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浦和学院高校公式サイトより
管理人 / 2012-02-04 21:17:00 No.21682
浦和学院高校 石巻交流プロジェクト
「笑顔・希望」−明日へ共に歩む

野球部の選抜大会出場
石巻の皆さんから多数の祝福

1月27日金曜日、本校野球部が春の選抜高校野球大会に出場が決まると東日本大震災で交流を続けてきた石巻市の皆さんから多数の祝福が寄せられた。また、もともと29日に仙台市への出張が予定されていた対策本部車谷(企画部長兼事務部長)と企画部河野が第14回目の交流活動として石巻市を訪問、さらなる祝福を受けた。

本校が続けてきた「支援活動」を「交流活動」へ変更した最初の現地入り。現地の皆さんから「これからも対等な立場で細く長く交流を継続して欲しい」という声が多く聞かれ、多くの温かい心遣いとおもてなしを受けた。「今度は我々がお返しする」「埼玉で何かあったら駆けつける」、東北人特有の人情のように思えてならない。

しかし、現実は厳しい環境であることもお伝えしたい。例年より寒い今年の冬、石巻では人生初のマイナス8℃を経験した。「寒い」というより、そのまま凍る感じ。『厳寒』とはこのことなのか。仮設住宅や1階が損壊した2階で暮らす人々が多いから。とにかく被災地では歩いている人を見かけない。「どのように暮らしているのだろうか」「仕事は復職できたのだろうか」とたくさんの思いを巡られながら接しているのが現実。子どもたちは笑顔をたくさん見せてくれるが、ある大人の方は「子どもたちがいなかったら、何も変わらない先が見えない中でおかしくなってしまう」とも話してくれた。

また、小沢校長の推進する予知予防のための「携帯型心電計」の利用も増えてきているが、疾患のある方も多くみられるようになってきた。震災から10ヶ月が過ぎ『心の傷』が癒せないでいることに変わりはない。私たちが被災地に出向くことで、一秒一瞬でも悪夢を忘れ、笑って過ごしてくれる時間を提供できたなら嬉しく思う。

2月25日・26日は石巻市北上中学校に隣接する「にっこりパーク仮設住宅」に第15回交流活動として、初の炊き出し支援を行う。教職員約20名の大編成で、「豆乳鍋・サムジャン丼・ポテトサラダ・おしるこ」など浦学にしかできないメニューで喜んでいただくことを企画中である。「とん汁には負けないぞ!!

元気の集団「鹿妻・子鹿クラブスポ少野球」を訪問

氷点下の体育館で活動中の鹿妻子鹿クラブを訪問。浦和からバドミントンの羽根を持参しT打撃で一緒に練習

普段と違う練習メニューに快音を発し、打撃練習に取り組む子どもたち。小学生とは思えないフォームだ

企画部 河野聖子からは、12月に本校を訪問してくれた際の動画ビデオと写真集を一人ひとりにプレゼント
〔DVDは、野球部 佐藤拓也選手の父佐藤勝美様からの寄贈 佐藤さんも茨城県鹿嶋在住で津波被害に遭われている〕

12月に訪問した子どもたちにプレゼントしたチーム名入りのリュックサック。その後入団した3名にも追加してプレゼントした。このあどけない子どもたちに1日も早く「真の笑顔」が戻る日を願ってやまない
「これでみんなと同じリュックだね、遅くなってごめんな!!」

※鹿妻保育所・石巻専修大・石巻市立北上中学校・鹿妻・子鹿クラブからの暖かいメッセージ、野球部からの返礼も公式サイトには掲載されています
是非浦和学院高校公式サイトをご覧下さい

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