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野球部情報2/2
管理人 / 2011-02-02 08:26:00 No.19577
森ウラガク20年目の挑戦
?欠かせない心身ケア
チーム強化へ直結

試合に勝つために速い球を投げ、強い打球を打てるようになることは重要だが、そのためにはそれに耐え得る強靱な体を作ると同時に、入念なケアをしなければならない。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように、科学の力と心身サポートは不可欠だ。

さいたま市南区のコーケンメディケアセンターは1998年の秋からチームの栄養指導を手がける。南雅之理事長は「私が提唱しているのは予防。1番大切なのは栄養です」。体つくるのも、怪我を防ぐのも、疲れを取るのもすべて栄養が基本というわけだ。

具体的な支援としては?栄養実態調査?食の意識改革セミナー?栄養強化メニューの配布?強化食(サプリメント)の提供?毎月の調査と指導−の5点に分けられる。

まずは選手1人1人に足りない栄養素を分析。親と同伴で食の講習会を開き、各家庭や寮の食堂で出す献立を作成。足りない栄養素はサプリメントで補い、それを毎月1回必ずチェックする。

「その結果、見事にけがが減った。体も大きくなった。きつい練習についていける。技術も上がった」と南理事長。「それから12年間で10回甲子園に行っている」と話すのは森監督。明らかに出場頻度は増している。

同市中央区の北与野整形外科内科は2008年の秋から柔道整復師の資格を持つ田淵達寛トレーナーを派遣。同トレーナーは「疲れを次の日に残さないようにしている」と選手の体調管理に細心の注意を払う。

週4日の出張治療に加え、試合前のテーピングから試合後のマッサージ、ストレッチ。必要な場合は電気治療や点滴。酸素カプセル療法も行う。大会期間や遠征になるとチームに帯同する。

また、森監督と20年来の友人である同院の今井敏明理事は「僕の仕事は選手の心のケア」と話す。元メジャーリーガーの岩村明憲(楽天)などの専属トレーナーを務めた経験を生かし、伸び悩んだり、自信を失った選手にアドバイスを送る。主将の小林も「体の面でも精神的な面でもサポートしてくれる」と信頼を寄せる。

恵まれた環境と言えるが、チームを応援する人たちの献身は今や欠かせない要素となっている。

2011年2月2日 埼玉新聞掲載

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