生佐藤と、春日部共栄のエース竹崎の両右腕が投げ合う展開。
佐藤は5回まで出した走者は安打の1人のみ。対する竹崎は4回まで毎回得点圏に走者を許しながら、粘り強くピンチをしのいだ。
ゲームが大きく動いたのは6回。春日部共栄は先頭の若山が安打で出塁。犠打と暴投で1死三塁と先制機を迎えたが、続く2人が凡退した。
直後の浦和学院は、2死走者なしから石橋が死球で塁に出ると、柴崎の内野遊ゴロが敵失を誘って一・三塁。ここで9番荒井が右前へ均衡を破る先制タイムリーを放ち、続く佐藤も左前適時二塁打で続く。大きな2点が入った。
流れをつかんだ浦和学院は、8回にも佐藤のタイムリーで3点目を挙げるなど、計10安打を放って竹崎を攻略した。佐藤は強打の春日部共栄打線をわずか96球で2安打完封。球威ある直球と切れのある変化球でぐいぐい押し、制球も1四球と安定していた。
これで両校の決勝対決は浦和学院の5戦4勝。胴上げで宙に舞った森監督は、「素直にうれしいの一言。とにかく選手が落ち着いて1球に集中した結果。選手に感謝したい」とライバルに完勝しての連覇に笑顔だった。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 12:46:00
No.18937
浦学 攻守盤石すきなし
浦和学院の右腕佐藤が2安打完封。打線は春日部共栄の先発竹崎から10安打を放ち、効果的に加点した。
浦和学院は6回2死から敵失などで一・三塁とし、荒井・佐藤の連続適時打で2得点。8回も2死から好機を作り、佐藤が適時打を放った。先発佐藤は力のある直球と鋭い変化球で打者を翻ろう。1四球と制球も安定し、96球で投げきった。
春日部共栄は打線が沈黙。3度の得点圏を生かせなかった。竹崎は粘り強く投げたが、死球と失策でピンチを広げ、痛打された。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 12:56:00
No.18938
1年生佐藤 2安打完封
胸に手を当てて、ゆっくり深呼吸した。「絶対に打ち取る」と浦和学院の1年生佐藤。今まで以上に闘志がわいた。9回、わずか6球で三者凡退。連覇をもたらした背番号『7』のエースは、仲間に囲まれて3度宙を舞った。「幸せ」。人生初の胴上げに酔った。
「相手に当たっても良い。内角を狙っていこう」。最速135キロの直球で攻めに攻めた。公式戦初完投はわずか96球の2安打完封。準々決勝の聖望学園戦で5回参考ながら、無安打無得点した右腕は本物だ。打っては1番で3安打2打点と攻守で大健闘した。
新チーム発足後、野手から本職の投手に戻った。夏のエースだった3年生阿部の「内角にしっかり投げれば投球の幅が広がる」とアドバイスを胸に、水を得た魚のように練習に励んだ。エースナンバーではないが、森監督も「実質は佐藤がエース。制球力があり、マウンド度胸がある」とうならせた。
森監督に「一緒に甲子園に行こう」と誘われ、地元の茨城を離れた。「絶対に行く」。その約束を早くも果たそうとしている。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:03:00
No.18939
「打つしかない」振り抜き決勝打
「自分で打つしかない」。均衡を破ったのは浦和学院・荒井の強打だった。6回2死一・三塁で右翼線に先制タイムリー。そのまま決勝打になり、「自信を持って振り抜けた」と胸を張った。
この日の武勇伝は、これだけで終わらない。8回、2死一塁、走者は荒井。佐藤が左前に二塁打を放つと、自慢の足をフル稼働した。本塁を目掛けて突進し、3点目のホームイン。敵の戦意をそぐ走りに、森監督も「思い切り良く行けた」とご満悦だ。
「二塁を回ってレフトを見たとき、取りこぼすところが見えた。迷わず行った」、なりふり構わない闘争心でダメ押しの1点をもぎ取った。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:20:00
No.18940
悔しさ共有し一丸
閉会式が終わっても三塁側スタンド前では歓喜のセレモニーが続いた。森監督・小林主将・投手の佐藤らが次々と宙を舞う。
浦和学院が宿敵の春日部共栄に完勝。連覇を達成した森監督は「勝つならこういう展開。我慢強く戦えたのは収穫」と表情を緩めた。
地区大会から5試合連続コールド勝ち。接戦を経験していなかったが、「打線が投手を育てるチームにしたい」という指揮官の思惑が大事な決勝でピタリとはまった。ここまで打線に助けられてきた先発佐藤が2安打1四球と試合を作ると、攻撃陣が奮起した。
6回の先制点は死球で出た石橋の二盗で好機を拡大。8回の3点目は、佐藤の左前二塁打で一走の荒井が一気に本塁を陥れるなど、打ち崩すのが難しいとみるや、足を絡めて得点に結びつけた。「初回から集中して1球1球に対応していけた」という石橋の言葉はナイン全員に当てはまる。
今夏は準決勝で敗退。2008年に史上初の夏3連覇を果たした常勝チームが2年連続で甲子園出場を逃したのは12年ぶりだった。スタメンで残ったのは小林だけで、新チームはゼロからスタートした。
「投手がいない。経験者も少ない。選手も私も危機感を持っていた」と森監督。
苦境を支えたのは上級生の後押しだった。夏のエース阿部・南らが打撃投手を買って出るなど練習をサポート。決勝は3年生37人全員が応援に駆け付け、小林は「応援してくれる姿が頼もしかった」と先輩に感謝する。
目指す6年ぶりの選抜大会へ、一致団結したナインにすきは見えない。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:31:00
No.18941
鍛え直し誓う 共栄
真っ向からがっぷり四つに組み合ったが、土俵の外に思い切りたたきつけられた。埼玉両雄の対決は、春日部共栄の完全な力負けだった。
春夏6度の甲子園出場を誇る本多監督は試合後、怒りに震えた。「完敗だよ、完敗。(打線が)0点っていうのは、一生勝てないから。あの(浦学の)スイングを目標に、追い付け追い越せでやるしかない」。いらつきと落胆をないまぜにした複雑な表情で、真っ赤な顔でまくしたてた。
打線が佐藤の厳しい内角攻めに気負わされ、わずか2安打。無安打の4番鎌田は「来るのは分かっていたけど、対応できなかった」と脱帽した。守備でも失策が失点につながった。6回、何でもないゴロをファンブルし、その後の相手の先制点につなげてしまった遊撃手の竹沢は「丁寧にいこうとして、大事な場面で気持ちがひいてしまった」と非を認めた。
準決勝まで格の違いを見せてきたが、ライバル浦和学院に完敗。主将の藪内は「自分たちの力不足。スイングに力の差があった」と話した。
新チームが発足したばかりのこの時期。強豪校といえども、完成されたチームなどない。本多監督も最後は「課題は分かったから、完敗を認めて鍛え直す」と気を取り直した。チームを貫き潔さ。この謙虚さこそ、チームをたくましく育てていく。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:35:00
No.18942
浦学がV2
後半に打線がつながった浦和学院が快勝した。6回2死一・三塁の好機で荒井と佐藤の長短打で2点を先制。8回2死一塁で佐藤が、再び二塁打を放ち勝負を決めた。
春日部共栄は制球力のある相手先発の直球を打ちあぐねて、少ない好機でも1本が出なかった。
2010年10月5日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:44:00
No.18943
強気勝負、ピンチ乗り切る
浦和学院・佐藤投手
足腰鍛錬、球威ます
大きく息を吐いて、深呼吸した。0−0の同点で迎えた6回表2死三塁、浦和学院の先発右腕・佐藤拓也(1年)は自分を落ち着かせ、強気の勝負に挑んだ。「打者の懐を攻める」と内角へ直球を投げ込み、2番打者を詰まらせ遊ゴロに。ピンチを切り抜けた。
今夏の埼玉大会は野手としてベンチ入り。新チームになってから、中学以来の投手に戻った。前エースの阿部良亮(3年)からアドバイスをもらった。
「大事な場面で、内角直球が投げられれば打ち取り方のバリエーションが増えるはず」。球威を増すため、100メートルダッシュを繰り返し足腰を鍛えた。練習試合で安定した結果を残し、今大会では先発を任された。
「持ち味は制球力とマウンド度胸。今日は堂々たる投球だった」と森監督。
背番号は7。「関東大会でも強気で攻めて、自分の投球にしたい」。エースナンバー奪取と、来春の選抜大会出場を目指す。
2010年10月5日 朝日新聞朝刊 埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:46:00
No.18944
成長の秋「平常心」で初完投 佐藤拓也投手 浦和学院1年
4回、安打を初めて許し、走者を背負った。その時、先輩の言葉がフッと頭に浮かんだ。「こういう時は慌てたら余計打たれる。平常心で行け」。大きく息を吐くと、得意の直球で内角を思い切り良く突き、後続をたちまち断った。
ここで崩れなかったことが、自信になった。終わってみれば零封で初完投。この秋に遊撃手から投手に転じたばかりとは思えないほどの出来栄えに、森士監督も「制球力とマウンド度胸がいい」と目を細めた。
夏の大会では出場の機会がなく、準決勝での敗北をベンチでぼう然と見つめた。先輩の無念の思いを、胸に刻んで臨んだ秋大会。引退した3年生たちはたびたび練習に顔を出し、投球フォームを見てくれた。ピンチに際しての心構えを説いた「平常心で行け」は、夏のエース・阿部良亮から聞かされた言葉だった。
優勝をかけた大一番。スタンドに陣取った阿部ら3年生の盛んな声援も、力になったと思っている。「関東大会は強気で攻める」。秋大会で、ひと回り大きく成長できたようだ。
2010年10月5日 読売新聞朝刊 埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2010-10-05 13:47:00
No.18945
一戦一勝、全力で 浦和学院・佐藤拓也投手(1年)
1年生ながらエースと先頭打者を担った。準決勝後「1番には慣れてるもんな」と森監督に声を掛けられ、恥ずかしそうに笑ったあどけない16歳。公式戦初完封で優勝を決めると、仲間から胴上げされた。
8月からバッテリーを組む森光司捕手(2年)は「弟みたいな後輩」と話す。愛される選手だが、マウンド上では最高135キロのストレートと制球のよさが武器。「勝負度胸があり大きな舞台にたっても人を頼らない」(森捕手)という。
茨城県鹿嶋市出身。球児だった父・勝美さんの影響で野球を始め、甲子園を目指して浦和学院の門をたたいた。「森先生についていけば甲子園に必ず行ける。関東大会でも一戦一勝で、目の前の試合を全力でぶつかりたい」と前を見据えた。
2010年10月5日 毎日新聞朝刊 埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
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2010-10-05 13:49:00
No.18946
先輩の教え胸に全力投球 浦和学院(1年)佐藤拓也投手
強打を誇る春日部共栄打線をわずか2安打に抑え、優勝が決まると、チームメートが胴上げし宙に舞った。
新チームになってから「マウンド度胸と制球力が持ち味」(森士監督)と買われ、内野手から投手に転向。走り込みで下半身を鍛え、得意のストレートの球質が重みを増した。
そんな1年生投手を支えたのが、準決勝で敗退した夏の大会でエースを務めた三年の阿部良亮君。ほとんど毎日のように練習に付き添い、「内角を大胆に攻めると打ち取りやすくなる」「ピンチに動揺すると傷口が広がる」と説いた。
その教えが、今大会コールド勝ちが目立った春日部共栄の強打線にも生きた。「調子が良かった」と逃げることなくボールを投げ込み、四球もわずか1つだった。
この日は、打撃でも2本の適時打を放つ活躍。「先輩たちのためにも、やっぱり甲子園に行きたいです」と関東大会での活躍を誓った。
2010年10月5日 東京新聞朝刊 埼玉版掲載
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横綱対決は浦学に軍配。秋季県高校野球大会最終日は4日、県営大宮球場で決勝と3位決定戦が行われ、浦和学院が決勝で春日部共栄に3−0で勝ち、2年連続11度目の栄冠に輝いた。
3位決定戦は鷲宮が浦和実を7−6で下し、残り1枠の関東大会出場権を獲得した。選抜大会への最終関門となる関東大会は30日から5日間、県営大宮・市営大宮の両球場で開催される。組み合わせ抽選会は15日。
2010年10月5日 埼玉新聞掲載