準決勝へシード４校

第５日は準々決勝４試合が行われ、浦和学院・花咲徳栄・春日部共栄・聖望学園のシード４校がそろってベスト４入りした。

３連覇を目指す第１シード浦和学院は、初の４強入りを目指した本庄東を８−１の７回コールドで退けた。第２シードの花咲徳栄は、エース上田が埼玉栄打線を３安打完封し、４−０で２年ぶりの４強入り。
第３シード春日部共栄は吉田の決勝打で昌平に１−０で９回サヨナラ勝ち。エース青木が５安打完封し２年連続で準決勝に進出した。第４シード聖望学園は１３安打を放ち狭山ヶ丘に８−３で快勝。４年ぶりの４強入りを果たした。

休養日を１日挟み、準決勝は１０月１日、県営大宮球場で浦和学院−聖望学園（１０時）、春日部共栄−花咲徳栄（１２時３０分）のカードで行われ、勝者は選抜大会への最終関門となる関東高校大会（１０月２９日〜１１月４日・山梨）に出場する。

2011年9月30日　埼玉新聞掲載

小技から強打　５回“ＧＯ”サイン　浦和学院

序盤から手堅い野球に徹した浦和学院が快勝。本庄東の網倉に対し、森監督は「うまいので点を取りにいった」と犠打やスクイズを絡めた攻撃で４点のリードを奪うと、５回からは「どんどんいけ」と強力打線にゴーサインを出した。

１回に右中間へ先制の２点二塁打を放った４番笹川は「チャンスでの集中力が課題」と４回２死一・三塁で一飛に倒れた場面を反省。３安打２打点と打撃好調のエース佐藤は「目の前の戦いに集中する」と聖望学園との大一番に視線を向けた。

第１シードの壁高く　本庄東

初の８強で勢いに乗る本庄東にとっても、第１シードの壁は高かった。連投の疲れも残る中、緩急を生かして強力打線に立ち向かった網倉は「冬を前にいい経験」と冷静に自己分析。
「全ての面で二回りレベルアップして、差し込ませるくらい直球の球威を鍛えたい」と雪辱に燃えた。

2011年9月30日　埼玉新聞掲載