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野球部 情報
管理人 /
2011-11-02 11:00:00
No.21249
浦和学院が4強
選抜連続出場 確実に
高校野球の第64回秋季関東大会第4日は1日、山梨県小瀬スポーツ公園野球場で準々決勝2試合が行われ、浦和学院は甲府工(山梨)に10−1で7回コールド勝ちし、ベスト4に進出。来春第84回選抜大会への2年連続出場が確実となった。
浦和学院は1回に笹川の適時打などで2点を先制。5回に佐藤の右越えソロ、6回にも木暮のソロなど打者一巡の猛攻で5点を追加した。
浦和学院は3日の準決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦する。
『浦学猛攻でコールド 甲府工に12安打10得点』
第4日は準々決勝2試合が行われ、浦和学院は甲府工(山梨3位)に10−1で7回コールド勝ち。準決勝に進出するとともに来春の選抜大会への2年連続出場が有力となった。
浦和学院は、3−1の6回に打者10人の猛攻で一挙5点を奪うなど、2本塁打を含む12安打で甲府工に大勝。先発山口から渡邊への継投で7回を1失点に抑えた。
浦和学院は1日の休養日を挟み、3日の準決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬1位)と顔を合わせる。
『ピンチをしのぎ強打点火』
先制、中押し。悪い流れを継投で断ち切り、後半に猛打爆発で仕上げる。浦和学院が理想的な形で甲府工に圧勝し4強入り。2年連続の選抜大会出場を確実にした。森監督も「まずは目標としていた位置。ここを突破できて非常に良かった」と安堵の笑みを浮かべた。
本塁打2本を含み長打4本で、12安打10得点と、強打に目が行きがちだが、勝利を手繰り寄せたのは執念の継投だった。
3−0の5回。先発山口が安打と四球などで2死二・三塁を招き、左前打で1点を返された。地元山梨の声援をバックに盛り上がる甲府工ベンチ。動揺を隠せない1年生右腕は続く2番打者に2ボールとした。
ここで森監督が動く。「四球で3・4番に回すと一気に流れを持って行かれる」と左横の渡邊にスイッチ。「絶対に抑える自信があった」。背番号11は3ボールとなるも慌てずに1ストライクを取ると、左打者の内角に食い込む、左横手投げ独特の直球で詰まらせ1ゴロに切って取った。勝負どころを察知していた選手たちは、この日1番の笑顔を見せた。
相手の反撃を鎮火させると、再び強打に点火した。6回、先頭木暮のソロを合図に、打者10人を送り込み一挙5点。7回にも林崎の三塁打で2点を追加した。渡邊は「ポイントを抑えられたからこそ、10点も取れたと思う」と誇らしげだ。
選抜出場を確実としても、選手たちに気の緩みは一切ない。「ここは通過点に過ぎない」と捕手の林崎。主将の明石も「目の前のことをしっかりできないと次はない」と引き締める。甲子園への思いは一時封印。ナインが今、頭に描いているのは関東連覇だけだ。
『3安打3打点の活躍 林崎』
浦和学院の扇の要がこの日バットでも1年生投手陣を強力に援護。2番を担う捕手林崎が2本の三塁打を含む3安打3打点の大活躍だ。
三塁打はいずれも追い込まれてからの内角スライダーを引っ張り、右中間を真っ二つした会心の当たり。6回の1本目で4点差にし、7回は弱った相手にとどめを刺す2点打。「1年生が頑張っていたから、決められた」。いかにも女房役らしいコメントだ。
後に打つ佐藤、笹川の3・4番が強打者のため、常につなぐ意識で打席に立つ。そんな2番打者に森監督も「足はあるし、機敏。柔軟性もあり色々な意味でキーマン」と全幅の信頼を寄せる。「自分の経験を精一杯伝えたい」。1年生ながら昨年の関東大会でマスクを被っていた背番号2は、1年間ですっかりたくましくなった。
『勢い取り戻す 効果的な一発』
6回に飛び出した木暮の一発でチームは再び息を吹き返した。先頭打者として「コンパクトに振る」とバットを短く持ち強くたたくと、打球は左翼席に飛び込むソロホーマー。2点差とされ、ピンチをしのいだ直後だっただけに、実に効果的な本塁打となった。
県大会では15打数2安打と不振だったが、崩していたフォームに修正を重ね、1回戦は1安打2打点。そして、この日は本塁打を放ち、「まだまだだけど、だんだん良くなっている」。調子とともに自信も取り戻してきた背番号5が、恐怖の7番打者になる。
2011年11月2日 埼玉新聞掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2011-11-02 11:02:00
No.21250
浦学が4強進出
選抜出場へ前進
第64回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)の準々決勝が1日、甲府市の小瀬球場であり、県代表の浦和学院(埼玉1位)が、甲府工(山梨3位)に10―1でコールド勝ちした。関東4強となり、来春の選抜大会出場に一歩近づいた。
浦和学院は3日午前10時から、同球場で健大高崎(群馬1位)と対戦する。
後半に打線が爆発した浦和学院が圧勝した。1回、笹川の適時打や押し出しで2点を先制。5回に佐藤が本塁打で加点した。2点差に迫られた6回、木暮の左越え本塁打を皮切りに林崎、石橋、明石の適時打など打者一巡の猛攻で5点を奪い、試合を決めた。
投球楽しみ監督とハイタッチ
5回裏、2死一、三塁。2点差に迫られ、森士監督は渡辺剛(たける)君(1年)を呼んだ。「いくぞ」。先発の山口瑠偉君(同)と代わってマウンドに立った。
初回から投球練習を始め、1点返された時に「出番がくる」と思っていたという。備えは万全だった。しかし、マウンドに立つと、地元・甲府工の大応援団を前に緊張し、大舞台の雰囲気に圧倒された。
「勝負を楽しめ」。捕手の林崎龍也君(2年)に声をかけられると、表情が緩んだ。「大丈夫」。自己暗示をかけた。左打者の内角を左の横手投げで攻める。内角直球で一塁ゴロに打ち取り、ベンチの前で森監督とハイタッチした。
森監督から「ひょうひょうとしている」と言われている渡辺君。
「今日は楽しく投げられた」と振り返ったが、「ライバルの山口と、次の対戦相手には負けたくない」と話す表情は厳しかった。
2011年11月2日 朝日新聞埼玉版掲載
Re: 野球部 情報
管理人 /
2011-11-02 11:25:00
No.21251
秋季関東地区高校野球大会 浦学ベスト4 コールドで快勝
第64回秋季関東地区高校野球大会は1日、甲府市の山梨県営小瀬球場で準々決勝2試合があり、浦和学院は甲府工に10−1でコールド勝ちし、ベスト4入りを決めた。3日の準決勝は午前10時から同球場で、健大高崎と対戦する。
『投打かみ合い圧倒』
浦和学院は投打がかみ合い圧倒した。浦和学院は1回、先頭・竹村の安打を足がかりに、笹川の適時左前打などで2点を先取。5回には佐藤が右越え本塁打を放ち1点を加えた。6回には木暮の本塁打や林崎の適時三塁打など打者一巡の猛攻で一挙5点を奪って突き放した。投げては山口・渡邊が相手打線を散発4安打に抑え追撃を許さなかった。甲府工は5回に犠打を絡ませ1点を返したが、あと1本がでなかった。
『悔しさ忘れず“上へ” 浦和学院・林崎龍也捕手(2年)』
5回裏、1点を与えなお2死一・三塁のピンチの場面で、マウンドに上がった左腕・渡邊剛投手(1年)に駆け寄り声をかけた。「最高のパフォーマンスをして、真剣勝負を楽しめ」。渡邊投手の顔がほころんだ。要求した通り、インコースの直球で左打者を打ち取りピンチをしのいだ。
今春のセンバツをベンチで経験し、強気のリードで1年生投手陣を引っ張ってきた。この日も、マウンドに何度も駆けつけた。「1年生投手が多いから。ちょっとおかしいなと思えば、すぐに声を掛ける」と話す。ピンチを切り抜けた渡邊投手も「だいぶ気持ちがほぐれた」と感謝した。
チームが4強を決め、打っては3安打3打点の活躍にも笑顔はない。センバツでの初戦敗退の悔しさを忘れていないからだ。「甲子園で勝てなかったのは、(昨年の)関東大会で優勝した甘えや侮りがあったから。経験した自分が伝えていく」と、“上”を見据えた。
2011年11月2日 毎日新聞埼玉版掲載
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選抜連続出場 確実に
高校野球の第64回秋季関東大会第4日は1日、山梨県小瀬スポーツ公園野球場で準々決勝2試合が行われ、浦和学院は甲府工(山梨)に10−1で7回コールド勝ちし、ベスト4に進出。来春第84回選抜大会への2年連続出場が確実となった。
浦和学院は1回に笹川の適時打などで2点を先制。5回に佐藤の右越えソロ、6回にも木暮のソロなど打者一巡の猛攻で5点を追加した。
浦和学院は3日の準決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦する。
『浦学猛攻でコールド 甲府工に12安打10得点』
第4日は準々決勝2試合が行われ、浦和学院は甲府工(山梨3位)に10−1で7回コールド勝ち。準決勝に進出するとともに来春の選抜大会への2年連続出場が有力となった。
浦和学院は、3−1の6回に打者10人の猛攻で一挙5点を奪うなど、2本塁打を含む12安打で甲府工に大勝。先発山口から渡邊への継投で7回を1失点に抑えた。
浦和学院は1日の休養日を挟み、3日の準決勝で高崎健康福祉大高崎(群馬1位)と顔を合わせる。
『ピンチをしのぎ強打点火』
先制、中押し。悪い流れを継投で断ち切り、後半に猛打爆発で仕上げる。浦和学院が理想的な形で甲府工に圧勝し4強入り。2年連続の選抜大会出場を確実にした。森監督も「まずは目標としていた位置。ここを突破できて非常に良かった」と安堵の笑みを浮かべた。
本塁打2本を含み長打4本で、12安打10得点と、強打に目が行きがちだが、勝利を手繰り寄せたのは執念の継投だった。
3−0の5回。先発山口が安打と四球などで2死二・三塁を招き、左前打で1点を返された。地元山梨の声援をバックに盛り上がる甲府工ベンチ。動揺を隠せない1年生右腕は続く2番打者に2ボールとした。
ここで森監督が動く。「四球で3・4番に回すと一気に流れを持って行かれる」と左横の渡邊にスイッチ。「絶対に抑える自信があった」。背番号11は3ボールとなるも慌てずに1ストライクを取ると、左打者の内角に食い込む、左横手投げ独特の直球で詰まらせ1ゴロに切って取った。勝負どころを察知していた選手たちは、この日1番の笑顔を見せた。
相手の反撃を鎮火させると、再び強打に点火した。6回、先頭木暮のソロを合図に、打者10人を送り込み一挙5点。7回にも林崎の三塁打で2点を追加した。渡邊は「ポイントを抑えられたからこそ、10点も取れたと思う」と誇らしげだ。
選抜出場を確実としても、選手たちに気の緩みは一切ない。「ここは通過点に過ぎない」と捕手の林崎。主将の明石も「目の前のことをしっかりできないと次はない」と引き締める。甲子園への思いは一時封印。ナインが今、頭に描いているのは関東連覇だけだ。
『3安打3打点の活躍 林崎』
浦和学院の扇の要がこの日バットでも1年生投手陣を強力に援護。2番を担う捕手林崎が2本の三塁打を含む3安打3打点の大活躍だ。
三塁打はいずれも追い込まれてからの内角スライダーを引っ張り、右中間を真っ二つした会心の当たり。6回の1本目で4点差にし、7回は弱った相手にとどめを刺す2点打。「1年生が頑張っていたから、決められた」。いかにも女房役らしいコメントだ。
後に打つ佐藤、笹川の3・4番が強打者のため、常につなぐ意識で打席に立つ。そんな2番打者に森監督も「足はあるし、機敏。柔軟性もあり色々な意味でキーマン」と全幅の信頼を寄せる。「自分の経験を精一杯伝えたい」。1年生ながら昨年の関東大会でマスクを被っていた背番号2は、1年間ですっかりたくましくなった。
『勢い取り戻す 効果的な一発』
6回に飛び出した木暮の一発でチームは再び息を吹き返した。先頭打者として「コンパクトに振る」とバットを短く持ち強くたたくと、打球は左翼席に飛び込むソロホーマー。2点差とされ、ピンチをしのいだ直後だっただけに、実に効果的な本塁打となった。
県大会では15打数2安打と不振だったが、崩していたフォームに修正を重ね、1回戦は1安打2打点。そして、この日は本塁打を放ち、「まだまだだけど、だんだん良くなっている」。調子とともに自信も取り戻してきた背番号5が、恐怖の7番打者になる。
2011年11月2日 埼玉新聞掲載