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高校野球News
管理人 / 2011-03-12 04:38:00 No.19734
センバツ32校の横顔 4
九州学院 長打に小技を駆使
波佐見 速球が武器の松田

▼明徳義塾(高知)3年ぶり14度目
昨夏の甲子園を経験したメンバーが残る。昨秋の四国大会王者。チーム打率は3割5分7厘。打線は北川や先田ら4割打者が並ぶ。本塁打はないが中平は19打点をマークした。左腕のエース尾松は、昨秋の公式戦11試合をすべて1人で投げ抜いた。得意のスライダーを有効に使って抑えこんでいく。

▼九州国際大付(福岡)29年ぶり2度目
右腕の三好は多彩な変化球を駆使して、打者に的を絞らせない。61回を投げてわずかに9四死球と制球力抜群だ。チーム打率3割5分6厘の打線は破壊力がある。チーム本塁打数は出場校で2番目に多い10本。中軸を担う三好は打率5割1分4厘。龍はチーム最多の13打点をマークしている。

▼波佐見(長崎)初出場
身長183センチの右腕エース松田は140キロを超える速球が武器。緩い変化球も効果的に使っていく。75回を投げて防御率1.56と安定感がある。10試合で5失策と守りも堅い。チーム打率は3割7厘。全体的に小柄な選手が多いが、打線はつながりが良く、どこからでも得点を狙えるのが強みだ。

▼九州学院(熊本)9年ぶり4度目
ベスト8入りした昨夏の甲子園を経験したメンバーが残る。チーム打率は2割8分3厘だが、萩原、岡山の中軸は長打力がある。犠打も駆使して堅実に得点を奪っていく。エース左腕の大塚が昨秋の大会をほぼ1人で投げ抜いた。多彩な変化球と制球力が持ち味だ。主将の捕手坂井が強気のリードで引っ張る。

▼鹿児島実 15年ぶり8度目
昨秋の九州大会を制し、明治神宮大会で準優勝。攻守ともバランスのいいチーム。エース左腕の野田は上背はそれほどないが、直球、変化球とも切れがあり、105回を投げて防御率1.37をマークした。スタミナも抜群だ。チーム打率3割6分7厘と強打を誇る。18盗塁と機動力も備えている。

▼大館鳳鳴(秋田)初出場
21世紀枠。飛び抜けた選手がいない分、打線は小技を絡めてつなぐ。チーム一丸となって好機をものにする集中力がある。162センチと小柄な左腕の佐藤は直球と変化球の投げ訳が巧み。低めに集めれば大崩れしない。昨秋に右ひじを痛めた阿部は球に力がある。復調すれば投手陣に厚みが増す。

▼佐渡(新潟)初出場
21世紀枠。エース右腕鎌田は制球力が持ち味。昨秋は7試合全てを1人で投げ抜いた。防御率1.83と安定している。直球、カーブ、スライダーなどを投げ分けて、打者を打ち取る。チーム打率は2割6分4厘。石見聖を中心とした打線がどれだけ援護できるか。守備のミスを最小限に抑えることも重要だ。

▼城南(徳島)初出場
21世紀枠。強打で昨秋の徳島大会を制した。チーム打率は3割4分7厘。1試合の平均得点は9.8は出場校中トップ。6試合で40個の四死球を選ぶなど選球眼も良い。エースで4番の竹内は打率6割9厘をマークした。右腕の竹内は最速140キロの直球に力があるが、制球力にやや課題を残している。

2011年3月12日 埼玉新聞掲載

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