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野球部 情報
管理人 / 2011-10-31 11:17:00 No.21212
浦学 東海大相模破る
3−1で8強 山口1失点完投

第2日は1回戦3試合が行われ、浦和学院は東海大相模(神奈川県2位)に3−1で競り勝ち8強に進出。11月1日の準々決勝で、甲府工(山梨3位)と対戦が決まった。

浦和学院は2回に木暮の犠飛で幸先よく先制。4回に失策で同点とされたが、5回に笹川の犠飛、6回には木暮の適時二塁打で突き放した。投げては山口が被安打7、1失点で完投した。


選抜王者に度胸満点

連覇に向け、重みのある1勝を手にした。浦和学院が昨年の決勝を争った前回の選抜大会覇者・東海大相模に1度もリードを許さず競り勝った。

「今日は山口の力投に尽きる」と森監督をうならせた背番号10が勝利の原動力だ。7安打を浴び、9回を除く毎回で走者を背負ったが、失ったのは失策による1点のみ。181センチから投げ下ろす変化球を軸に的を絞らせず、特に不利なカウントになっても、打者の打ち気をそらす縦のスライダーを巧みに操った。

強豪にも逃げずに立ち向かえる度胸も満点。2点リードの7・8回は無死から走者を許したが、「マウンドは譲らない」と後続を切って取り、試合後は「自信になりそう」とあどけない笑顔を見せた。

序盤は不安定だった1年生右腕を抜群のチームワークも援護した。4回に守備妨害とも取れる悪質プレー(記録は失策で失点)で遊撃手の竹村が負傷。「こういう形で負けてたまるか」(主将明石)と、16分間の治療後に復帰した竹村ら、グラウンドに姿を現した選手の目つきが変わった。

続く1死二塁のピンチでは林崎が三盗を阻止すると、直後の5回に勝ち越し、6回には県大会で不振だった木暮の二塁打で突き放した。守備でも4回以降は速い打球に腰を落とし本塁を阻止した。

「初戦の硬さの中、勝てたことが収穫」と指揮官。会心の試合運びといえなくとも、耐えてつかんだ一丸の勝利こそが、今後に生きてくる。


不屈の魂でチームを鼓舞

不屈の魂の持ち主だ。足の負傷にも負けず浦和学院の遊撃手竹村が背中でチームを勇気づけた。

4回だった。無死一塁から自身の失策で一・二塁となった直後。相手の投ゴロで二塁へベースカバーに入った際に、併殺を阻止しようとした一塁走者に右足を思い切り踏まれた。一塁への送球が大きくそれるタイムリーエラーで二塁走者に同点の生還を許した。大きく腫れ上がった右足は震え、とてもプレー続行は不可能かと思われた。

それでも16分間の治療の後、戻ってきた背番号6はここから真骨頂を発揮。「エラーは打って返すしかない」。5回の第3打席から中・左・中へ3安打。笹川の犠飛では右足を引きずりながらも決勝の生還を果たし、雄叫びを上げた。「次の試合も気持ちを出したい」。その男気あふれるプレーから目が離せない。

2011年10月31日 埼玉新聞掲載

Re: 野球部 情報
管理人 / 2011-10-31 11:24:00 No.21213
浦和学院が初戦突破/秋季関東高校野球

東海大相模破る

第64回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)の1回戦が30日、甲府市の小瀬球場であり、県代表の浦和学院(埼玉1位)が、優勝した昨秋の決勝と同じ相手の東海大相模(神奈川2位)を3―1で破った。同球場では31日午前10時から、花咲徳栄(埼玉2位)が作新学院(栃木1位)との初戦に臨む。


◇体で変化球止め走者生還許さず 林崎捕手

ピンチになるたび、浦和学院の捕手・林崎龍也君(2年)が、投手の山口瑠偉君(1年)に声を掛けた。「絶対に止めてやるから、低めを狙って思いっきりスライダーを投げろ」

2日の県大会決勝では、山口君のスライダーがワンバウンドして失点した。記録上は暴投だったが、林崎君は「もう絶対にそらさない」と、ワンバウンドになる球を体で止める練習を繰り返してきた。

その成果が現れたのは7回裏2死三塁の場面。好調な1番打者を迎えた。2ボール2ストライクとなり、直球狙いとみてスライダーを要求。ワンバウンドしたが体で止め、走者の生還を許さなかった。フルカウントになり、再びスライダーで勝負。見逃し三振に仕留め、ガッツポーズをした。試合後、「練習でやってきたことが出せた」と満足そうに振り返った。

2011年10月31日 朝日新聞埼玉版掲載

Re:野球部 情報
管理人 / 2011-10-31 16:21:00 No.21217
仲間の雄姿に刺激
浦和学院・木暮騎士三塁手(1年)

六回表1死一塁、打席で自身に気合を入れた。「あいつはけがをしても頑張っている。自分も結果を出す」。“あいつ”とは、同じ1年生の竹村春樹遊撃手。四回の守備で相手選手と交錯して右足を負傷しながらも、五回に安打を放っていた。

仲間のプレーに励まされて臨んだ打席でのフルスイングは、左翼線の適時二塁打につながった。

今季は地区大会から15打数2安打にとどまり、「チームの足を引っ張っている」と悩んだ。関東大会初戦という大事な日に2打点の活躍を見せた。しかし、「まだまだこんなもんじゃ足りません。もっと頑張って、チームに貢献したい」と、厳しい表情を崩さなかった。

後半の攻撃に課題
浦和学院・森士監督

初戦の硬さの中で何とか勝てたのは大きな収穫。継投も考えていたが山口はよく投げた。走者を出しながらもバッテリーが耐えてくれた。打撃は中盤までよかったが後半が攻略できず課題を残した。

選手はよくやった
門馬敬治・東海大相模監督

(先制され)何とかしなければと空回りしてしまった。私がいい方向に持って行けなかった。選手たちはよくやってくれた。浦和学院はワンチャンスをきちんとものにしていた。

2011年10月31日 毎日新聞埼玉版掲載

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