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野球部情報
管理人 /
2011-01-29 12:39:00
No.19555
6年ぶりセンバツの浦和学院『優勝目指す』
3月23日に開幕する第83回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、浦和学院が出場することが決まった。6年ぶり7回目。同校は歓声に包まれ、選手たちは甲子園での活躍を誓った。
午後3時すぎ、浦和学院(さいたま市緑区)の校長室に出場決定の電話連絡が入った。小沢友紀雄校長はグラウンドで朗報を待った選手たちに知らせて、「ぜひとも優勝してもらいたい。諸君の力を信じている」と激励。小林賢剛主将は「どの試合でも一球に食らいついて、ここまで来た。優勝に向けて戦いたい」と抱負を語った。
昨秋の県大会は楽に勝ち上がって優勝。投打のバランスが取れ、関東大会も横浜などを破って制した。
エースの佐藤拓也投手(1年)は最速136キロだが、直球と鋭いスライダーで打者の内角を積極的に攻める。東海大相模との関東大会決勝では連投の疲れで制球力と球威が鈍ったが、12月上旬から毎日5キロの走り込みを続け、体力をつけている。チェンジアップの習得にも努め、「選抜までにはものにできる」と自信をみせる。
長打力のある打者もそろう。日高史也選手(2年)と沼田洸太郎選手(同)は関東大会3試合で計3本塁打。石橋司選手(1年)は同大会で打率6割。振りは鋭い。
選手たちが選抜で対戦したいチームに挙げるのは、日大三。昨秋の明治神宮大会準決勝で2―5で敗れた。小林主将は「力の差を大きく感じた。冬に練習した成果を見せたい」。
森士監督が掲げるテーマは「ネバーギブアップ」。「だめかなと思った時点で負けだ」と、粘り強く戦うよう選手に求めている。
2011年1月29日 朝日新聞埼玉版掲載
Re:野球部情報
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2011-01-29 12:48:00
No.19556
関東王者の浦和学院・小林主将 堂々の優勝宣言
◇第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)
【埼玉・浦和学院】昨秋の関東大会王者らしく堂々の優勝宣言だ。6年ぶり7度目の甲子園出場が決まった小林主将は「父母の方々や学校関係者の方に感謝を示すには勝つだけ。その気持ちを持って全国制覇したい」と話した。センバツでの埼玉県勢の優勝は68年春の大宮工のみ。小沢友紀雄校長は「野球部が頑張ったことと、頑張る仲間を応援できる2つの喜びがある。ぜひ優勝を勝ち取ってもらいたい」と期待を寄せた。
2011年1月29日 スポニチ掲載
Re: 野球部情報
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2011-01-29 12:58:00
No.19557
浦学「選抜」 喜び爆発 1年生エース佐藤「日本一に」
第83回選抜高校野球大会の出場校が28日発表され、昨年の秋季関東大会で優勝した浦和学院(さいたま市緑区)が、6年ぶり7度目の出場を決めた。持ち前のパンチ力のある打線と、1年生エースの活躍が注目される。
出場決定の電話が入ったのは午後3時過ぎ。受話器を取った小沢友紀雄校長は「喜んでお受けします」と笑顔を見せた。待ちに待った吉報は、授業を終えてグラウンドに集まった選手たちに小沢校長から伝えられた。
森士(もりおさむ)監督は「頑張った成果」と選手らを祝福し、「代表にふさわしい姿で戦いに臨めるように準備していこう」と気を引き締めた。小林賢剛主将は「どのチームよりも校歌を多く歌えるよう、1戦必勝で頑張ります」と力強く宣言。その後、選手たちは校長と主将を胴上げし、抑えていた喜びを爆発させた。
取材を終えた選手たちは、真剣な表情で準備運動を始め、いつも通りの練習に励んでいた。関東大会で、投打でチームを引っ張った1年生エース・佐藤拓也投手は「全国制覇して日本一のピッチャーになりたい」と目を輝かせていた。
清水勇人さいたま市長は「厳しい試合を乗り越えてきた皆さんなら優勝も夢ではありません。共に汗を流した仲間との絆と力を存分に発揮し、栄冠を手にしてください」とのコメントを出した。
2011年1月29日 読売新聞埼玉版掲載
Re: 野球部情報
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2011-01-29 13:00:00
No.19558
浦和学院に背番号1の1番打者
3月23日開幕の第83回選抜高校野球大会(甲子園)の出場32校を決める選考委員会が28日、大阪市北区で開かれた。組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。
浦和学院(埼玉)の右腕エース佐藤拓也(1年)は出場決定に「甲子園のマウンドが踏めると思うとわくわくします」と目を輝かせた。関東大会では1年生で背番号「1」を背負い、しかも1番打者で活躍。3試合を1人で投げ抜き優勝に貢献した。6年ぶりのセンバツになるが、森士監督(46)は「1番打者で背番号1は不動」と佐藤に絶大の信頼を寄せる。
佐藤もそのつもりで調整を続けた。この冬は徹底的に走り込み、体幹を強くした。「下半身が大きくなった気がする。体重も3キロ増え73キロに」。本格的な投球はこれからだが、変化球を1つ増やす。135キロ速球とカーブ、スライダーが持ち球だが、チェンジアップを加え、緩急投法に磨きをかける。「1番打者で好機をつくり、マウンドでは負けない投球をしたい。目標は日本一」と優勝宣言した。
2011年1月29日 日刊スポーツ掲載
Re: 野球部情報
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2011-01-29 13:02:00
No.19559
浦和学院の父子鷹が「三度目の正直」挑戦
第83回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の選考委員会が28日、大阪市内で開かれ、出場32校が決定した。組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。
浦和学院の父子鷹(おやかだか)が三度目の正直に挑む。6年ぶり7度目出場の吉報を伝え聞いた森士(おさむ)監督(46)は「秋の成績(関東大会優勝)を考えると当確ライン。でも改めて身が引き締まります」と喜んだ。
今年で就任20周年。春夏合わせ計14回もの甲子園を指揮した名将も、今回は特別な思いがある。次男・光司捕手(2年)が関東大会で背番号2を背負い、親子で甲子園の土を踏む。「現場に出て20年間。神様が与えてくれたんでしょう」と指揮官。父子鷹での出場は、実はこれで3度目。07、08年の夏の甲子園では長男の右腕・大(現早大)を擁して挑んだが、ともに初戦敗退と苦い思い出があるだけに、3度目の挑戦で親子での初勝利を目指す。
聖地では04年夏に広島商(広島)に勝利して以来、現在5連敗中と白星から遠ざかっている。監督は「もう長い間、校歌を歌っていない。目標はもちろん優勝ですが、地に足をつけて1勝ですね」。初戦を制し、7年ぶりの校歌を親子で歌う。
2011年1月29日 スポーツ報知掲載
Re: 野球部情報
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2011-01-29 13:13:00
No.19560
浦和学院センバツ出場 6年ぶり7回目
第83回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が28日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で行われ、埼玉から浦和学院が6年ぶり7回目の出場を決めた。
浦和学院は昨秋の県大会決勝で春日部共栄を破り、2連覇を達成。本県開催の関東大会では準々決勝から登場し、千葉経大附・横浜を次々と撃破。決勝では東海大相模に5−4でサヨナラ勝ちし、15年ぶり2度目の関東王者に輝いた。
同校に出場を知らせる連絡が届いたのは午後3時13分。電話対応した小沢友紀雄校長は「野球部の頑張りと同時に頑張る仲間を応援できる喜びがある」と感激した。
その後、グラウンドで選手たちに出場決定が伝えられた。森士監督は「品格・姿勢を含めて選んで頂いたことを忘れず、勝つのにふさわしい学校だと思ってもらえるように準備していこう」とナインに呼びかけた。
校内放送で出場決定が全校生徒に知らされ、校舎正面に出場を祝う垂れ幕が掲げられるなど、学校中がお祝いムードに包まれた。
選抜大会の組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。
2011年1月29日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部情報
管理人 /
2011-01-29 13:46:00
No.19562
浦和学院選抜出場 おまたせ春切符
『32校で3月23日開幕』
第83回選抜高校野球大会の出場32校が28日決まり、秋季関東大会優勝の浦和学院が6年ぶり7度目の出場を決めた。同ベスト8の春日部共栄は関東地区の第1補欠校となった。
『校歌響かせ頂点に』
待ちに待った陽春の訪れだ。浦和学院が6年ぶりに選抜切符を獲得。森監督の就任1年目で初出場し、4強に入った1992年の第64回大会から数えて、7度目で最長空白期間だっただけに、同監督は「6年はあっという間だったけど、振り返ると長かった。そんなに空いてしまったのかな」としみじみ話した。
昨秋の関東大会を15年ぶりに制し、出場はほぼ確定していたとはいえ、甲子園出場は2008年夏を最後に2年半も遠ざかっていた。1・2年生にとっては初の大舞台となる。うれしいのは当然だろうが、主将の小林は「まだ出場が決まっただけ。向上心を持ってこれからも練習に臨みたい」と浮かれることはない。
昨秋の公式戦を終えてから役2ヶ月が経ち、選抜大会開幕まで残り2ヶ月弱。現在は投手・野手に分かれて個人のレベルアップを図っており、春に満開の花を咲かせられるかはこれからの取り組みにかかっている。
「甲子園で校歌を歌って7年が過ぎた。是が非でも校歌を歌って帰りたい」と森監督。小林も「どのチームよりも多く校歌を歌いたい」と話す。まずは04年の夏以来となる1勝が先決。そして誰よりも校歌を響かせた先にあるのは夢の全国制覇だ。
『大舞台へ下半身強化 エース佐藤』
「早く甲子園のマウンドで投げたい」。6年ぶりの選抜大会に導いたエース佐藤が早くも大舞台を心待ちしている。
昨秋の明治神宮大会では準決勝で日大三に敗れ、全国トップレベルを痛感。それだけに緩急と内角を強気で突く投球に磨きをかけるため、今冬は下半身強化に重点を置く。食事の量も増やし、体重は昨秋から2キロ増の73キロになった。
本番まであと50日余り。「目標は全国制覇」。そう意気込む小さな大エースが甲子園で格段にスケールアップした姿を披露する。
『強力打線の主砲 練習にも手応え』沼田と日高
浦和学院の誇る主砲・沼田と日高が全国制覇へ意欲を見せた。昨秋の県大会、関東大会と合わせ、ともに3本塁打。自慢の長打力を遺憾なく発揮した。沼田は「守備でも貢献したいけど、打席でのフルスイングを見せたい」と話せば、日高も「1球1球イメージしながらバットを振り込む量を増やした」と冬の練習にも手応えを感じている様子だ。
「ワクワクしている」と声をそろえる2人。幼い頃からの憧れだった甲子園で、特大のアーチをかけるつもりだ。
『親子出場果たし並々ならぬ決意』森監督次男 光司
森監督の次男・光司が親子での甲子園出場を果たし「素直にうれしい」と喜びを語った。
2008年の夏に出場した長男・大は初戦の横浜戦で先発し、チームは1点差で敗れた。それだけに「借りを返すつもりで頑張りたい」と並々ならぬ決意で臨む覚悟だ。
昨秋の県大会では捕手で出場したが、選抜を当確させた関東大会では1つ下の林崎にスタメンの座を譲り、屈辱を味わった。「まずは出ること。冬の走り込みなどで精神的に強くなったと思う」。自信に満ちた表情だ。
『吉報に喜色満面 選手を熱く激励 小沢校長』
吉報が届く直前は報道陣の多さにやや戸惑い気味だった小沢校長だが、出場決定の知らせを受けると満面の笑み。「うれしいの一言に尽きる」と喜びをかみしめた。
すぐさま選手たちが待つグラウンドへ向かった小沢校長は、「諸君たちには、地道に勝ち抜く底力がある。一戦必勝で優勝してほしい」と熱く激励。その後は森監督の呼びかけでサプライズ胴上げが始まった。ナインの手で6度宙に舞い「空も青くて気持ちが良いもんだね」。最後までご満悦の様子だった。
2011年1月29日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部情報
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2011-01-29 13:59:00
No.19563
『自信と誇りを胸に 上田清司知事の話』
浦和学院高校野球部の皆さん、6年ぶり7度目の選抜高校野球大会ご出場おめでとうございます。群雄割拠の秋の県大会と甲子園常連校など強豪が集う関東大会をともに制した自信と誇りを胸に、チーム一丸となって全国制覇を目指してください。皆さんのご健闘を718万県民の皆様とともに心からお祈りします。
『チームの和を大切に 前島富雄・県教育長の話』
浦和学院高校野球部の皆さん、第83回選抜高校野球大会出場おめでとうございます。本大会においては、チームの和を大切に、投打に粘り強さを発揮し、全国の強豪を相手に正々堂々戦い抜いてください。甲子園という大舞台での皆さんの活躍と紫紺の優勝旗の獲得を心から祈念しております。
『優勝も夢ではない 清水勇人さいたま市長の話』
昨秋の関東地区高校野球大会優勝と厳しい試合を乗り越えてきた皆さんなら優勝も夢ではありません。日頃、ともに汗を流した仲間との絆と力を存分に発揮して、栄冠を手にしてください。
『結束力で一大旋風を 松田敏夫・県高野連会長の話』
浦和学院高校の皆様、甲子園出場おめでとうございます。県・関東大会で見せた頑張りと結束力を生かし、甲子園で一大旋風を巻き起こしてください。紫紺の優勝旗を埼玉に持ち帰れることを心より祈っています。
『素晴らしい打撃を 高間薫・県高野連理事長の話』
選抜醜状おめでとうございます。打力のチームですので、関東大会で見せた素晴らしい打撃をもう一度甲子園で披露して、ぜひ勝ち上がってほしいと思います。埼玉代表・関東代表としてガンバってください。
2011年1月29日 埼玉新聞掲載
※他の記事・サイトの更新は今日中に行います
ご了承ください
Re:野球部情報
管理人 /
2011-01-29 15:14:00
No.19564
第83回センバツ/浦和学院に「春」(その1) 頂点目指し奮闘誓う /埼玉
「浦学、センバツ出場」。第83回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場校を決める選考委員会が28日、大阪市の毎日新聞大阪本社であり、浦和学院高校(さいたま市緑区)の出場が決まった。同校のセンバツ出場は05年以来、6年ぶり7回目。甲子園出場は春夏合わせて17回目となる。大会は3月15日に組み合わせ抽選会を行い、同23日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。浦和学院ナインらは喜びをかみしめながら、全国から選ばれた出場32校の頂点を目指し、奮闘を誓った。
午後3時13分、校長室の電話が鳴った。受話器を取った小沢友紀雄校長は、何度かうなずいた後、「喜んでお受けさせていただきます」と答え、詰めかけた約30人の報道陣に笑顔を見せた。春7回目のセンバツ出場に、廊下で見守っていた教職員から拍手が起こった。
午後3時20分。同校グラウンドには「バリバリ行こうぜ」と選手の掛け声があふれていた。ダッシュ練習を終え、鉄棒で懸垂を始めた時、コーチ陣から「集まって」と声がかかった。
選手らがマウンド近くに整列すると、一塁側から小沢校長が登場。緊張した様子の選手を前に、森士(おさむ)監督と握手を交わした。「推薦されました。おめでとう」。小沢校長が声をかけると、選手の肩から力が抜け、みんなの顔が緩んだ。
小沢校長が「皆さんは底力を持っています。新しいスタートという気持ちで一戦一戦丁寧に、じっくり戦ってください」と激励すると、小林賢剛主将は「甲子園でどのチームよりも多く校歌が歌えるように一戦必勝で頑張っていきます」と力強く応えた。
「学校が選ばれたんだから校長先生を胴上げするぞ」との森監督の掛け声に、「よし、いくぞ」と選手が声を上げ、小沢校長、続いて小林主将が宙を舞った。
同校は、県内有数の強豪校だが、夏は08年、春は05年以降、甲子園には出場していなかった。昨夏の県大会は準決勝で敗退。新チームとなった8月は、1日2試合の練習試合をこなし、底力を付けてきた。秋に関東大会を制すと、神宮大会で4強入り。センバツ切符につなげた。
この日、茨城県の自宅から駆けつけたエース佐藤拓也投手(1年)の父勝美さんは「うれしいです。感動しますね」と目を潤ませながらビデオカメラを回していた。朗報をうけた佐藤投手は「全国制覇して日本一の投手になれるよう頑張りたい」。
小林主将は「目の前のことに全力で向かい、一試合一試合積み重ねて優勝目指して頑張りたい」と胸を張った。「全国制覇」を掲げた選手たちは、足取り軽くグラウンドに駆け出した。
◇昨秋の関東大会、神宮大会の出場メンバー◇
部長 富岡慎介(37)
監督 森士 (46)
投手 浅田龍一 2
中山翔太 2
西川卓 2
松浦光謙 2
山下政人 2
池山颯人 1
佐藤拓也 1
西岡伸朗 1
捕手 森光司 2
明石飛真 1
林崎龍也 1
内野手 遠藤生 2
◎小林賢剛 2
沼田洸太郎 2
日高史也 2
村上和広 2
外野手 荒井大樹 2
今栄尚人 2
柴崎裕介 2
室町辰徳 2
石橋司 1
笹川晃平 1
(敬称略、◎は主将、選手の数字は学年)
2011年1月29日 毎日新聞埼玉版掲載
Re:野球部情報
管理人 /
2011-01-29 15:22:00
No.19565
第83回センバツ/浦和学院に「春」(その2止) 6年ぶり7回目 /埼玉
◇「夏」出場も10回
浦和学院高校は1978年に学校法人明星学園によって設立された男女共学の私立校。生徒数は2328人で、大学・短大への現役進学率は88%。15人のプロ選手を輩出している野球部のほか、20年連続で県大会優勝を果たしているハンドボール部や吹奏楽部など、運動部、文化部ともに全国区で活躍している。
開校2カ月後に設立された野球部は、86年夏に甲子園初出場を果たすと、これまでにセンバツ6回、夏10回出場。就任20周年目の森士監督の下では今回が15回目。春、夏とも甲子園でベスト4入りしている。部員は43人。昨秋の県大会と関東大会で優勝し、明治神宮大会で4強に進出した。
◇全国でも頑張って
試合のたびに球場のスタンドから応援を続けてきたソングリーダー部の部員約30人や、他の運動部の選手たちも野球部のセンバツ出場を共に喜んだ。
ソングリーダー部部長の篠原沙英さん(2年)は「私たちにとっても甲子園は初めての場所。一致団結して応援したい」と目を輝かせた。女子ソフトボール部の小林由佳さん(2年)は「先生からの厳しい指導に感謝できる選手たちをすごいと思って見ていました。全国でも頑張ってください」と笑顔で話した。
◇朗報に目尻下げ−−地元自治会副会長
「今年は団結力がある。食らいついて甲子園でも頑張って」。学校のある代山自治会副会長の宮沢勝さん(60)は、朗報に目尻を下げた。
1978年の野球部創立当初から応援を続けてきた。当初は道具も満足になく、2本の竹などでバックネットを作り、プレーしていたという。グラウンド整備に使うとんぼを手作りしたり、ナインらとグラウンドの草むしりで汗を流したこともあった。
料理店を営む傍ら、83年から同校学生食堂でも勤務した。野球部員を見つけると、「一杯じゃ足りないだろ」とご飯を大盛りによそった。
食堂を退職した今もグラウンドに足を運び練習を見守る。「みんなでまとまれば力は倍になる」。甲子園に向かうチームにエールを送った。
◇祝福の垂れ幕、生徒らが歓声
校舎には28日、センバツを祝福する垂れ幕が下がり、生徒らが歓声を上げた。毎日新聞社が同校に贈った。正門そばの校舎4階から職員が徐々に降ろすと、保護者らもカメラに収めるなどして喜びを分かち合った。
◇出場報じる号外、県内9カ所で
浦和学院のセンバツ出場を報じる本紙号外約5000部が28日夕、JR大宮駅や川口駅など県内9カ所で配られた。帰宅途中の高校生らも手に取り、甲子園切符を手にした選手の喜びを伝える写真などに見入った。大宮駅で号外を手にした、さいたま市西区の会社員、角政良さん(62)は「高校野球は一生懸命プレーする姿がいい。浦和学院には優勝を狙ってもらいたい」とエールを送った。
◇過去10年間の甲子園の戦績◇
<02年春>
1回戦 ○7−1 平安(京都)
2回戦 ○7−0 延岡工(宮崎)
準々決勝 ●5−7 報徳学園(兵庫)
<02年夏>
1回戦 ○7−3 報徳学園(兵庫)
2回戦 ●5−6 川之江(愛媛)
<03年春>
2回戦 ○15−1 隠岐(島根)
3回戦 ● 6−7 智弁和歌山(和歌山)(延長十二回)
<04年夏>
1回戦 ○3−1 広島商(広島)
2回戦 ●4−6 中京大中京(愛知)
<05年春>
1回戦 ●3−4 西条(愛媛)
<06年夏>
1回戦 ●3−9 金沢(石川)
<07年夏>
2回戦 ●1−2 前橋商(群馬)
<08年夏>
1回戦 ●5−6 横浜(神奈川)
2011年1月29日 毎日新聞埼玉版掲載
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3月23日に開幕する第83回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、浦和学院が出場することが決まった。6年ぶり7回目。同校は歓声に包まれ、選手たちは甲子園での活躍を誓った。
午後3時すぎ、浦和学院(さいたま市緑区)の校長室に出場決定の電話連絡が入った。小沢友紀雄校長はグラウンドで朗報を待った選手たちに知らせて、「ぜひとも優勝してもらいたい。諸君の力を信じている」と激励。小林賢剛主将は「どの試合でも一球に食らいついて、ここまで来た。優勝に向けて戦いたい」と抱負を語った。
昨秋の県大会は楽に勝ち上がって優勝。投打のバランスが取れ、関東大会も横浜などを破って制した。
エースの佐藤拓也投手(1年)は最速136キロだが、直球と鋭いスライダーで打者の内角を積極的に攻める。東海大相模との関東大会決勝では連投の疲れで制球力と球威が鈍ったが、12月上旬から毎日5キロの走り込みを続け、体力をつけている。チェンジアップの習得にも努め、「選抜までにはものにできる」と自信をみせる。
長打力のある打者もそろう。日高史也選手(2年)と沼田洸太郎選手(同)は関東大会3試合で計3本塁打。石橋司選手(1年)は同大会で打率6割。振りは鋭い。
選手たちが選抜で対戦したいチームに挙げるのは、日大三。昨秋の明治神宮大会準決勝で2―5で敗れた。小林主将は「力の差を大きく感じた。冬に練習した成果を見せたい」。
森士監督が掲げるテーマは「ネバーギブアップ」。「だめかなと思った時点で負けだ」と、粘り強く戦うよう選手に求めている。
2011年1月29日 朝日新聞埼玉版掲載